メダカの卵の成長を観察!孵化までの経過日数と変化

2019年10月30日

メダカの卵

メダカの卵の孵化までの様子を観察したい。

メダカの卵の育ち方を知りたい。

メダカの卵の経過日数による変化を知りたい。

メダカの卵の成長過程に興味がある。

メダカの卵の大きさを知りたい。

こんなメダカの卵の成長過程と変化についてご紹介いたします。

卵の孵化までの日数と変化を観察しよう

屋外の睡蓮鉢やビオトープなどでの産卵となると毎日じっくり観察するのは難しいかもしれませんが、室内での水槽飼育でしたら生まれたメダカの卵を毎日観察することは容易です。

メダカの卵は鳥などのように硬いからに包まれているわけでは無く、透明で卵の中まで透けて見えますので卵が生まれてから稚魚が生まれるまでの卵の変化を観察することができます。

メダカの卵はメスのお腹から産卵されるとすぐにオスのメダカによって受精され、その受精率は驚くほど高いものです。

飼育している環境の水流の速度やその時の水温、オスの割合などによって多少変動はありますが、メダカの受精率は80%〜90%と言われています。

受精が上手くいった卵の成長速度は、その卵が置かれた場所の水温に大きく左右され、一般的に25℃の水温で約10日程度かかるとされています。

水温があがり30℃近くになるとかかる日数は減りますが、真夏の高水温状態などで水温が35℃近くになるような環境は卵にとってはいい環境とは言えませんので注意してください。

高水温での孵化は奇形のメダカなどが生まれやすくなりますので、適正水温を維持できるような管理と工夫が必要となってきます。

メダカの卵の経過日数と変化

産卵中のメダカ

産卵後1日〜2日の卵はまだ魚らしい形には程遠いですが、卵の中では成長が進んでおり細胞分裂が頻繁に行われています。

卵の中心部に見える丸いものは卵の黄身に相当する栄養分です。

この時点で卵の中まで見えずに白く濁っているような時は無精卵の可能性があります。

産卵後3日〜4日でメダカの卵の中では徐々に魚らしい形が認識できるようになってきます。

産卵後5日〜6日では目がかなりしっかりした形になり体も長くなってきて狭い卵の中で丸々ようにしています。

この段階ではやい稚魚は卵の中で時折、クルッと回転したりして元気な姿を見せてくれることもあります。

メダカの卵の孵化

産卵後9日〜10日になると稚魚の体はかなり黒ずんできて、黒目の周りが金色になり、目の印象はかなり力強いものとなってきます。

ここまで大きくなるといつ殻を破って飛び出してきてもおかしくない状態となっています。

卵の健康状態や環境が適正だとこのくらいの日数でこのように卵は変化していきますが、卵の成長過程に何かしらの問題が起きると卵は順調に成長しなくなってしまいます。

そのようなときは卵の孵化までの日数と孵化直前の様子を参考にし、原因を探してみてください。

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大きさ1mm程度のメダカの卵の成長を観察する方法

メダカの受精卵の大きさは直径が1mm程度ととても小さなものですので裸眼での観察は視力の良い人でもなかなか大変な作業になってしまうかもしれません。

そのために高倍率のルーペや拡大鏡などを用意すると良いでしょう。

そして先の尖ったピンセットなどを使い、受精卵についている紐を慎重につまみ、観察に使う水槽の前面ガラス付近にある水草の葉などに引っ掛けます。

このようにすることでメダカの受精卵を観察しやすい場所に移動させておきます。

もちろんこの観察に使う水槽には親のメダカは入れないようにしましょう。

観察しやすい場所に置いた卵は他のメダカからも発見されやすいので見つかってしまっては食べられてしまう可能性もあります。

もし、親のメダカが入っている水槽で観察を行うのであれば一時的に卵の周りを囲ってメダカが卵に近づけないような工夫を施してあげましょう。

受精卵から飛び出したばかりの稚魚は水面付近の浮き草の陰などに寄り添うように浮かんであまり動きませんが、時間が経つと水面付近を泳ぎ始めます。

メダカの卵は成長途中で白くなってしまうこともある

メダカの受精卵を観察していると稀に白くなった卵を見つけることがありますがこれは受精できなかった無精卵や途中で死んでしまった受精卵です。

白くなるのは水中にいる水生菌に寄生されてカビてしまうためでそのまま放置しておくと白いカビは他の健康な受精卵にも伝染してしまいますので死んでしまった卵を見つけた時にはスポイトやピンセットなどで取り除くようにしましょう。

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メダカの卵の成長を観察しながら孵化率を高める

ここまではメダカの卵の成長過程や日数による変化をご紹介してきました。

卵の成長を見守ることは非常に大切なことかつ心躍るものでもあります。

しかし折角卵を毎日観察しているのですから、卵が順調に成長する世話も一緒にしてあげたいものです。

先にご紹介しましたようにメダカの卵自身に成長不良を起こす要因があることももちろんありますが、卵を育てる環境も非常に大切です。

環境によっては卵の成長が止まってしまうこともあります。

そんなことにならないように孵化率を高めるための方法についてもまとめましたので合わせてご覧ください。

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メダカの産卵に感じる命の不思議さ

普段、私たちは自分達の持っている命の不思議さについて全く意識することなく生活しているものです。

しかし、メダカのメスが産み落とした卵を水草の影などに見つけ、その卵がいつの間にかオスの精子によって受精し、その受精卵が透明な殻の中で少しずつ育ち、徐々に魚らしい形に変わっていく様子を観察していると自然と「命の不思議さ」を感じるようになります。

そしてさらに受精卵の成長が続き、遂には魚の稚魚らしい姿となり、殻の中で時々動くようになるとどうしても命に対する不思議な気持ちはさらに高まってしまうものです。

そして遂にふ化の時を迎え、もし幸運にもメダカの稚魚が殻を突き破って飛び出した瞬間を目撃することができれば、その命に対する不思議な気持ちは一瞬にして大きな感動に変わるはずです。

メダカの卵の成長を観察まとめ

  • メダカの卵の受精率は80%〜90%と高い。
  • 受精した卵は25℃の水温で10日ほどで孵化する。
  • 産卵後3日〜4日くらいで魚らしい形が認識できるようになる。
  • 産卵後5日〜6日では目がかなりしっかりした形になり体も長くなってくる。
  • 産卵後9日〜10日になるといつ殻を破って飛び出してきてもおかしくない状態。
  • メダカの卵を観察するには高倍率のルーペなどがあると便利
  • 途中で白くなってしまった卵はカビが生えるのですぐに取り出す。
  • 白くなった卵は無精卵か途中で死んでしまった卵。

今回はメダカの卵の成長過程と変化についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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少々余談になりますが、メダカの卵は購入できることをご存知でしょうか?

季節によって販売数などに変化はありますが、珍しい種類のメダカを安く手に入れる方法として人気があります。

今回、卵の成長過程を知り、孵化率を高める方法を知ったことで新しく卵を育ててみたいという気持ちが高まった方も多いのではないでしょうか。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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