光るメダカが人気!?光るメダカの種類と背中や鱗が光る理由!

2022年4月21日

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光るメダカ

光るメダカには種類がある?

メダカの鱗やヒレが光る理由は?

メダカの背中が光る理由は?

光るメダカの作り方を知りたい。

光るメダカの価格は高い?

こんな光るメダカに関する疑問についてご紹介いたします。

光るメダカには種類がある?

近年、改良メダカの中でも背中が光るメダカや鱗が光るメダカなど高級感さえ感じる煌びやかなメダカが人気を集めています。

そんな光るメダカの中でも光る場所や光り方によって様々な種類があります。

まず光るメダカの代表種と言えば、背中に真っ直ぐな光が伸びる幹之めだか(ミユキメダカ)です。

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幹之めだかの中でも体色の違いにより白幹之めだかや青幹之めだか、黒幹之めだかなど多くの種類があります。

さらに背骨を中心に上下線対称のような形をしているヒカリ体型メダカも背中が光ることで知られています。

本来メダカの腹部にある虹色素胞が背中にも現れ、上からみると光って見えることからヒカリメダカと呼ばれようになりました。

ヒカリメダカの光は銀色のみで幹之めだかのように青みがかかることはありません。

現在ではヒカリ体型のみが重視され、背中に虹色素胞がのっていない個体でもヒカリメダカと呼ばれています。

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また鱗一枚一枚がキラキラと光るラメメダカは背中だけではなく、ヒレなどにも光が現れるようになります。

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メダカの体の中でもどの部分が光るのか、またどのように光るのかによってそれぞれに品種名が付けられています。

そのような特徴をふまえて体型的特徴と組み合わせるとメダカの種類は現在500種類以上の品種があるとも言われています。

しかし野生のメダカやヒメダカには体が光るような特徴は見られないものです。

なぜ幹之めだかやラメメダカのような光るメダカが現れたのか?

ミユキメダカは2007年に発表された背中光強メダカが親メダカとなり作出されました。

この時初めて光るメダカという認識が世の中に広まったとも言えるかもしれません。

それから10数年で改良メダカの世界は飛躍的に発展し、今に至っています。

なぜ近年、光るメダカが登場したのか、その理由をメダカが光る理由と合わせてご紹介いたします。

メダカの鱗やヒレが光る理由

メダカの鱗やヒレが光る理由は鱗やヒレに現れる虹色素胞によるものです。

ここまで「光るメダカ」とご紹介してきましたが、光っているように見える部分は光の反射によるもので、メダカ自信が発光しているわけではありません。

よって正確には光るメダカではなく、光を反射するメダカとなります。

細かい言い回しはさておき、鱗やヒレが光る理由について掘り下げていきましょう。

メダカの体色を決める色素細胞には黒色素砲、白色素砲、黄色素砲、虹色素胞の4種類があることが知られています。

その中でメダカの体色に影響を与える色素胞は黒色素胞、白色素胞、黄色素胞の3種であり、虹色素胞は体色構成にほとんど関与していません。

虹色素胞は光反射性色素胞と呼ばれており、光を反射する特性を持っています。

この虹色素胞が鱗に現れることによりメダカの鱗が光っているように見えるのです。

光るメダカの始まりは突然変異によって背中や鱗に虹色素胞が現れたものです。

そのメダカを何代にも渡り選別繁殖を行い、特徴の固定率を高めたものが現在の改良メダカとなります。

鱗にも普通鱗、透明鱗、さらにその中間を表現する半透明鱗があり、特有の透明感のある半透明鱗メダカをオーロラメダカと呼びます。

メダカの背中が光る理由

メダカの背中が光る理由には鱗が光る理由と少々違った特徴があります。

メダカの背中が光る理由には大きく分けて3種類あり、体外光、体内光、ラメと呼ばれています。

幹之めだかの光は体外光と呼ばれ、体表に虹色素胞の光が現れたものです。

虹色素胞の内部にはプリン体(主にグアニン)の板状結晶の重なりが見られます。

この板状結晶の数が多くなると青みが増す傾向にあり、逆に少ないと青みが薄れる傾向にあります。

みゆきメダカのグアニン層はそれほど数が多くないため光の反射程度の色合いに見えます。

体外光の特徴は背ビレ付近を起点として頭の方に向かって光が伸びる習性があります。

幹之めだかの体外光がヒレにも現れる種類をヒレ光と呼びます。

さらに幹之めだかに鱗のラメがのったものをラメ幹之めだかと呼びます。

体外光とは別に体内に光が現れたものを体内光と呼び、マリンブルーの体外光を無くし、体内光のみに改良したものが深海です。

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体外光が横見でも確認できるのに対して体内光は光の層が横向きの板状になったもので上見でしか確認できません。

光るメダカの作り方

光るメダカには色々な種類がありますが、どの種類にも言えることは虹色素胞に由来していることです。

この虹色素胞は遺伝性が強いため、光らせたい場所の特徴を持ち合わせた個体同士を掛け合わせることで子供に引き継ぐ事が出来ます。

よって逆の考え方をすれば、ある程度その特徴を持ち合わせている親メダカがいないと理想とする「光るメダカ」は作り出せないとも言えます。

よって黒メダカやヒメダカから急にラメメダカなどを作ることはほぼ不可能と言えます。

虹色素胞の遺伝子を持ち合わせた親メダカを購入し、その特徴を伸ばしていくことが理想的な楽しみ方でしょう。

光るメダカの価格は高い?

光るメダカは一見高級感さえ感じるもので価格も高いのではと思ってしまうものです。

確かに幹之めだかが発表された当初はまだまだ数も少ないため高価な値がついていました。

しかし、ブリーダーの方々の努力により今や幹之めだかやラメメダカなどもどんどん数を増やしています。

市場の価格は需要と供給によって形成されるため供給量が増えれば必然的に価格は下がってくるものです。

よって今現在では初心者でも購入しやすく、始めやすい価格となっています。

ラメメダカの価格もグレードによりピンキリですが、ショップなどで探してみると色合いの多さやラメの美しさに見惚れてしまうほどです。

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光るメダカまとめ

  • 光るメダカには幹之めだか、ヒカリメダカ、ラメメダカなど光る場所や光り方によって様々な種類がある
  • メダカの鱗やヒレが光る理由はメダカが持ち合わせている虹色素胞が鱗などに現れたもの
  • メダカの背中の光り方には体外光、体内光、ラメと呼ばれる3種類がある
  • 光るメダカは虹色素胞の突然変異を何代にも渡り固定したものなので初心者がすぐに作れるものではない
  • 光るメダカの遺伝子を持った親子メダカを購入してその特徴を伸ばしていく楽しみ方がおすすめ

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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