メダカのヤゴ対策!屋外ビオトープではヤゴにメダカが食べられる!?

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メダカとヤゴ

トンボの幼虫ヤゴはメダカを食べるのか?

ヤゴとメダカは共存できる?

ヤゴはいつ頃どのように現れるのか?

ビオトープでのヤゴ対策や駆除方法を知りたい。

こんな屋外のメダカビオトープなどに現れるヤゴについてご紹介いたします。

トンボの幼虫ヤゴはメダカを食べるのか?

トンボの種類と同じだけヤゴにも種類がありますが、ほとんどの種類のヤゴがメダカを食べます。

中にはイトトンボと呼ばれる小さく、細身のトンボがいますが、イトトンボのヤゴであればメダカを食べることはありません。

孵化したばかりの稚魚くらいの大きさだと狙われてしまいますが。

ヤゴは肉食性で動くものに反応し、自分より大きな生物に襲いかかったり、共喰いをすることもあり、非常に獰猛な昆虫といわれています。

メダカの稚魚はもちろん、体の大きなヤゴであれば親メダカも難なく食べてしまいます。

大切なメダカを食べてしまうヤゴはメダカ飼育者にとって害虫ともいえるでしょう。

ヤゴとメダカは共存できる?

先ほどお話したとおり、ヤゴはメダカを食べます。

メダカビオトープに侵入したヤゴは、メダカを食べて大きくなるため、ヤゴとメダカの共存はできません。

さらに、一日に数匹のペースで食べるため、そのまま放っておくとメダカがいなくなってしまうこともあります。

メダカが減っているかも?と感じたり、飼育容器内にヤゴを発見したらすぐに対処が必要です。

見つけたヤゴを飼育したい場合は、メダカと共存させるのではなく別の容器で飼育しましょう。

ただし例外として、あえてヤゴとメダカを一緒に入れておくケースもあります。

ヤゴは弱ったメダカや奇形メダカを優先的に食べる習性があるようで、この習性を利用して健康なメダカを厳選するためにあえて食べさせる、という飼育者もいます。

しかし、この飼育法はメダカの数が多いことが前提であったり、ヤゴが増えすぎないための調整などが必要なため、難易度が高い上級者向けの方法です。

基本的にはヤゴとメダカは共存できないものと考えるのがよいでしょう。

ヤゴはいつ頃どのように現れるのか?

ヤゴはいつ頃どのようにして現れるのか?

トンボは、卵→幼虫(ヤゴ)→成虫(トンボ)という流れで成長するため、トンボが産んだ卵がかえったタイミングでヤゴが出現します。

孵化する時期は、だいたい春(3月)頃といわれています。

卵から孵化したヤゴは水中で生活し、半年~1年をかけて大きくなると陸に上がり、羽化してトンボになります。

トンボの産卵方法については

  • 空中から卵をばらまく
  • 水中に尾を入れて産む
  • 植物の茎内部に産み付ける

など種類によってさまざまです。

産卵時期についても種類によって異なるため、季節を問わずヤゴ対策が必要になります。

そして、ヤゴの侵入を防ぐためには、飼育容器内への卵の混入を阻止しなければならないのです。

ビオトープでのヤゴ対策や駆除方法

ビオトープでのヤゴ対策はメダカ鉢や睡蓮鉢を目の細かいもので覆ってトンボの侵入経路を断つという方法が一般的です。

防虫ネットなどで覆う場合は、洗濯ばさみを使ってピンと張る、100均で売られているワイヤーネットを間に挟むなどして、水面から天井までの空間を確保することが重要です。

ネットなどが水面に触れている状態だと、ネット越しに尾を水中に入れて卵を産み落とされてしまいます。

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また、網目状のものでは、ばらまくタイプの卵の混入を防げないため完全な対策は難しいですが、トンボの侵入を防ぐことができるだけでも十分なヤゴ対策になります。

ビニールや気泡緩衝材であれば隙間が出来ませんが、見た目が悪くなるデメリットや夏場は蒸れてしまう問題も出てきます。

大きめのビニールハウスなどでメダカを飼育できればトンボの侵入を防げる上、暑さ対策などもしやすくなります。

飼育容器内のこまめなチェックもあわせて行っていくことも大切です。

チェックする際は次のことに注意してください。

  • メダカの数は減っていないか。
  • ヤゴの抜け殻が水面に浮いていないか。
  • 水草や石の影、底砂にヤゴが隠れていないか。

ヤゴの大きさは成長具合にもよりますが、だいたい20~25mmです。

なかには60mm前後といった大きな種類のヤゴも存在します。

見つけたヤゴは、ピンセットでつまむ、網ですくうなどして駆除してください。

トンボは一度に大量の卵を産みつけるため、侵入したヤゴが1匹だけということははほとんどありません。

1匹見つかったら複数匹いると考えて徹底的に駆除しましょう。

メダカのヤゴ対策まとめ

  • トンボの幼虫ヤゴはメダカを食べるのでヤゴとメダカは共存できない
  • 屋外ビオトープでメダカを飼育するならヤゴ対策は必要
  • 飼育容器内に産み付けられた卵が孵化するとヤゴが出現する
  • 完全なヤゴ対策は難しいがトンボの侵入を防ぐだけでも十分な対策になる
  • 具体的なヤゴ対策は目の細かいもので飼育容器を覆うこと
  • 水面から天井までの空間を確保しネット越しに卵を産みつけられるのを防ぐ
  • メダカが減っていないか?ヤゴが侵入していないか?をこまめにチェックする

今回は屋外ビオトープのヤゴ対策についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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