
メダカの冬眠はいつまで?メダカの冬眠開けはいつ?
メダカを冬眠から起こす方法は?
室内のメダカはいつから外に出して大丈夫?
こんなメダカの冬眠明けに関する疑問についてご紹介いたします。
メダカの冬眠はいつまで?メダカの冬眠開けはいつ?
屋外で冬眠をしたメダカは3月頃から徐々に活動を始めるようになります。
ただ、メダカが冬眠から目覚める要因は水温の上昇と日照時間ですので、地域によってメダカの冬眠明け時期には差があるものです。
メダカは水温が15℃を超えるようになると徐々に水面に現れるようになります。
しかしメダカが本格的に活性を高めて活発に餌を食べるようになるのは水温が18℃~20℃を超えるような時期です。
ネット上や書籍では「10℃以上になったら冬眠明け」というような情報もあります。
確かに間違いではありませんが、ここであえて高めの水温を記載しているのは1日の気温の変化を加味しているからです。
飼育者がメダカの世話をするのは夜中よりも日中のほうが多いでしょう。
日中に10℃を超えていたとしても夜中には気温が下がるものです。
そのようなことを考えると水温が15℃を超えるような時期ならば夜中もそれほど水温は低くなり過ぎないという考え方です。
あくまでも水温計の数字よりもメダカの状態から判断するようにしましょう。
メダカが冬眠から起きてきたけれど、まだ水温が低めと感じる時には餌やりを控えましょう。
メダカの活性は水温の変化と共に上がってきますので、水温が低い時に餌をたくさん与えても食べきれません。
また、水温が低めの時に餌をたくさん食べてしまうと消化不良を起こすこともあります。
よってメダカの冬眠明けは水温が15℃くらいからですが、本格的な冬眠明けは18℃くらいと考えておくと良いでしょう。
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メダカを冬眠から起こす方法
メダカを冬眠から起こす方法は自然の環境変化に任せて無理やり起こさないことです。
屋外で越冬したメダカは寒い冬の間にかなり体力を消耗しています。
よって環境の変化に対する抵抗力も下がっていますので気をつけなければいけません。
冬の間に水換えを控えていたビオトープやメダカ鉢は苔や枯れた水草などで見苦しい姿になってしまっていることが多いものです。
しかし、見た目の汚さから大掃除などをして綺麗にしようとするとメダカの環境が大きく変わってしまいます。
飼育環境が綺麗になってもメダカが体調を崩してしまっては本末転倒です。
よって気温が上がり、メダカの活性が高まり、メダカに抵抗力がついてくるまではそっとしておいてあげましょう。
水温が上がり、メダカが活発に動き出し、餌喰いが良くなってきたらここで初めて水換えを行います。
この時に枯れた水草のカットやコケ掃除も行なって、ビオトープを綺麗にしてあげましょう。
もし、水草などが越冬に失敗してしまったら、新しい浮き草や水草などを入れてあげると良いでしょう。
室内のメダカはいつから外に出して大丈夫?タイミングは?
冬の間は室内飼育に切り替えて冬越しをしたメダカたちは、いつから屋外に出しても大丈夫なのか?
メダカにとっての春は何月からなのか?
メダカを外に出す判断基準は先にご紹介しましたメダカの冬眠明け時期と同じと考えて大丈夫です。
よって気温(水温)が15℃くらいになるような時期であればメダカを外に出しても大丈夫です。
ただ、室内のメダカを屋外に出す時にはいくつかの注意が必要です。
まずは室内飼育でヒーター飼育をしていたのか、無加温飼育をしていたのかでも状況は変わります。
メダカは広い範囲の水温に適応できますが、急激な水温変化には適応できません。
よって25℃くらいの水温で飼育していたメダカを急に15℃の水温環境に移してしまえば大きなストレスとなります。
逆に無加温飼育で室内でも15℃くらいならそのまま屋外に出しても問題ありません。
大事なことは大きな水温変化を起こさないようにすることです。
もう一つの注意点は水質などの環境を大きく変えないことです。
屋外に出す時には室内で飼育している飼育水をそのまま使い、大きめの容器で飼育すると良いでしょう。
急に新しい水にしたり、小さめの容器にしたりしてしまうと水質の変化が大きくなり、これもまたメダカへのストレスとなってしまいます。
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メダカの冬眠明けまとめ
- メダカは水温が15℃を超えるようになると徐々に水面に現れるようになり冬眠から目覚める
- メダカの冬眠明けはあくまでも水温計の数字よりもメダカの状態から判断する
- メダカの冬眠からの起こし方は自然に任せて静かにゆっくり行う
- 冬眠明けすぐには餌やりを控え、水換えもすぐには行わないようにする
- 室内のメダカは水温が15℃を超えるようになったら外に出しても大丈夫
- 室内のメダカを外に出す時には水温差に注意が必要