何匹飼える?水槽の大きさとメダカの適正数

2019年11月1日

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メダカ飼育

60センチ水槽などでメダカ飼育をはじめるにあたって必ず検討しておきたい項目の一つが水槽のサイズに対するメダカの適正数です。何匹飼えるのかです。

水槽サイズに対するメダカの適正数とはその水槽に入るメダカの数ではなく、その水槽でメダカを健康的に長期飼育するための適正数を指します。

メダカの数が同じなら大きな水槽ほど水が汚れにくく、飼育管理が楽になります。

60cm水槽での飼育適正数の計算方法や30cmキューブ水槽での計算方法についてもご紹介しています。

メダカの飼育適正数を決める要素は水槽サイズだけではない

メダカの適正数は水槽の大きさ以外にもろ過フィルターの有無やろ過フィルターのろ過能力、水換えの頻度、餌を与える量や水温など様々な要因に左右されます。

そのため、実際には水槽の大きさだけで何匹のメダカが飼育できるかを決めることはできませんが1リットルの水量に対して1センチというのが魚を水槽で飼育するうえでの一般的な目安としてよく使われます。

この基準から考えると3cmのメダカ1匹を飼育するのにあたって最低でも3リットルの水量は確保するのが適正ということになります。

しかし実際には水換えの頻度や餌の量をうまく管理することでもっと少ない水量でもメダカを飼育することは可能です。

メダカは金魚のように常に大きく育つ魚ではなく、金魚などに比べると水を汚す割合も低いため、水の量1リットルに対してメダカ1匹という適正数の考え方もあります。

ようするに水槽の大きさとその中に入れるメダカの適正数とはメダカが健康に生活するために必要なきれいな水を維持するために必要な水量の目安なのです。

メダカ飼育初心者がやってしまいがちな失敗の一つが飼育容器に見合わない数のメダカを入れてしまい、急激に水質の悪化を起こしていることに気がつかずにそのまま放置し、メダカを殺してしまうことです。

どのくらい水質が悪化したらメダカによくないのか、どのくらいの期間で水換えが必要なのかなどが飼育当初はなかなか掴めないものです。

よって初めのうちはあまり欲を出さずにマニュアルに沿った適正数で飼育を行い経験を積んでから数を増やしていくようにするといいでしょう。

60cm水槽でメダカは何匹?

水槽のサイズや容量から水量を割り出し、メダカの一般的な大きさとされる3cmで割るとその水槽で飼育できるメダカの適正数が出てきます。

60cm標準水槽で水量は60リットル未満くらいですのでそこに飼育できるメダカの適正数は20匹程度となります。

1リットル1匹の計算方法ならその3倍となります。そう考えると適正数の考え方の幅は意外と広いものです。

実際に60cm水槽に20匹のメダカを入れてみると誰しもが感じる感覚が「少ない」、「寂しい」でしょう。

見た目の華やかさを求めるよりもメダカを元気に長生きさせることを第一優先に考えるならばそれが適正数なのです。

まずはその環境でしっかりとしたメダカ飼育の経験を積み、自信をもって飼育できるようになったら少しずつ数を増やしていくといいでしょう。

実のところ、メダカの適正数=飼育者のスキルなのかもしれません。

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30cmキューブ水槽ではメダカは何匹飼える?

水槽サイズが60cmから30cmキューブ水槽に変わっても基本的な計算方法は変わりません。

水槽の水量を確認し、メダカの大きさを考慮しながら計算してみましょう。

ちなみに1リットルは1000cc、1ccは1㎤ですので30cmキューブ水槽では30×30×30=27000㎤。

27000㎤=27リットルとなります。

水槽にギリギリまで水を張って使う人はあまりいないと思いますが、今回の計算では水槽の容量で計算しています。

30センチキューブ水槽では27÷3=9 よって9匹のメダカが飼育適正数となります。

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水槽の大きさとメダカの飼育適正数まとめ

  • メダカの飼育適正数とは長期的にメダカを健康的に育てられる飼育数。
  • 飼育適正数を決める要素は水槽サイズだけではない。
  • その他要素を考慮しない場合は60cm水槽で20匹のメダカが飼える計算となる。
  • 30cmキューブ水槽では9匹のメダカが飼える計算となる。
  • 実際のメダカの飼育適正数は飼育者の飼育スキルによるところが大きい。

今回は水槽の大きさとメダカの飼育数についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

メダカ飼育の適正数がわかったら、早速お気に入りのメダカを探しにいきましょう。

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  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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