産卵前のメダカのお腹は?妊娠中のメダカの見分け方と妊娠期間

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妊娠中のメダカのお腹は?妊娠中のメダカの見分け方と妊娠期間

妊娠中のメダカの見分け方は?

産卵前のメダカのお腹はどんな感じ?

メダカの妊娠期間はどのくらい?

メダカが妊娠したらどうする?

こんなメダカの妊娠に関する疑問についてご紹介いたします。

妊娠中のメダカの見分け方は?

まず、初めにメダカはグッピーなどと違い卵生の魚ですので、厳密には妊娠という状態はありません。

ただ、一般的には卵を持つメスメダカを妊娠中と表現することもありますので今回はそのような意味合いで話をさせていただきます。

妊娠中のメダカの見分け方としては

  • 腹部の膨らみがある
  • 腹部の透明度が出てくる
  • 行動の変化が現れる
  • オスとの関係性が変わってくる

などが挙げられます。

腹部の膨らみがある

妊娠中のメダカは卵を抱えているため腹部が徐々に膨らんでいきます。

妊娠(卵の成長)が進むにつれて、腹部がさらに大きく膨らむようになっていきます。

よってメスのメダカの腹部が大きくなることで、卵が成熟し、産卵が近いことがわかります。

腹部の透明度が出てくる

妊娠中のメダカはお腹が張ってくることにより腹部に透明感が増してきますので、卵の形が透けて確認できることがあります。

光に透かしてみると黄色がかった卵が見えることがあります。

行動の変化が現れる

妊娠中のメダカは産卵場所を探すために水草や隠れ家の周りをウロウロすることが多くなります。

この行動は産卵が近いことを示しているため、注意して観察することが重要です。

また、泳ぎ方が普段と違ってゆっくりとした動きになることがあります。

このような泳ぎ方は卵を抱えているために体のバランスが崩れていることを示しています。

オスとの関係性が変わってくる

妊娠中のメスはオスが求愛行動を行うため、オスに追い回されることが多くなります。

オスがメスの周りをウロウロし、しきりに体を寄せたりする行動が見られる場合にはメスが妊娠している可能性が高いと言えます。

以上の特徴を参考に妊娠中のメダカの状態を把握することができます。

妊娠中のメダカを正しく見分けることができれば、適切なケアや環境整備を行うことができます。

産卵前のメダカのお腹はどんな感じ?

産卵前のメダカのお腹には次のような症状が見られます。

  • パンパンに膨らむ
  • 透明感が増す

などが挙げられます。

パンパンに膨らむ

妊娠中のメダカのお腹は卵が増えることによって大きく膨らみます。

卵が成熟するにつれて、さらに腹部が膨らんでいく様子が観察できます。

これはメスの体内で卵がどんどん成熟し、産卵の準備が整っているサインでもあります。

透明感が増す

メダカの妊娠が進むとお腹の透明感が増し、卵の形が確認できるようになります。

産卵間近になると卵の成熟度や個数を把握することができるようになることもあります。

このような状態が見られると産卵が近いサインです。

妊娠とは違うお腹の膨らみに注意

「メダカのお腹が大きくなる=妊娠ではない」こともありますので注意が必要です。

メダカのお腹が大きいけれど何かおかしいと感じた時には下記記事を参考にしてみてください。

メダカの妊娠期間はどのくらい?

メダカの繁殖に関しては先にもご紹介しましたが、厳密には妊娠期間というよりも産卵期間や産卵サイクルと考える方が適切です。

よってここでは妊娠期間という考え方を産卵期間と産卵サイクルに置き換えてご紹介いたします。

メダカの妊娠期間(産卵期間)

まずはメダカの卵が成熟するまでの期間をメダカの妊娠期間として考えてみましょう。

通常、メダカの卵は約1週間程度で成熟します。

ただし、水温や環境条件によって多少のばらつきがあるため、個々のメダカによって期間が異なることがあります。

特に水温が高いほど卵の成熟が早まる傾向があります。

具体的な数字で言うと、メダカの妊娠期間は通常7~10日程度となります。

ただし、これはあくまで目安であり、水温や飼育環境、個体差によって期間は変動することがあります。

メダカの妊娠サイクル(産卵サイクル)

次にメダカの産卵サイクルについてご紹介いたします。

メダカは水温が20℃以上になると、ほぼ毎日20~30粒の卵を産卵すると言われています。

ただ、必ずしも毎日産卵するわけではなく、水温や日照時間、飼育環境などによって変わります。

さらに適切な環境が整えば、メダカの繁殖期は長くなり、1年の半分近い期間が繁殖期になることがあります。

話をまとめますと卵が成熟するまでの期間は1週間程度で、繁殖を繰り返す期間は1年の半分近い期間ということになります。

繁殖期間中のメダカは卵を作ったり、産んだりするために大量のエネルギーを消費します。

栄養が不足すると産卵が出来なかったり、最悪の場合にはメスのメダカが落ちてしまうこともありますので注意が必要です。

そのため、栄養価の高い産卵用の餌を与えることで健康的に育てることができます。

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また、あまりにも妊娠期間が長過ぎると感じた時には卵詰まりを起こしている可能性もありますので注意が必要です。

メダカが妊娠したらどうする?

メダカが妊娠(卵が成熟)したら産卵に最適な環境を整えてあげる事が大切です。

産卵場所の用意

まずはメダカが産卵するための場所を用意する必要があります。

市販の産卵床や浮き草などを水槽内に浮かせておくとメダカは自然に産卵床に産卵するようになります。

また、水槽内やビオトープに十分な水草を植えておくことでメスが安心して卵を産み付けることができます。

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産卵の観察と卵の隔離

オスが求愛行動を行い、メスが卵を産む様子を観察しましょう。

産卵が終わったら、卵が産卵床に付いていることを確認しましょう。

卵が確認できたら産卵床を取り出して卵の隔離を行います。

他の魚によって卵が食べられるリスクを減らすため、産卵床ごと卵を別の水槽に移すか、産卵箱と呼ばれる容器に水草ごと入れて孵化させます。

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親メダカが卵を食べてしまうことがあるため、別の水槽に移しておくことで卵を保護することができます。

メダカの妊娠まとめ

  • 妊娠中のメダカの見分け方としては腹部の膨らみがある、腹部の透明度が出てくる、行動の変化が現れる、オスとの関係性が変わってくるなどがある。
  • メダカはグッピーなどと違い卵を産むため、厳密には妊娠ではなく抱卵や産卵などと言われる。
  • 妊娠中のメダカのお腹にはパンパンに膨らむ、透明感が増すなどの特徴が現れる。
  • メダカのお腹が膨らむ=妊娠ではないこともあるため餌の過剰摂取や病気の面を考慮して観察することが大切。
  • メダカの妊娠期間は1週間程度なのであまりにも長い場合には卵詰まりなどの危険性もあるので注意が必要。

今回はメダカの妊娠についてご紹介いたしました。皆様のメダカの繁殖の参考にしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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