メダカは日陰と日向どっちが好き?日陰飼育の注意点と日光の必要性

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日向と日陰のメダカ

めだかは日陰と日向どっちが好き?

夏のメダカ飼育で日陰は必要?

メダカは室内などの日陰でも育てられる?

メダカの日陰飼育の注意点は?

こんなメダカと日光の関係や日陰で育てるときの注意点についてご紹介いたします。

めだかは日陰と日向どっちが好き?

めだか飼育の初心者にとって飼育場所は、日陰がいいのか、日向がいいのか悩むところです。

飼育する場所が選べるのであれば、メダカにとって最適な条件で育ててあげたいものです。

そんなメダカの飼育場所の話をする前にここで言う日向と日陰について意味合いを統一しておきましょう。

日向とは太陽の直射日光が当たる場所。

日陰とは軒下など直射日光は避けられるが、それなりに明るい場所。

そのような場所に比べて建物の影で一日中陽の光が当たらないような場所や室内でも窓からの光がほとんど届かないような場所を物陰と表現いたします。

太陽の光はLED照明などのような直線光ではなく、散乱や反射をするため日陰でもそれなりに太陽の恩恵を受けることはできるものです。

よって日向が太陽の光10に対して日陰が0というわけではなく、日陰は和らいだ光になります。

それに対して物陰を0もしくは1や2と考えるとすれば、物陰ではメダカを育てることは出来ません。

この考え方を間違えて捉えてしまうとこの先の話の取り方さえ変わってしまうかもしれませんので。

それでは本題に戻りましょう。

メダカは穏やかな日向で、日光浴をすることが好きな生き物です。

暖かく気持ちがいいだけではなく、日光に含まれる紫外線が、病気の予防をし発育を促進させる働きがあるため、本能的に日光にあたりたくなるのかもしれません。

さらに、ほどよく陽があたる場所は、メダカが過ごしやすい水温であることが多いため、飼育にも好ましい環境だといえるでしょう。

日陰はメダカにとって『好き』『嫌い』の対象ではなく、日向との環境の違いでしかありません。

日陰で飼育されるメダカは1日中、陽が当たらず真っ暗な状況でない限り、問題なく成長できます。

さらに日陰にいることで、夏の直射日光による急激な温度変化などが避けられるため、メダカだけでなく飼育者にも安心な環境なのです。

メダカは日光浴が好きですが、日陰がメダカにとって悪いわけわけではありません。

日陰でもほどほどの明るさがあり、水温、水質が保てていれば快適だといえるのです。

逆にいくら日向が好きだといっても、1日中、日光が降りそそぐような場所はメダカにとっていい環境とはいえないのです。

このような飼育場所の問題は、スペースや飼育者の都合によって変わってきますが、メダカの好みと健康を考えることが一番大切だといえるでしょう。

夏のメダカ飼育で日陰は必要?

夏は気温が高くなるばかりではなく、日差しが強くなります。

直射日光が当たる水槽は、水温の上昇が激しく、メダカにとっては死んでしまうほど過酷な環境になることさえあります。

強い日光は、メダカの体へダメージをあたえるだけでなく、水温が上昇することによる水質の悪化や酸素不足を招く原因となるからです。

なので、夏場は特に日差しに対する配慮が重要となります。

屋外のビオトープなど、日陰への移動が難しい場合は、すだれやよしずで陽を遮って日陰をつくってあげましょう。

鉢などで飼育している場合は、軒下など強い日差しが当たらない場所へ移動させるようにしましょう。

室内飼育をしている場合にも、直射日光への配慮は必要です。

窓辺に水槽を置いている場合は、カーテンの使用は欠かせません。

とくに西陽が当たる部屋には、水槽を置くことを避けるか、時間帯によっては遮光効果のあるカーテンの利用をおすすめします。

屋外同様、直射日光が強い場所には、すだれやよしずを使い日陰を作りましょう。

メダカは室内などの日陰でも育てられる?

メダカは真っ暗な場所でない限り、日陰での飼育は可能です。

日陰飼育の最大のメリットは直射日光が避けられるため、急激な水温変化が起こりにくいことです。

さらにヤゴなどの外敵が入り込む可能性が低く、水の蒸発も少ないため水足しの手間が減ります。

明るめの日陰であれば、日光が1日中照っている場所より飼育しやすいかと思われます。

しかし夏以外の季節では、水草や藻が育ちにくい傾向があり、日向での飼育に比べ水質の悪化が早まることが考えられます。

水換えの頻度が増えることがありえるので、水槽を設置する場所などを考慮しておくといいでしょう。

他に気をつけたいのは、冬場の日照時間が減ることによる日光不足です。

冬場の日陰はさらに暗くなりがちで、水温も下がります。

そのため室内飼いのメダカ同士であっても、日陰飼育のメダカは、日向飼育のメダカより冬越しの時期が早まる可能性があります。

水槽の底でじっとしていたり、食欲がなくなってきたら冬越しのサインです。

室内では水が凍ることはあまりないと思われるので、そのまま様子を見るといいでしょう。

中には日陰でも部屋の温度により、水温が下がらず冬越しをしないメダカもいます。

その場合は、部屋の温度を極端に変えることを避け、これまで同様の飼育を行うといいでしょう。

冬場はエアコンなどの利用により、それぞれの部屋の温度の差が大きくなりがちです。

水槽の移動や水替えには、水温に影響をあたえがちな室温にも気をつけるようにしましょう。

他に部屋の方角などで、水槽の設置場所があまりに暗くなってしまった場合は、水槽の移動かライトの使用をおすすめします。

メダカの日陰飼育の注意点は?

メダカは日陰でも飼育はできますが、いくつか注意点があります。

同じ日陰飼育でも、屋外、屋内では日照時間や水温が違うので、臨機応変に対応しましょう。

飼育場所は暗すぎないか?

メダカの日陰飼育は可能ですが、1日中陽が差さないような暗い場所での飼育は向いていません。

室内では水槽の置き場所やライトなどで調整し、屋外では雑草が生えないような暗い場所での飼育を避けるようにしましょう。

水温が低くなりすぎないか?

冬場の日陰は水温が低くなるため、メダカに影響をあたえることがあります。

とくに屋外の場合、夜中から明け方にかけての急激な水温の変化に気をつけなければいけません。

水が凍ってしまうようなことがないように、防寒対策をとるようにしましょう。

水槽の材質や大きさも水温には影響するので、考慮するといいでしょう。

水質の管理

日陰では水草や藻が、日向に比べて育ちにくくなります。

水草や藻はバクテリアの発生を促し、水質の安定に役立つのですが、量が減ってしまうと水質の悪化が早まる可能性があります。

水換えの回数や水草の世話をまめにして、水質の悪化を防ぐようにしましょう。

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メダカの日陰飼育まとめ

  • メダカは日光浴が好きで日向を好む
  • 夏場のメダカ飼育は日陰作りがとても重要
  • 陽がまったく差さないほど暗くなければ、メダカの日陰飼育は可能
  • 日陰飼育は場所の暗さ加減、冬場の水温、水質に注意するといい

今回はメダカと日光の関係についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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