メダカの隠れ家は必要?ビオトープや水槽での隠れ家の必要性

2021年5月5日

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メダカの隠れ家

メダカの隠れ家は必要なのか?

メダカ水槽に隠れ家は入れるべき?

ビオトープではメダカの隠れ家を作った方がいい?

隠れ家を作ったのにメダカが隠れ家に入らない?

メダカの冬眠・越冬に隠れ家は必須?

メダカの隠れ家おすすめは?

メダカの隠れ家の代用となるものは?

こんなメダカの隠れ家の必要性やおすすめの隠れ家についてご紹介いたします。

メダカの隠れ家は必要なのか?

率直な疑問としてメダカの隠れ家は必要なのか?

まずはメダカの隠れ家の必要性について考えてみましょう。

水棲生物に対する隠れ家とはどのようなものなのか?

  • 夜行性の生体が身を隠す
  • 生体の種類によっては常に物陰に潜むように生活するものもいる
  • 天敵などに襲われた時に身を隠す
  • 動きが鈍くなる時に身を隠す
  • 産卵時に産卵床とする

水棲生物が隠れ家を必要とする目的の中でメダカに当てはまるものは「天敵に襲われた時に身を隠す」と「動きが鈍くなる時に身を隠す」です。

メダカは夜行性ではありませんし、常に物陰に潜むように生活する魚でもありません。

産卵に対しても隠れ家に隠れてひっそりと産卵するようなものではなく、堂々とお腹に卵をぶら下げて泳ぎまわっているくらいです。

メダカ水槽に隠れ家は必要か?

メダカは本来田んぼや小川など浅い場所で生活をしており、天気の良い日などは水面近くを泳いでいます。

メダカの名前の由来にもなった「目高」とは目が他の魚に比べて高い場所についていることからそう呼ばれるようになりました。

そのようなメダカの特徴からも水面や水上に常に意識を向けていることがわかります。

これは水面に浮かぶ餌を見つけるためや水上の外敵を警戒するためです。

このようにメダカは上から襲われることに非常に警戒心が強い魚と言われています。

よって水槽のように横見をするような飼育方法の時にはあえてメダカの隠れ家を用意しなくてもメダカがそれほど怯えることはないでしょう。

水槽セット当初はメダカも新しい環境に馴染むまで怯えて泳ぎ回ることもありますが、静かに見守ってあげれば徐々に環境に慣れてきます。

ビオトープではメダカの隠れ家を作った方がいい?

ビオトープは上見飼育ですので隠れ家を入れてあげることでメダカの水上に対する警戒心を和らげることができます。

また隠れ家は暑い時の日除けにもなるので隠れ家があることでメダカが住み良い環境を作ることができます。

ただビオトープの場合には隠れ家をたくさん作ることによるデメリットもあります。

それはヤゴなどの天敵が侵入した際に見つけにくくなる点です。

ヤゴはトンボの幼虫ですのでトンボが産卵しないようにビオトープにネットなどをかけて予防しておけば安心でしょう。

隠れ家を作ったのにメダカが隠れ家に入らない?

隠れ家を作ったのにメダカが隠れ家に入らない。

これはよくある話です。

飼育者からすれば折角隠れ家を作ったのだからメダカが喜んで隠れ家に入る姿を見たいと思うものでしょう。

しかしメダカにとって隠れ家とは「家」ではなく「身を隠す場所」です。

あまりにも奇抜なもの過ぎてメダカが怯えてしまって入らないとなると話は別ですが、そうでもない限りメダカが隠れ家に入らないことは悪いことではありません。

メダカが常に隠れ家に入って出てこないような時はメダカが怯えているか動きが鈍くなっている状態が多いものです。

逆にメダカが警戒心を解いて安心して生活できている時には水面近くをスイスイと泳いでいるものです。

メダカが水面近くをスイスイと泳いでいる姿をよく見かける方がメダカが健康的に生活できている姿なのです。

※健康的なメダカが隠れ家に入ることが無いと言うことではありませんので誤解なき様にお願いいたします。

メダカの冬眠・越冬に隠れ家は必須?

冬はメダカの活性が下がり動きが鈍くなるので物陰に隠れて身を守ることが多くなります。

動きが鈍くなると天敵に襲われた時などにすぐに逃げられないため暗い場所の方が安心できるようです。

そのような理由からメダカは自然の中でも流木や枯れ草などの下に隠れて越冬します。

飼育環境下においてもメダカが安心して越冬できるように隠れ家になるものを入れてあげると良いでしょう。

メダカの隠れ家おすすめ

メダカの隠れ家として販売されているものもありますので、どのようなものがあるのかいくつかご紹介いたします。

メダカの隠れ家 土管タイプ

シンプルな土管スタイルの隠れ家です。飽きの来ないシンプルさが人気です。

メダカの隠れ家 シェルタータイプ

シェルター型の隠れ家は自然の風景を模したものが多く、流木などを水槽やビオトープ内に沈めたような光景が作れます。

メダカの隠れ家 オブジェタイプ

オブジェ型の隠れ家は隠れ家の機能性よりも遊び心を取り入れた隠れ家となっています。

隠れ家の選び方や使い方で水槽内に不思議な景色を作ることもできます。

メダカの隠れ家は自作や代用も可能

メダカの隠れ家は上から見た時にメダカの姿が隠れるものであればなんでも大丈夫ですと言えるくらい色々なものが代用できます。

水深が浅ければホテイアオイなどの浮き草を浮かべておくだけでも立派な隠れ家になります。

容器の一部分に木の板を被せて日陰を作るだけでもメダカにとっては隠れ家になります。

流木や石を上手く組み合わせて下の部分にスペースを作ってあげるとそこがメダカの隠れ家になります。

このようにメダカが入り込めるスペースを作ってあげて薄暗くしてあげればメダカの隠れ家は完成です。

メダカの隠れ家の必要性まとめ

  • メダカは天敵から身を隠す時に隠れ家を必要とする
  • メダカは動きが鈍くなる時に隠れ家を必要とする
  • メダカは常に物陰に身を隠す魚ではないので隠れ家に入らないこともある
  • 横見飼育の水槽では隠れ家がなくても大丈夫
  • ビオトープでは隠れ家があると安心できる
  • 隠れ家は暑い時の日除けにもなる
  • メダカは冬眠時に隠れ家を利用する
  • メダカの隠れ家は色々なもので自作や代用ができる

今回はメダカの隠れ家についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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