メダカの春の準備はいつ頃から始める?3月?4月?
メダカビオトープは春になったらリセットする?
屋外の春のメダカの餌やりの注意点は?
春といえばメダカの繁殖時期、いつ頃から卵を産む?
こんな越冬をしたメダカの春の準備に関する疑問についてご紹介いたします。
メダカの春の準備はいつ頃から始める?3月?4月?
屋外で越冬したメダカは3月頃から活動を始めるようになります。
メダカが越冬から目覚める季節は地域によって多少の違いがありますが、気温が15℃を超えるようになってくると餌を探して活発に泳ぎ出します。
それまでは枯葉の下や浮き草の下など隠れ家となる場所に隠れながらじっとしていることが多いものです。
そのような時にはそのままそっとしておいてあげましょう。
メダカの春の準備は早すぎるよりは遅い方がいいくらいに考えておきましょう。
水温が低くメダカがまだ本調子でない時に水換えなどで大きく環境を変化させることはメダカのストレスとなってしまいます。
まずはメダカの活性が高まっていることを確認することが大切です。
メダカが活動をはじめたら、まずは水換えをおこないます。
冬の間、越冬のために水換えを控えていた環境はメダカの糞やコケなどが大量に溜まってしまっています。
そのような環境を水換えにより綺麗にしてあげることで暖かくなってからのメダカの病気を防ぐ効果があります。
メダカビオトープは春になったらリセットする?
メダカビオトープにおいても同じようにリセットや掃除が必要となってきます。
ビオトープの場合には水換えのほかにも植物の手入れなども必要になってきます。
冬の間、枯れてしまった水草などはメダカの隠れ家となるためそのままにしておくことが多いはずです。
しかし、その枯れた水草や浮き草をそのままにして暖かい春を迎えてしまうと今度は枯れた葉の腐敗が始まってしまいます。
冬の間は水温が低いため、あまり腐敗しないので水質は悪化しにくいのですが、水温が上がってくると腐敗が始まり水質を悪化させてしまいます。
冬の間の隠れ家(メダカの寝床)としての役割を終えた水草や枯葉などは取り除いてあげましょう。
ただ、ホテイアオイなどは枯れていても暖かくなるとまた新しい芽を出すこともありますので、触ってみて溶けてしまうような場所だけカットして、茶色くてもしっかりしているところは残しておくと良いでしょう。
屋外の春のメダカの餌やりの注意点
3月から4月下旬くらいまでは日中に暖かくなっても夜間に冷え込むような日もあります。
そのように日中の気温と夜間の気温の寒暖差が大きい時には必然的に水温変化も大きくなります。
水温変化の大きい季節はメダカが消化不良を起こしやすい時期であり、病気にもかかりやすい時期でもあります。
よって餌やりは気温が高い日中に行うようにし、暗くなる前の餌やりは控えるようにしましょう。
また、水草などの植物の活動が鈍い時期は水中の植物プランクトンや動物プランクトンの活動も鈍いものです。
そのような時期に餌をたくさん与えてしまうと食べ残しや糞の処理が追いつかなくなります。
よって餌の量も控えめにするとよいでしょう。
ただ、産卵を目的とした飼育の場合には、この時期に栄養価の高い餌をしっかり与えたほうが良い結果に結びつきやすくなります。
そのような場合には、水を汚しにくい生き餌を与えたり、水換えの頻度を多くする、こまめに食べ残しを吸い出すなどの世話をしてあげると良いでしょう。
春といえばメダカの繁殖時期・産卵はいつ頃から
春といえばメダカの繁殖・産卵が待ち遠しい季節でもあります。
メダカはいつ頃から産卵を始めるのでしょうか?また繁殖の準備は何をすればいいのか?
まず、メダカの産卵時期は4月くらいから10月くらいまでです。
地域によっては3月くらいから産卵がはじまる地域もあり、近年の温暖化によってそのシーズンは年々早まっているようにも感じます。
メダカは水温の上昇と日照時間によって繁殖時期を感じ取っています。
そのため地域や年によっても繁殖シーズンにズレが出てくるものです。
メダカの繁殖時期と産卵条件については過去の記事をご覧ください。
メダカの春の準備まとめ
- メダカの春の準備はメダカが泳ぎ出すようになったらはじめる
- メダカが隠れ家に隠れたままじっとしている場合にはそっとしておいてあげる
- 水換えを行い冬の間に溜まったメダカの糞やコケなどを綺麗にすることでメダカの病気を予防する
- 日中と夜間の寒暖差が大きい季節には暖かい時間帯に餌やりをおこなうようにする
- 春の餌やりは控えめにして食べ残しや糞を極力抑える
- 繁殖目的の飼育の場合には生き餌などを多めに与えることで高栄養価を確保する