メダカはどのくらいの時期から卵を産むのか?
メダカの産卵はいつから始まる?
メダカはどのくらいの数の卵を産むのか?
メダカの産卵頻度は?回数は何回くらい?
メダカの産卵数を増やすことはできるのか?
こんなメダカの卵の数や時期に対する疑問についてお答えします。
目次
メダカの産卵はいつから?時期は?
メダカはどのくらいの時期から卵を産むのか?
メダカの産卵はいつから始まるのか?
この疑問については二つの答えがあります。
一つ目は孵化してからどのくらいの期間で卵を産めるようになるのかという成長度合いの話となり、もう一つは季節的な話となります。
メダカの産卵は生後どれくらいから始まる?
メダカは大きさにより成熟度が左右されるので餌をしっかり食べ早く大きくなればそれだけ早くから卵を産むことができるようになります。
稀に「メダカの産卵は何年目から?」などの質問を見かけることがありますが、実はメダカが産卵するようになるまでには何年もかかりません。
早いメダカでは孵化から3ヶ月くらいですでに卵を産むくらいです。
しかし早熟なメダカはメスの卵巣がしっかり成熟していないことが多いため卵を産んでも無精卵である可能性が高くなってしまいます。
ある程度無精卵が増えても早い時期から卵を産んで欲しいのか?それともゆっくりじっくり育ててから卵を産むようになってほしいのかは飼育者次第でしょう。
メダカの産卵は何月頃から始まる?
季節的な話となると早ければ3月半ば、通常は4月から10月くらいまでがメダカの産卵時期となります。
※日本における関東地方でのデータに基づく
メダカが卵を産むようになる時期は水温と日照時間によって決まると言われています。
水温が20℃を超えるようになり、日照時間も長くなってくるとメダカの産卵が始まるようになります。
季節的に早い時期に卵を産むと卵が育つ最適な水温とは多少ずれがあるので卵の孵化率は基本的には低くなるものです。
それでもメダカは出来るだけ子孫を増やすために沢山の卵を産もうとするので環境さえあえば親メダカは産卵を始めるようになります。
自然の中では栄養価の高い卵や稚魚は多くの生物の格好の餌となってしまいます。
過酷な生存競争に勝ち抜くためには沢山の卵を産まなければならないことをメダカは本能的に知っているのでしょう。
そんなメダカはどのくらいの数の卵を産むのか?
メダカはどのくらいの数の卵を産むのか
メダカが一度に産む卵の数は10個~50個くらいです。
この数はメダカの成熟度や個体差、餌をどれくらい食べれているかなど様々な要素で変わってきます。
さらにメダカの凄いところは1回の産卵で終わらないところです。
水温が安定する日々が続くようになるとメダカは毎日のように卵を産むこともあります。
合計で500個ほどの卵を産むメダカもいるくらいです。
あの小さな体から考えるとこれだけの数の卵を産むことが本当に不思議な感じです。
「自分のメダカはそんなに卵を産まない・・・なんで卵の数が少ないのかなぁ?」と思った方のためにこの後、産卵数を増やす方法についてもご紹介いたします。
メダカの産卵頻度は?回数は何回くらい?
メダカが産む卵の数がある程度わかったところで、産卵の回数も計算してみましょう。
先にも述べましたように卵の数にはメダカの成熟度や個体差、餌の量など色々な条件が関係してきます。
よってもちろん産卵回数にも同じように関係しているということはご理解ください。
そのような事を考慮しつつ、アバウトにですが、産卵回数が何回くらいなのか計算してみましょう。
合計で500個ほど卵を産むようなメスなら1度に50個産むとしたら10回程度となります。
1回の数が半分の25個ほどなら20回という計算になります。
あの小さなメダカが1シーズンに10回〜20回も産卵を行うと考えただけでもすごい事ですね。
メダカの産卵数を増やすことはできるのか?
- メダカの卵が少ない。
- なかなか産卵してくれない。
- メダカの産卵数を増やすことはできるのか?
こればかりはメダカに聞いてみないとわかりません。
というのは冗談です。
必ず増やせると言うわけではありませんが、環境を整えることで卵の数を増やせる可能性はあります。
先にも述べましたようにメダカは水温と日照時間によって産卵を始めるようになりますので、まずは水温と日照時間を確認してみましょう。
夏になれば放っておいても水温は高くなりますが、春にはなかなか水温が上がらないこともあります。
そんな時にはしっかりお日様の光が当たる場所でメダカを育ててあげるようにします。
夕方の西日しか当たらない場所や薄暗い場所などでは産卵数は少なくなってしまいます。
環境を整えたら次は卵を産むためにしっかりと栄養をつけさせてあげることです。
栄養を沢山とれれば卵の数も増えるようになります。
メダカだけに限ったことではありませんが、繁殖を目的として餌を通常よりも沢山与える飽和給餌やパワーフーディングなどと呼ばれる方法があります。
栄養価の高い餌を回数を増やして沢山与えることでメダカを丸々と太らせると卵の数も増えるようになります。
卵の数が増えれば稚魚の数も増える
メダカの産卵は非常に嬉しいものですので卵を沢山産んで欲しいという気持ちは誰でも同じでしょう。
しかし、卵の数が増えれば稚魚の数も増えます。
当たり前の事を言っていますが、将来的にそれだけのメダカを育てるということを頭に入れておかなければなりません。
飼育環境では全ての卵を孵化させて育てることはできないので無理に数を増やさず、自然の環境変化に委ねるのが正しい飼育方法なのかもしれないと考えさせられることもあります。
メダカの卵の数と時期まとめ
- 早いメダカは孵化から3ヶ月くらいですでに卵を産む
- 早熟なメダカの卵は無精卵になることが多い
- 季節的には4月から10月くらいが卵の産卵時期となる
- 産卵時期は水温と日照時間で決まる
- 早い時期の卵は水温が低いため孵化率が低くなる
- メダカは1回の産卵で10個~50個の卵を産む
- メダカは毎日のように産卵することもある
- メダカは一生のうちに合計で数百個の卵を産む
- 餌を沢山与えることで卵の数を増やすことができる
今回はメダカの卵の数と時期についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。