メダカは寝る?メダカが寝る時間や寝る場所は知っておくべき!?

2023年4月3日

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メダカは寝る

メダカは寝るのか?睡眠は大事?

メダカは横になって寝ることはある?

メダカが寝る時間は?

メダカが寝る場所は水面?底の方?

こんなメダカの睡眠に関する疑問についてご紹介いたします。

メダカは寝るのか?睡眠は大事?

メダカも人間と同じように寝る事で体力を回復したり、病気を治癒させたりすることができるのでしょうか?

もし、メダカが寝るのであれば、良質な睡眠をとらせてあげるにはどうしたら良いのか?

そんなメダカの睡眠について少し考えてみましょう。

一般的には魚が寝るという概念が人間とは異なる形で存在します。

メダカも魚類の仲間であるため、寝るという行動は確かに行っていますが、人間とは異なる特徴を持っています。

メダカは主に体を休めることを目的とした「原始睡眠」と呼ばれる睡眠形態を取ります。

原始睡眠とは人間の浅い眠りである「レム睡眠」に似ているとされています。

この睡眠は、野生の環境では熟睡してしまうと危険にさらされるため、すぐに活動ができる状態で休息をとるようになっています。

すべての生物はたとえ原始的な微生物であったとしても、昼夜の変動に対応した活動と休息の周期が見られます。レムとノンレムに分化した睡眠(真睡眠)があるのは、鳥類や哺乳類など体温が一定の恒温性の高等脊椎動物だけです。魚類と両生類の睡眠は覚醒時と違うきちんとした脳波が記録されません(原始睡眠)。そのため、原始睡眠と中間睡眠は脳波で定義できず、行動睡眠とも呼ばれます。

引用元:睡眠健康大学

上記のような睡眠方法のため、メダカが寝ているかどうかを判断するのは難しい場合があります。

その理由の一つにメダカにはまぶたがなく、人間のように目を閉じることができないためです。

じっとしているメダカを見つけても一見して寝ているとは分かりにくいですが、実際には寝ていることもあります。

メダカが睡眠を取っている間は、エラやヒレは動いているものの、体全体がほとんど動かない状態になります。

メダカの睡眠は環境や個体差によっても異なることがあります。

例えば、水温が低い環境ではメダカはより長時間の睡眠を取ることが報告されています。

また、ストレスを感じる状況下では、メダカの睡眠パターンが乱れることもあります。

飼育環境においては、適切な照明時間や水温管理が重要であり、ストレスを与えないように配慮することが求められます。

メダカは横になって寝ることはある?

稀に水中でメダカが横になっているのを見かけることがありますが、その状態は寝ている状態なのでしょうか?

メダカは横になって寝ることはありません。

メダカは立ったままで水中で静止し、その状態で睡眠を取ります。

これはメダカが水中で浮力を保つために体のバランスを維持しながら寝る必要があるためです。

水中で横になって寝ることは、メダカにとっては非常に困難であり、自然な睡眠の姿勢ではありません。

野生の環境ではメダカは常に危険にさらされているため、いつでもすぐに活動できる状態で休息をとる必要があります。

そのため、水面や水槽の底でじっとしている姿勢で寝ることが一般的です。

この静止状態がメダカにとっての安全で効率的な休息方法なのです。

しかし、一部の状況下ではメダカが横になることが観察されることがあります。

これは、ストレスや病気、水質や水温の問題など外的要因によって引き起こされることが考えられます。

例えば、水質が悪化して酸素不足になっている場合などです。

よってメダカが横になる場合は寝ているというよりも問題が起こっていると考えた方がよいでしょう。

水質が悪化している場合にはメダカの健康に悪影響を与えることがあります。

水質を定期的にチェックし、必要に応じて水換えやろ過フィルターの見直しを行いましょう。

メダカは比較的低い水温に適応できますが、急激な温度変化はストレスやショックを引き起こします。

適切な水温を維持し、特に水換え時などは大きな水温や水質の変化が起きないように注意しましょう。

メダカが横になっている場合には病気にかかっている可能性があるため、症状を観察し、必要に応じて適切な治療を行ってください。

メダカが寝る時間は?

