メダカの無精卵と有精卵の見分け方・無精卵が多い原因と減らし方

2020年4月23日

メダカの無精卵

メダカの卵の無精卵と有精卵の見分け方から無精卵の原因や無精卵が多い理由などについてご紹介いたします。

折角産まれたメダカの卵が孵化しない。なんだか卵の色がおかしい。

そんな時はもしかしたら無精卵かもしれません。

卵には無精卵と有精卵(受精卵)があり、無精卵は絶対に孵化しません。

メダカの産卵を迎えるにあたって無精卵の知識もつけておきましょう。

メダカの無精卵とは

メダカの産卵時に受精されなかった卵のことを無精卵と呼びます。

メスが産卵しても無精卵は受精していないため何日経っても孵化することはありません。

メダカの無精卵と有精卵の見分け方

メダカの無精卵と有精卵の違いは触感や見た目に現れます。

有精卵は触ると張りがありますが、無精卵は柔らかくて簡単に潰れてしまいます。

また、無精卵は白く濁っていて中が透けて見えなく、逆に有精卵には透明感があり、日数の経過とともに卵の中に稚魚の成長が見えてくるようになります。

このように有精卵と無精卵の違いは見た目の違いと触感の違いから素人の人でもすぐに違いがわかるものです。

メダカの繁殖が初めてで全ての卵が無精卵の場合などは何も比較するものがないので判断が難しいかもしれませんが上記の違いを意識しながら再度卵を確認してみてください。

メダカの無精卵にカビが生える

無精卵は触るとすぐに潰れる。透明感が無いなどの面からもわかるように生きていません。

よってそのまま放置しておくと時間の経過とともに腐敗が始まり、カビが生えてしまいます。

水中で生えたカビは水質悪化を招くうえに近くの元気な卵にも移りますので無精卵を発見したら腐敗が始まる前に取り除くようにしましょう。

また、初めは有精卵であっても成長途中でなんらかの問題が起こり卵の中で稚魚が死んでしまった場合なども卵の免疫力が低下してカビに侵されてしまうことがあります。

このような時も無精卵同様に早めの対処が必要です。

メダカの卵にカビが生えてしまう事例についても詳しくご紹介していますので合わせてご覧ください。

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無精卵の原因と無精卵が多い理由

無精卵の原因と無精卵が多くなる理由の中にはメダカの品種的要因(遺伝子的要因)と雄雌の相性による受精確率があります。

品種改良が進んだメダカの中には種類によって無精卵が多い種類もあります。

これは品種改良における遺伝的な問題ですのでどうすることもできません。

また、ダルマメダカなどのように体型や遊泳力による繁殖行動の問題が関係していることもあります。

メダカは雌が卵を産卵し、その直後に雄メダカが精子を卵にかけて受精をさせます。

しかし、この繁殖行動が品種によって苦手な種がおり、どうしても受精率が下がってしまうのです。

濾過フィルターの水流が強めの水槽では遊泳力の弱いダルマメダカなどはさらに受精させにくい環境となってしまいます。

よって水流を弱めるための障害物として流木や水草などでレイアウトを作ってあげると良いでしょう。

珍しい種類のメダカを繁殖させたい時などはその品種の繁殖能力なども調べておくと良いでしょう。

もし飼育している品種の繁殖能力に比べて明らかに無精卵が多いなど飼育環境における問題が考えられる場合にはこのまま読み続けていただければ解決策にたどり着けると思います。

飼育環境における無精卵の減らし方

ごく一般的な品種のメダカを繁殖させる場合にはとくに品種的特徴を気にかける必要はないと思いますので飼育環境、飼育条件における無精卵の発生について考えていきましょう。

まず、雄雌ワンペアで無精卵が多い場合には雄をもう1匹、2匹追加して様子みるという方法もあります。

やはり雌1匹、雄1匹ですとそれぞれの相性による不一致ということも起こりやすくなります。

雄を増やすことで受精の確率を高める効果を狙う方法です。

他にも雄2雌8の割合で10匹飼育し、雄雌の相性を探してから相性の良いペアを抜いて飼育するという方法もあります。

これはペアを作るところから雄雌の相性を確認できるのでこの方法もまた受精確率を高められるとされています。

無精卵が多くなる理由はメダカの雄雌の相性と受精確率に起因しています。

よってそのような問題を回避できるような対策を行うことで無精卵の確率を下げることができるのです。

ただ、小さな水槽などでメダカ飼育を行なっている人にとっては相性を探るためだけにメダカの数を増やすというのは非現実的な方法かもしれません。

無精卵の数を減らす目的のためにメダカの数を増やして水質悪化を招きやすい環境にしてしまっても本末転倒です。

稚魚が生まれてからのことも考え、長期的に飼育していくことを前提に無精卵に対する対策をしていくことが望ましいでしょう。

メダカの卵の受精率だけにとどまらず、メダカの卵の産卵数や卵からの孵化率、稚魚の生存率などメダカの繁殖を順調に行うためには親メダカが健康的に成長でき、満を侍して産卵に臨める環境を整えてあげることも大切なことです。

常に良い状態に保たれた水質管理や栄養価の高い餌を与えるなど親メダカの飼育環境を今一度確認してみましょう。

時期的要因による無精卵の増加

メダカの無精卵が増える理由には時期的要因も多少関係しています。

メダカの産卵時期になってもまだ寒さが残るような時期にはオスのメダカが繁殖モードに入っていないことも多いものです。

よってメスが産卵しても上手く受精されないため無精卵が増える結果となってしまいます。

また早い時期は親メダカの性成熟の関係も絡んでいます。

初めての産卵や繁殖を迎える若いメダカにしてみれば、まだまだ性成熟できていない場合もあります。

そのような時には季節が進み、日数が経てば自然と繁殖が上手になりますので暖かく見守ってあげましょう。

メダカの無精卵と有精卵まとめ

  • メダカの産卵時にオスによって受精されなかった卵が無精卵となる
  • メダカの有精卵は触ると張りがあるが無精卵には張りがない
  • 無精卵は何日経っても白く濁っており稚魚が育つことはない
  • 無精卵はそのまま放置するとカビてしまうので早めに取り除くことが望ましい
  • メダカの品種によっては繁殖行動が苦手で受精率が低くなってしまうものもある
  • メダカの産卵時期初期には無精卵が増える傾向にある

今回はメダカの無精卵と受精卵の違いについてご紹介しました。皆様のメダカの繁殖の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

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25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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