
各局の天気予報などでも騒がれている10年に一度の最強寒波が日本全国に襲来とのことです。
今まで屋外飼育でメダカを育ててきた人にとっても特に心配になる情報ですね。
今年初めてのメダカの越冬を迎える人にとってはさらに心配の種となってします。
そんな10年に一度の最強寒波からメダカを守るための対策について考えてみましょう。
目次
10年に一度の最強寒波から屋外のメダカを守る

最強寒波といえば問題視されるのが、氷点下になる気温と積雪です。
屋外のメダカにとって氷点下になる気温は致命傷とも言えます。
その理由は水が凍ってしまう事です。
いくら日本の気候に順応できるメダカといえども水が凍ってしまってはどうすることもできません。
また、積雪もまたメダカの環境を脅かす要因となります。
今年の寒波は毎年ほとんど積雪のない関東地方でさえ、雪の予報がでています。
そんな日本全土に積雪をもたらす最強寒波からメダカを守るために今のうちからできる対策をしておきましょう。
水の凍結からメダカを守る方法

屋外飼育のメダカの水を凍結から守る方法は
- 水量を増やす
- 水深を深くする
- すだれなどの霜除けを設置する
- 容器を保温性の高いものに変える
- 容器の周りを断熱材で包む
などが挙げられます。
その中でも今日、すぐにできるものは
すだれなどの霜除けの設置と断熱材の設置です。
冬を迎える前から越冬の準備として容器を大きめのものにしたり、保温性の高い容器を準備することは良い事です。
しかし、気温が下がりメダカが冬眠状態にはいってから飼育環境を大きくかえてしまうことはかなりのリスクがあります。
急激な環境の変化にメダカが付いていけずに体調を崩してしまうこともります。
よって今から急に環境を変えることはおすすめできません。
そのため、寒波対策としてできることは周囲の保温になります。
発泡スチロールや毛布、段ボールなど断熱性の高いものでメダカ鉢の周囲を包むなどの対策をしてあげましょう。
また、容器を容易に移動することができるのでしたら、軒下や玄関先など雪の当たらない場所や風避けのできる場所に移動するだけでも寒さ対策となります。
さらにおすすめの方法が簡易ビニールハウスの設置です。

簡易ビニールハウスを設置することでメダカビオトープの周辺を保温する効果が見込めます。
吹き付ける風や冷たい雨や雪を防ぐこともできます。
今日、明日の寒さ対策には間に合わないかもしれませんが、これから先もまだまだ寒い冬は続きます。
さらなる寒波が訪れることも予想されますので、今からでも屋外のメダカを守るためにビニールハウスの設置を検討してみましょう。
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お湯やカイロなどの温度上昇は逆効果

メダカが寒くならないようにと下がってしまった水温に対して、お湯を注いだり、メダカの飼育容器の周りにカイロを置いたりすることは一見良いことのように思えますが、実はあまりお勧めできない寒さ対策です。
その理由は短時間で急激に環境を変化してしまうことです。
メダカは自然界では絶対に起こらないような短時間での急激な水温変化にはついていけません。
よってお湯を注ぎ水温が上昇するから大丈夫ということではないのです。
あくまでも急激な環境変化を起こさないことを前提に寒さ対策をしていかなければなりません。
メダカの容器への積雪に対する対策

気温の低下や水の凍結のほかにも対策をしておきたい事が積雪への対策です。
飼育容器に蓋をしていても雪の重みに耐えれなければ雪がメダカの飼育容器の中に入ってしまいます。
そのような問題を避けるためにも積雪への対策も万全にしておきたいものです。
また、屋根に積もった雪が崩れ落ちてくるような場所にメダカの容器を置いていないかなども確認しておきましょう。
室内メダカ飼育でも最強寒波対策が必要!

今回のような最強寒波に対しては室内のメダカ飼育でも事前の対策が必要となってきます。
その理由が積雪などによって起こる可能性のある停電です。
積雪によって停電が起こってしまうと当然電気は届かなくなります。
そうなるとメダカ水槽に設置しているヒーターや濾過器、エアレーションなどは全て止まってしまいます。
濾過やエアレーションの一時的な停止はそれほど大きな問題ではありませんが、ヒーターの停止は問題です。
水槽用ヒーターが止まり、室内の暖房も使えない状態が長時間続くとメダカ水槽の水温は一気に低下してしまいます。
そのような問題を避けるために室内水槽にも事前の寒さ対策を施しておくことをおすすめします。
先の屋外飼育でご紹介したように断熱材を水槽の側面に設置することによりガラス面からの熱の放出を抑えることができます。
今日の寒さ対策には間に合わなくてもまだまだ続く寒い季節を乗り越えるためにも断熱材を用意しておくと良いでしょう。
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