クロレラはメダカの針子や稚魚におすすめ!?使い方と効果

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メダカとクロレラ

クロレラ水はメダカの針子の成長に効果がある?

メダカ飼育にクロレラの錠剤や粉末は利用できる?

メダカ飼育に使う生クロレラとは?

クロレラの効果や使い方は?

こんなメダカ飼育に使用するクロレラの疑問についてご紹介いたします。

クロレラ水はメダカの針子の成長に効果がある?

クロレラ水とはグリーンウォーター(青水)ともいわれる緑色の水です。

グリーンウォーターはクロレラや緑藻類、ミドリムシなどが豊富に含まれた水で、観賞魚の飼育に適しています。

グリーンウォーターは屋外に水を汲み置きしておいても、自然にできるものですが、メダカの生育に適した緑藻が含まれているとは限りません。

また、完成するまでにそれなりの時間を要するため手軽には作れない難点があります。

そこで生きたクロレラを使用しグリーンウォーターを作ることでメダカを飼育するのに適したクロレラ水を作るのです。

クロレラは孵化したばかりのメダカの稚魚(針子)でも食べられる大きさのため、針子の餌となり成長を助ける働きがあります。

クロレラ水に含まれたクロレラや緑藻類は、餌になるだけでなく日光を浴びることで光合成を行います。

光合成は水中に酸素を供給し、水の浄化を助け、生物にとって過ごしやすい環境を作ります。

メダカの針子が健康な成魚になるには、生まれてから2カ月が勝負といわれており、その期間にどれだけ良い環境で育てるかによって変わってきます。

針子が死んでしまう原因の多くに餌不足による餓死があります。

飼育者が与える餌が針子に行き渡らないパターンもありますが、餌自体が針子の口より大きいと食べることができないこともありえるのです。

しかしこういった事態はクロレラ水を用いた飼育で避けることができます。

餌が行き渡らないといったことも、針子がうまく食べられないということも少なく、自然にクロレラを始めとした栄養素を摂取することができるからです。

針子の成長を促すクロレラは、針子にとって欠かせない栄養素とも言えます。

クロレラはクロレラ属の淡水性単細胞緑藻類の総称。直径2-10μmのほぼ球形をしており、細胞中にクロロフィルを持つため緑色に見える。光合成能力が高い。主な成分はタンパク質45%、脂質20%、糖質20%、灰分10%。その他にビタミン類やミネラル類を含む。

引用元:ウィキペディア

メダカ飼育にクロレラの錠剤や粉末は利用できる?

クロレラには錠剤や粉末のものがあり、多くの店舗で市販されているため、簡単に購入することができます。

しかしこのクロレラを水に溶かしても、クロレラ水を作ることはできません。

錠剤、粉末に使われているクロレラは乾燥したものが原料なので、死んでしまっているクロレラなのです。

死んでいるクロレラに日光を浴びせても、光合成ができず植物性プランクトンの働きはしません。

もちろん動物性プランクトンも発生しません。

例え水に溶かすことはできたとしても、本来のグリーンウォーターの働きをしないのです。

それでもメダカの餌としての使用は可能です。

クロレラにはメダカにとって必要な栄養がたっぷりと含まれているので、メダカの成長や健康によいとされています。

さらに体の色に艶を与え鮮やかにする働きが期待できるため、通常の餌にプラスして与えるのもいいでしょう。

ただ気をつけなければいけないことは、メダカが食べやすい形状になっているか確認することです。

メダカ用として売られていても品種や成長の度合いによっては、食べにくいことがありえるからです。

錠剤や粉末のクロレラは長期保存もできますし、保管方法もとくに難しいものではありません。

クロレラの錠剤のメリットとデメリットを再度確認してみましょう。

メリット

  • メダカの色揚げや健康管理に役立つ。
  • 錠剤なので管理がしやすい。

デメリット

  • 生きたクロレラではないので植物プランクトン本来の働きはしない。(光合成をしない)
  • 自分で増やすことができない。
  • 錠剤なので稚魚や針子に食べさせるには細かく砕かなければならない。
  • 嗜好性は生クロレラにはかなわない。

このようなメリットとデメリットを理解し上手に利用することで、メダカの飼育に役立つものといえるでしょう。

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メダカ飼育に使う生クロレラとは?

