メダカと金魚どっちがおすすめ?混泳はできる?

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メダカと金魚

メダカと金魚はどっちが飼いやすい?違いは?

メダカと金魚は同じ水槽で一緒に混泳できる?

メダカの餌は金魚の餌でも大丈夫?

こんなメダカと金魚の違いや混泳についてご紹介いたします。

メダカと金魚はどっちが飼いやすい?違いは?

魚を飼育してみたいけれど、メダカと金魚ではどちらが飼いやすいのか?

この疑問に対して「飼いやすさ」という点から考えますとメダカと金魚ではメダカの方が飼いやすく初心者にもおすすめです。

メダカが金魚よりも飼いやすい理由は、メダカの方が金魚よりも丈夫で繁殖しやすく水槽の環境づくりもしやすいからです。

もちろん、金魚にもメダカとは違った魅力がたくさんあります。

メダカと金魚の違いには

  • 成長した時の体の大きさと美しさ
  • 必要とする容器の大きさと水量
  • 水の汚れやすさと必要な設備
  • 繁殖能力の違い

などが挙げられます。

メダカは成魚でも3~4㎝程度と小さく、仲間と群れて泳ぐ姿がとてもかわいらしい魚です。

金魚は10年以上生きることもあり、品種によっては20cmを超えるまで成長します。

それはそれで長期間じっくり飼い込む楽しさや大きな金魚なりの華やかさを楽しめる魅力があります。

しかし飼いやすさとなるとここで大事なことが飼育環境の広さです。

メダカは成長しても3~4㎝程度なので、それほど大きな水槽を必要としません。

逆に金魚は成長すれば、それだけ大きな水槽を必要としますので計画的に飼育する必要があります。

また金魚は大きくなる分、たくさんの餌を食べますし、それだけの糞もします。

よって一般的に金魚は大食漢で水を汚しやすいと言われています。

そのため金魚を飼育するには水換えの頻度を多めにしたり、適切な濾過フィルターなどの設備が必要となってきます。

メダカ飼育でも適切な水換えは必要ですが、金魚ほど極端に水が汚れることは少ないので管理のし易さがあります。

最後の繁殖能力の違いについてはどちらも繁殖をさせることは可能です。

しかしメダカの繁殖の方が容易なので初心者でも気軽に繁殖を楽しみたいのであれば、やはりメダカがおすすめです。

メダカと金魚は同じ水槽で一緒に混泳できる?

メダカと金魚は同じ水槽で一緒に混泳できるのでしょうか?

メダカと金魚は日本で古くから親しまれている魚で、飼育環境も似ており、混泳できないわけではありません。

しかし、メダカと金魚を同じ水槽で飼うことはあまりおすすめできません。

おすすめできない理由としては

  • 金魚がメダカを食べることがある
  • メダカがストレスを感じ弱ってしまう
  • メダカと金魚で同じ餌を与えると、餌不足や水質悪化にもつながりやすい

などの点があげられます。

メダカと金魚の大きさが同じくらいであれば共生できますが、メダカよりも大きくなった金魚はメダカを食べてしまうことがあります。

特にメダカの稚魚や卵などは狙われやすいため、金魚との混泳ではメダカの繁殖はほぼ望めません。

金魚は排出物も多く、水を汚しがちな上に多くの酸素を必要とするためエアレーションやフィルターが不可欠です。

しかし、メダカはエアレーションやフィルターによって起こる強い水流があまり得意ではありません。

金魚の種類や数を上手く調整することでこのような問題を少なくすることもできますが、基本的には、やはり混泳は不向きと言えます。

どうしてもメダカと金魚を同じ水槽で一緒に飼育したいのであれば

  • メダカと金魚の大きさを極力同じくらいにする
  • 大きめの水槽もしくは屋外ビオトープなどで飼育する
  • 水草や浮き草など隠れ家となるものを多めに入れる

などの方法を取ると良いでしょう。

メダカの餌は金魚の餌でも大丈夫?

金魚とメダカに同じ餌を与えても、餌に含まれる成分としては問題はありません。

ただし、金魚とメダカでは口の大きさが違うため、同じ餌を与える場合は次の点に注意が必要です。

メダカの餌を金魚に与える場合

メダカの餌は粒が小さく、金魚にはものたりない感があります。

そのため、ついつい餌を多めに与えてしまい、水底に食べ残しが残ってしまうことがあるので要注意です。

食べ残しは水質の悪化につながるため、メダカの餌を金魚に与えるときは一度に多く与えないようにしましょう。

金魚の餌をメダカに与える場合

メダカの口は金魚より小さいため、粒の大きい金魚用の餌を食べられないことがあります。

金魚の餌をメダカに与える場合は、メダカが食べられるように餌をすり潰して与えるようにしましょう。

しかしそうすると先に述べましたように金魚に対しては食べ残しの問題が出やすくなってしまいます。

金魚とメダカを混泳する場合には、やはり金魚用とメダカ用の餌をそれぞれ与え、メダカと金魚がしっかり餌を食べられているか確認する必要があります。

金魚とメダカを同じ環境で混泳させたときに、どちらにもおすすめな餌は生き餌です。

ミジンコなどの生き餌はサイズが小さく、金魚とメダカどちらとも食べることができます。

動くミジンコは金魚とメダカの食欲をかきたててくれますし、その上栄養価の高いミジンコを食べると健康な魚に育ちます。

屋外飼育であれば、グリーンウォーターを使うのもよい方法です。

グリーンウォーターには植物プランクトンが多く、メダカと金魚がどちらも自然に餌をとることができます。

人工フードを基本の餌としてミジンコやグリーンウォーターを併用することで餌の問題を解消することが出来ます。

メダカと金魚まとめ

  • 飼いやすさで比べた場合は、体が丈夫で繁殖力があり水槽の環境づくりもしやすいメダカがおすすめ
  • 美しい色合いを楽しみながら長期間じっくり育てたい場合には寿命が長い金魚がおすすめ
  • メダカと金魚は混泳可能だが、水質が悪化しやすいという点から金魚との混泳はあまりおすすめできない
  • メダカと金魚を混泳させるには広い水槽を使用し、金魚とメダカの大きさに極端な差がでないようにする
  • メダカと金魚の餌は水質悪化や餌不足を防ぐため、それぞれ金魚用とメダカ用の餌を与えるとよい
  • 金魚とメダカを混泳させるときには、ミジンコなどの生き餌を与えることで金魚とメダカどちらの栄養状態もよくできる

今回はメダカと金魚の違いや混泳についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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