一般的にメダカは1日におおよそ2~3時間の睡眠を取るとされています。

しかし、これは一度に長時間寝るのではなく、1日に数回の短時間の睡眠を繰り返すことで合計される時間です。

では、メダカが寝る時間はいつでしょうか。

メダカは主に夜間に睡眠をとる生き物ですので、昼間は活発に活動し、夜になると自然な睡眠サイクルに従って睡眠に入ります。

しかし、メダカは昼夜問わず機会があればこまめに睡眠をとることがあります。

これは野生の環境では連続した長時間の睡眠が危険であるため、短時間で身体を休めるようになっているためです。

メダカの睡眠時間は約2~3時間とされていますが、これはあくまで一般的な目安であり、個体や状況によって異なる場合があります。

したがってメダカを飼育する際には、その個体の特性や環境に応じて適切なケアを行い、健康な生活リズムを維持させることが重要です。

また、メダカは睡眠中に色合いが薄くなったり、体が透明になることがありますが、これはストレス軽減やエネルギー消費の抑制に関係していると考えられています。

飼育者として、メダカの睡眠環境を整えるためにできることがいくつかあります。

まず、適切な光のサイクルを維持することが重要です。

自然界と同様に、12時間程度の昼間の明るさと12時間程度の夜間の暗さを提供して、メダカの自然な生活リズムをサポートしましょう。

屋外飼育であれば自然の太陽光に任せることができますが、室内水槽では照明ライトとプログラムタイマーを使用し、生活リズムを整えてあげる事が大切です。

また、適切な水温や水質の管理、餌の与え方もメダカの睡眠に影響を与える要素です。

水温は季節や種類に応じて適切な範囲に保ち、水質は定期的にチェックして綺麗な状態に保ちましょう。

さらに、メダカの隠れ家となるような植物や装飾品を水槽に設置することで、安心して睡眠に入れる環境を作ることができます。

隠れ家はメダカのストレスを軽減する効果があり、睡眠の質を向上させることにつながります。

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メダカが寝る時間を尊重し、無駄な騒音や照明の点滅などのストレス要因を避けることも大切です。

特に夜間には、水槽の周りの環境を静かで暗い状態に保つことが望ましいでしょう。

メダカが寝る場所は水面?底の方?

メダカが寝る場所には、水面や水槽の底、水草の陰などさまざまな場所があります。

ただ、一般的には、水面近くは危険にさらされる事が多いため、水槽の底や物陰などに隠れるように寝る事が多くなります。

水面にホテイアオイなどの浮き草がある場合には、そのそばで寝ることもあります。

特に針子や稚魚の時期には自由に深い場所に潜る事ができないため、水面に浮き草などの寝床を用意してあげると良いでしょう。

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一方で水槽の底で寝るメダカもいます。

水槽の底では、底に沈んだ水草や石の間に潜り込んで安定した環境で寝ることができます。

水槽の底で寝るメダカにとって、適切な隠れ家を用意することが大切です。

石や水草、オブジェクトを配置してメダカが安心して寝ることができる場所を作りましょう。

どちらの場所で寝る場合でもメダカは安全で落ち着いた環境を求めます。

そのため、水槽の周囲では静かに過ごすことが望ましいです。

また、過密飼育はメダカの睡眠に悪影響を与えることがあります。

メダカは縄張りを作ることがあり、狭い空間での飼育はストレスになります。

水槽のサイズを適切に選ぶことで、メダカがストレスなく安心して寝ることができる環境を整えることができます。

濾過フィルターの水流が強過ぎるとメダカは流されないように常に泳ぎ続けなければなりません。

そのような環境ではゆっくりと体を休める事ができないため、水流の弱い場所を作ってあげることも大切です。

メダカの睡眠まとめ

  • メダカは人間とは異なる形で睡眠をとる。
  • メダカは目を閉じることができないため、寝ていることが一見分かりにくいですが、実際には「原始睡眠」と呼ばれる浅い眠りをとっている。
  • メダカは横になって寝ることはほとんどなく、水面や水槽の底でじっとしている姿勢で寝ることが一般的。
  • メダカの睡眠時間は1日におおよそ2~3時間で昼夜問わず短時間の睡眠を繰り返す。
  • メダカが寝る場所は水面や水槽の底、水草の陰など安全な場所であればどこでも寝ることができる。
  • 飼育環境においてはメダカの自然な生活リズムに合わせて照明をコントロールすることが重要。

今回はメダカの睡眠についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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