クロレラには錠剤や粉状のものの他に、生のクロレラがあります。

生クロレラは液状になっており、その名のとおり生きているクロレラのことです。

生クロレラは植物プランクトンであるため、カルキ抜きをした水と合わせ、日光に当てることでグリーンウォーターを手軽に作ることができます。

生クロレラは濃縮されネットやメダカ専門店等で購入することができますが、鮮度がよくないといけないため、信頼できるショップを選びましょう。

そして購入後は新鮮さを保つために冷蔵保存をしなければいけません。

冷蔵庫での保存が一番簡単ですが、生クロレラ原液は独特の臭いがあるため、同じ冷蔵庫を使用している人には「保存しているものは、メダカの餌であり害はない」ということを理解してもらうといいでしょう。

さらに保存容器や袋でしっかりと密閉し、臭いがもれないように気をつけることをおすすめします。

クロレラの効果や使い方は?

クロレラには、タンパク質を始め糖質、脂質などが含まれ、メダカの成育に必要な栄養のバランスが整っています。

よって成魚はもちろん、針子や稚魚にもぴったりの餌となります。

さらにクロレラを始めとする植物性プランクトンは、水槽内で動物性プランクトンの餌となり、その動物性プランクトンはメダカにとっても優良な餌のひとつとなります。

こういったバランスの取れた水槽は、水質の安定に繋がるので飼育をするのにふさわしい環境となるのです。

さらにクロレラは動物性プランクトンのひとつであるミジンコの飼育にも使えます。

メダカの餌としてミジンコを与えると、針子や稚魚の成長によい影響を与えるだけでなく、餌やりの作業を減らすことができます。

メダカの稚魚が生まれたら飼育水にクロレラを入れ、稚魚(針子)に与えながら、別容器でクロレラを繁殖させて、そこにミジンコを育てるなどの方法をとっている飼育者も多くいます。

一つのクロレラが色々な役に立つのもクロレラ水の魅力と言えるかもしれません。

餌の飼育までも含めた作業は、メダカ飼育の楽しみになるかもしれません。

生クロレラでクロレラ水を作る

クロレラ水を作るコツは極力薄く作ることです。

クロレラは植物プランクトンですので光合成を行い、酸素を供給してくれますが、夜間には光合成が止まり、酸素を消費するようになります。

この時、濃いクロレラ水ではそれだけ多くのクロレラが呼吸をするため飼育水が酸素不足になる危険性があります。

飼育水が酸欠状態になればメダカやメダカの稚魚、そしてクロレラも死んでしまいます。

よってクロレラ水は薄めに作るのがコツです。

初めてクロレラを使用する人にはどのくらいの濃度が良いのかわかりにくいかもしれません。

基準としてはペットボトルの緑茶をイメージしてみてください。

うっすら飼育水が色づくだけでもそこにはしっかりクロレラがいる証拠ですので問題ありません。

色合いが薄くなってきたらクロレラが減っている証拠ですのでクロレラを足してあげましょう。

逆に環境が良く、グリーンウォーターの濃度が高まってきたら水換えを行い、濃度調整をするようにしましょう。

また、エアーポンプなどを利用してエアレーションをおこなってあげることも酸欠対策に効果的です。

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メダカとクロレラまとめ

  • クロレラ水は針子や稚魚の成長にとってよい水であり栄養面でも優れている
  • クロレラの錠剤や粉末でクロレラ水は作れないが、優秀な餌になる
  • 生クロレラは生きている植物性プランクトンであり、餌にもなり水質を安定させる働きがある
  • クロレラは針子や稚魚の成長を促す効果があり、メダカの餌になるミジンコの飼育にも使える

今回はメダカとクロレラの疑問についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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