
メダカ鉢に蓋は必要か?
蓋が必要ならどのような蓋がいいのか?
蓋の使い方や注意点は?
メダカ鉢にお勧めの蓋は?
このようなメダカの屋外飼育のちょっとした疑問についてご紹介致します。
メダカ鉢に蓋は必要か
メダカ鉢に蓋は必要か?
屋外でメダカを飼育しているとこのような疑問が浮かぶ時があります。
結論から言えば蓋は必ず無ければいけないものではありません。
屋外ビオトープで蓋をせずに飼育している人も沢山います。
それでは蓋はしなくていいのか?
その結論に至る前に蓋をするメリットについて考えてみましょう。
もし、メダカが鳥や猫などに襲われてしまったら蓋をしておけばよかったと後悔することは間違いないでしょう。
このように蓋をすることによって防げるトラブルがいくつかあります。
蓋をすることによって防げるトラブルや蓋をする効果についてご紹介いたします。
蓋があるとどのような効果があるのか

メダカ鉢に蓋をすることでメダカを外敵から守ることができます。
大きな池やトロ舟なら猫や鳥に狙われても逃げる事が出来ますが、小さなメダカ鉢などでは逃げるスペースも限られています。
よって蓋をして外敵からメダカを守る方法が有効となります。
蓋の目を細かいものにすることでトンボの侵入を防ぐこともできます。
トンボは水面にとまり、水中に卵を産みます。
その卵が孵化するとヤゴになりメダカを襲うようになります。
よってトンボの侵入を防ぐことは後々にメダカを守ることにも繋がります。
あまり起こり得ないことですが、万が一の場合に落下物からメダカを守る効果も少なからずあります。
蓋をするメリットがわかったところでどのような蓋を使えばいいのか?
メダカ鉢に蓋をするときの注意点から考えてみましょう。
メダカ鉢に蓋をするときの注意点

メダカ鉢に蓋をするときの注意点は二つ。
蓋は通気性のあるもので太陽光を通すものを使うということです。
通気性のないガラス板などをメダカ鉢の上に置いてしまうとメダカ鉢の内部は空気の循環が無くなり蒸れてしまいます。
ホテイアオイやアマゾンフロッグピットのような浮草を育てている場合には高温による蒸れで枯れてしまうことさえありますので注意しましょう。
また、水面に風が当たることで水中とのガス交換が行われます。
酸素や二酸化炭素が自由に水中と空気中を行き来できることはより良い環境を保つために不可欠ですのでそのような働きを阻害するようなものは設置しないようにしましょう。
通気性と同じように大切なのが太陽光です。
せっかく屋外で飼育するのですから太陽の恩恵を使わない手はありません。
太陽光を遮断してしまうような素材で蓋をすると浮草や水草などは枯れてしまいます。
さらに水中の植物プランクトンなども光合成ができないため死滅してしまうでしょう。
もちろんメダカも太陽の光を浴びることで大切な栄養を得ていますので太陽光が当たらなければ貧弱かつ病弱になってしまいます。
このようなことからメダカ鉢に蓋をする際には通気性と日照を考えなければいけません。
普段の蓋とは別に日差しが強すぎる真夏にはよしずなどを置く、台風のように強い雨の時は波板などで蓋をするなど気象状況に応じて対応することは必要となります。
このような点を踏まえてメダカ鉢にお勧めの蓋とは?
メダカ鉢にお勧めの蓋
メダカ鉢にお勧めの蓋とは外敵を防げて、空気と太陽光を通すものです。
金属の網やネットなどが最適です。
日常のものでも色々なもので代用が出来ますが市販もされているものもあります。
ただ、市販されているものにはサイズに限りがありますのでご自身の使用されているメダカ鉢のサイズに合うか確認してから購入するようにしましょう。
メダカ鉢に蓋は必要!?まとめ
- メダカ鉢に蓋は必ず必要ではない
- 外敵からメダカを守るのに蓋は有効
- 蓋をする時は通気性と日照に気をつける
- 密閉すると蒸れて飼育環境が悪化する
- 気象状況に合わせて蓋を変えることも必要
- 市販されている蓋にはサイズに限りがある