
メダカの卵の育て方を知りたい。
メダカの卵の管理はどうしたら良いのか?
メダカの卵は水温が低いとどうなる?
メダカの卵を育てるには何に気をつける?
こんなメダカの卵の育て方と管理についてご紹介いたします。
メダカの卵の育て方
メダカの卵を育てるためにまず初めに行うことは親メダカと卵の隔離です。
水草やホテイアオイの根などに卵を産みつけてあれば、その産卵床ごと取り出して卵を隔離することができます。
もし、親メダカが卵をどこにも産みつけずに抱えていたら、その卵も取ってあげなくてはなりません。
卵がどのような状態にあってもそのままにしておいたら卵は親メダカに食べられてしまいます。
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卵を隔離したら次に行うことは卵の周りに付着している糸のようなものを取り除きます。
この糸のようなものは卵を水草などに絡み付かせる役割をしていますが、そのままにしておくと腐敗してカビの原因となることがあります。
よって出来れば綺麗に取り除いた方が卵を健康的に育てることが出来ます。
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卵の周りを綺麗に掃除したら卵飼育用の容器で環境を管理しながら卵が孵化するまで育てます。
さてその卵の管理とは何をしたら良いのでしょう。
メダカの卵の管理
メダカの卵が孵化するまでには25℃の水温で10日ほどかかります。
卵が孵化するまでの間、卵がしっかり成長できるように管理しなければなりません。
しかし卵の管理とは何をすればよいのか?
初めて卵を育てる人は当然このような疑問が出るはずです。
餌を与えるわけでも無いし、泳ぎ回るわけでもない。
孵化するまで放っておけばいいのでは?
確かに環境が良ければ放置でも卵は孵化します。
しかし飼育者がしっかり管理してあげることで卵の孵化率が変わってくることもあります。
メダカの卵の管理とは
- 新鮮な水を維持する
- 豊富な酸素を供給する
- 適正水温を維持する
- 日光に当ててあげる
- 死んでしまった卵を取り除く
このように書き出してみると意外と卵の管理項目は多いものです。
卵の中では稚魚が育っていますので新鮮な水と酸素の維持は不可欠です。
出来れば毎日でも良いので水換えを行なって常に新鮮な水を維持しましょう。
エアレーションによる酸素の供給も効果的です。
さらにメダカの卵の成長には日光が必要となります。
暗い部屋の中では極端に孵化率が下がってしまうため、出来るだけ太陽の光に当ててあげるようにしましょう。
卵の日光浴をさせる時に気をつけなければいけないのが水温の上昇です。
春なら過ごしやすい気温で卵を管理できますが、真夏には長時間の直射日光により異常水温になってしまうこともあります。
そのようなことにならないように反日陰で管理したり、時間により日陰に移動するなどの対策が必要となってきます。
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メダカの卵を管理していて無精卵や死んでしまった卵がいたらすぐに取り出さなければなりません。
無精卵、もしくは死んでしまった卵は徐々に腐敗してカビてしまいます。
そのカビは健康的な卵にも移ってしまうため適切な対応が必要となってきます。
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メダカの卵は水温が低いと・・・
新鮮な水、豊富な酸素、太陽光どれもメダカを育てるためには大切な要素ですが、何をおいても卵の孵化にとって一番大切な要素は水温です。
水温が低すぎると卵は何日経っても孵化しないことがあります。
メダカの卵が順調に育つのに最適な水温は25℃とされています。
この基準の温度から水温が下がるごとに孵化までの時間は伸びると考えて良いでしょう。
孵化に日数を要するだけでなく、稚魚が順調に育たないため途中で死んでしまう、カビに侵されてしまうなど様々な障害が起こりやすくなります。
逆に水温が高いと孵化までの日数は短くなります。
孵化までの日数が短くなるのは良いことのように思われますが、高水温による急速な成長は奇形を産んでしまう可能性が高まりますのであまりおすすめできません。
メダカの卵の育成では常に水温が確認できるようにしておくことが大切です。
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メダカの卵を育てる時の注意点
ここまで読んでいただいた方ならもうわかっていることだと思いますが、メダカの卵を育てる時の注意点は安定した水温と綺麗な水を維持することです。
安定した水温を維持するために必要なのが「水量」になります。
水量が少ないと外気の影響を受けやすくすぐに水温がふらついてしまいます。
そんなことにならないように大きめの容器で水量を確保するようにしましょう。
また、大きめの容器で卵を育てると水が汚れるスピードもゆっくりとなるため綺麗な水を維持しやすくなります。
過去の実験データでも小さな容器と大きな容器で育てたメダカの卵は大きな容器で育てた卵の方が孵化率が高くなるという結果となりました。
それだけ卵を育てる容器の大きさは重要になってきます。
- 太陽光に当てても過剰な水温上昇を防げる。
- エアレーションの器具を設置しやすい。
- 寒い時期にはヒーターを設置しやすい。
- 水温計を設置しやすい。
簡単に考えても大きな容器にはこれだけのメリットがあります。
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容器を決めたらどのような飼育水で卵を管理するのかも重要な要素です。
卵を育てる水には親メダカを飼育している飼育水、水道水、メチレンブルー水溶液などがあります。
親メダカを飼育している水をそのままもらうのは水温管理などの面から考えると一番簡単な方法です。
しかし、出来れば水道水。
さらに欲を言えばメチレンブルー水溶液で管理した方が卵の孵化率を高めることが出来ます。
その理由は雑菌の除去による卵のカビ防止です。
水道水やメチレンブルーを使った卵の育て方については過去の記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
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メダカの卵の育て方まとめ
- メダカの卵を育てるためにはまず隔離を行う
- 新鮮な水を維持するための水換えが大切
- 酸素を供給するエアレーションも効果的
- メダカの卵の管理項目は意外と多いもの
- その中でも水温は卵の成長に一番影響を与える
- 卵がカビないような管理が必要
- 無精卵や死んでしまった卵はすぐに取り出す
- 卵を育てる容器の大きさも大切な要素の一つ