メダカの卵の色の違いで起こっていること。透明・黒い・白濁それぞれの理由

2021年3月14日

メダカの卵の色

メダカの卵の色の違いの理由を知りたい。

卵の色が透明なのは?

卵の色が白濁しているのは?

卵の色が黒いのはなぜ?

卵の色が青く染まってしまったのは?

こんなメダカの卵の色の違いについてご紹介します。

メダカの卵が透明なのは有精卵の証

メダカの卵は産まれてすぐの時は無色透明です。

よって卵が透明なのは問題ありません。

※個体差や親のメダカが食べている餌によって若干黄色みがかることもあります。

その後順調に育った卵は4日~5日ほどで眼が確認できるようになってきます。

これが順調な卵の成長ですが、稀にいつまでも卵が透明のままのことがあります。

その理由の一つとして卵の成長遅れが懸念されます。

水温が低めな3月頃や10月頃には特に卵の成長遅れが起こりやすので水温を確認してみてください。

また,光に当たっていない卵もなかなか成長せずにいつまでも透明のままのことがあります。

卵の育て方についてはこちらの記事をご覧ください。

メダカの卵の孵化
メダカの卵の孵化率アップ!最適な温度と条件・容器選びの重要性

メダカの卵の孵化率をアップさせて多くの稚魚を孵化させたい。 卵の孵化に最適な温度や条件とはどのようなものか? 卵の孵化用ケースやネット、孵化専用水槽など様々な方法があるけれど、卵の孵化に最適な容器とは ...

続きを見る

メダカの卵
メダカの卵が孵化しない理由!孵化日数や孵化までの様子

メダカの卵が孵化しないのはなぜ? メダカの卵の孵化までの日数は何日? メダカの卵は孵化直前で死ぬことがある? メダカの卵の孵化までの様子とは? こんなメダカの卵の孵化までの日数と孵化しない理由などにつ ...

続きを見る

メダカの卵
メダカの卵は日光に当てるべきか 孵化までの飼育場所選びと日照時間

メダカが産卵し、卵を親魚から隔離したもののどのような場所で育てるのが理想なのか? 日光のあたる場所で育てるべきか? それとも直射日光は卵に良くないのか? メダカの卵はled照明でも孵化するのか? こん ...

続きを見る

卵の色が白濁しているのは問題

卵が白濁するのは卵の成分であるタンパク質が徐々に腐敗している状態ですので卵の白濁=卵が死んでいる事を意味します。

その理由はもともと無精卵であるか、産まれてから死んでしまったのか様々です。

白濁した卵は時間の経過とともにカビが生えてしまいますので取り除きましょう。

白くカビたメダカの卵
メダカの卵が白のはカビ?白いモヤモヤ・カビの原因予防と対策

メダカの卵が白いのはカビ? 卵のカビ・白いモヤの原因と予防方法を知りたい。 メダカの卵に白いモヤモヤ。放置しても大丈夫? 卵の白いモヤモヤ・カビの取り方を知りたい。 カビの除去には塩やメチレンブルーな ...

続きを見る

メダカの卵が黒いのには二つの理由がある

一つは成長とともに眼ができて徐々に大きくなっていく状態です。

卵の成長スピードにもよりますが、通常4日ほどで稚魚の眼が確認できるようになります。

この時は黒い点のようなものが見えるようになります。

もう一つの理由は黒色素胞により黒く染まる現象です。

メダカの体色を決める要因となる細胞に色素胞と呼ばれるものがあります。

色素胞には黒色素胞 (melanophore) 、赤色素胞 (erythrophore)、黄色素胞(xanthophore)、青色 素胞(cyanophore)、白色素胞(leucophore)、虹色素胞(iridophore)の6種類があります。

メダカはこの内の黒色素胞と黄色素胞、白色素胞を持つことが知られています。

黒メダカは全ての色素胞を持ち合わせており、黒色素胞が欠落したものがヒメダカです。

さらに黄色素胞も失って白色素胞だけになったものが白メダカです。

メダカの体色はこの3種類の色素胞のバランス関係で成り立っています。

色素胞は遺伝的なものなので親メダカの持ち合わせている色素胞を受け継ぎますが、卵の個体差によって違いが現れることもあります。

黄色素胞に含まれるカロテノイドの働きが活発になると楊貴妃のようにヒメダカよりも赤みの増した色合いとなります。

また、白色素胞の働きが活発になると光を反射するようになりラメなどに現れます。

先にも述べましたように卵は死んでしまうと白っぽくなりますので卵が黒いことは心配する要素ではありません。

卵の色が青く染まってしまったのは

メチレンブルーを使用してメダカの卵を育てると中には青く染まってしまう卵があります。

これは卵の内部までメチレンブルーが浸透してしまうために起こる現象です。

通常元気な卵は受精とともに張りのある膜が周囲に形成され、外部からの影響を受けないようになります。

受精前は雄の精子が侵入できるように膜は形成されていません。

よって受精出来ていない無精卵はメチレンブルーが内部まで浸透してしまうのです。

卵を守る膜は卵が死んでしまうと効力を失うため途中で死んでしまった卵も同じようにメチレンブルーで青く染まることがあります。

どちらにしろ、青く染まってしまった卵は孵化することはありませんのでカビてしまう前に取り除きましょう。

そのまま放置しておくと卵の成分が飼育水に溶け込んでいき、急速に水質を悪化させる原因となってしまいます。

メチレンブルーで卵を育てる
メチレンブルーでメダカの卵を育てる!使用方法や最適な量・期間

メチレンブルーでメダカの卵を育てるといいと聞くけどなぜ? メチレンブルーはどのくらいの量入れればいいのか? メチレンブルーの濃度は?入れ過ぎるとどうなる? メチレンブルーの効果を発揮させる方法は? メ ...

続きを見る

メダカの卵の色の違いで起こっていることまとめ

  • 卵が透明なのは有精卵であり元気な証拠
  • 卵がいつまでも透明なのは成長遅れの可能性がある
  • 白濁した卵は無精卵か死んでしまった卵
  • 白濁した卵はすぐに取り除かないと水質悪化の原因となってしまう
  • 卵の色が黒いのは稚魚の眼ができてきたもの
  • 卵の色が黒いもう一つの理由は遺伝的な黒色素胞によるもの
  • メチレンブルーで青く染まる卵は死んでしまった卵

今回はメダカの卵の色の違いについてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

メダカの稚魚を迎え入れる準備はできていますか?卵が孵化してから慌てないように!

メダカの稚魚の育て方
メダカの稚魚の育て方 | 稚魚水槽の管理と稚魚の餌

メダカの稚魚の上手な育て方は? メダカの稚魚飼育の注意点は? メダカの稚魚水槽の大きさはどのくらいがいい? メダカの稚魚の餌でおすすめは? こんなメダカの稚魚飼育の疑問点についてご紹介いたします。 目 ...

続きを見る

サイト内検索

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

-メダカの産卵と卵
-