メダカのヒレの病気 ヒレが腐る・溶ける 尾腐れ病

2019年11月4日

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尾ぐされ病

写真はネオンテトラが尾腐れ病を発症したものですが、メダカでも同じようにヒレの端から白く濁り、溶けるように無くなっていくのが尾腐れ病の症状です。

初期段階ではヒレの先端や縁が不透明に白く濁ったような症状が現れます。

また、その周囲が充血することがあり、病状が進むと白濁がヒレの根元の方まで拡大していきます。

その後、ヒレの先端部を起点に裂け始め、重症に至ると柔らかい部分が欠落して骨部分だけが残った悲惨な姿になってしまい衰弱して死に至ります。

尾腐れ病の原因

尾腐れ病は病原細菌であるカラムナリス菌に感染することにより発症します。

カラムナリス菌は尾ひれ以外の各ヒレや口にも感染し、感染した部位の名称でヒレ腐れ病、口腐れ病などと呼ばれます。

この菌は強力なタンパク質分解酵素を出す為、感染部位の細胞組織を破壊し、その部位が壊死して白濁し溶けるのです。

尾腐れ病の原因菌であるカラムナリス菌は好気性菌なので内臓感染は無く、富栄養化した飼育水で増殖しやすくなります。

尾腐れ病の治療

尾腐れ病の治療には抗菌剤で薬浴を行うのが効果的でパラザンDやエルバージュ、グリーンFゴールド等が有効です。

治療法としては水換えを行い、0.5%塩水浴との混合薬浴がよく効きます。

カラムナリス菌以外の水カビの合併感染が見られる場合は迷わずメチレンブルーを追加投与してください。

尾腐れ病は進行が進んだ段階では難治療病ですので早期発見・早期治療が大切です。

次のページで尾ぐされ病の治療方法を詳しく紹介していきます。

早期発見・治療としっかりとした知識があれば尾ぐされ病は治すことができます。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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