メダカの卵の孵化と容器には関係がある?
メダカの卵を隔離する入れ物の選び方を知りたい。
メダカの卵を育てるのに最適な容器の条件とは?
容器の大きさはどのくらいが最適か?
メダカの孵化容器は簡単に自作できる?100均でも大丈夫?
こんなメダカの卵の隔離と孵化容器の関係についてご紹介いたします。
目次
メダカの卵の孵化と容器には関係がある?
メダカの卵の孵化と飼育容器には関係があるのか?
この疑問に対しての答えは
メダカの卵の孵化と容器には関係があります。
さらに掘り下げて言うと容器によってもたらされる環境が卵の孵化に影響を与えます。
卵を育てる容器の大きさや形状によっては卵が育つのに最適な環境を維持しにくいものもあります。
そうなると卵は順調に成長できないため孵化率が下がってしまいます。
よって容器と卵の孵化には関係があると言えるのです。
もちろん容器だけではなく、その容器を使用して卵の日々の管理を行う飼育者の知識やスキルも関係してくることは言うまでもありません。
それではどのような容器がメダカの卵を育てるのに向いているのか入れ物の選び方を見ていきましょう。
メダカの卵を隔離する入れ物の選び方
メダカの卵を育てるのに最適な容器の条件とは
- 水換えがしやすい容器
- 水面が広い容器
- 卵の様子が観察しやすい容器
- ある程度の水量が確保できる
これらの条件を合わせ持った容器を選ぶようにしましょう。
メダカの卵は綺麗で酸素が豊富な水を好むため簡単に水換えが出来る容器を使用することで日々の世話が楽になります。
水面の広い容器を選ぶ理由は水面から取り込める酸素の量と日光が関係しています。
同じ水量の容器でも縦に長いものと横に広いものでは水面の広さが違うため水面から取り込める酸素の量も変わってきます。
また、横に広い容器の方が卵にしっかり日光が当たりやすく卵の成長を促進させる効果があります。
卵の様子が観察しやすい容器というのは説明するまでもありません。
水深が深すぎるものや中が暗い容器では卵の状態や水の状態を確認しづらくなりますのでおすすめできません。
「ある程度の水量が確保できる容器」なんとも曖昧な表現になってしまいますが、この水量の確保に対しては飼育者の知識と世話の仕方で変わってきます。
メダカの卵を何度も育てたことがある人や卵を育てる知識を持っている人でしたらプリンの容器くらいの大きさのものでも卵を育てることは可能です。
しかし、卵を育てるのが初めての人はもう少し大きめの容器を使用して水量を確保するようにした方が良いでしょう。
水量を確保する理由は水質の悪化、酸欠、過度の水温低下、過度の水温上昇などを緩和する狙いがあります。
それでは「水量の確保=容器の大きさ」となるわけですからどのくらいの大きさの容器を用意すればいいのでしょうか?
容器の大きさはどのくらいが最適か?
メダカの卵を育てるのに最適な容器の大きさは卵を育てる環境と日々の世話によって変わってきます。
気温が安定して25℃くらいに保たれる時期なら水温の低下による卵の孵化率低下や水温の上昇による高水温問題などは起こりにくいため水量の少ない容器でも容易に卵を育てることができます。
逆にまだ肌寒い時期や真夏には水温の管理が難しくなりますので水量を確保できる容器で育てた方が急激な水温変化による問題を避けることができます。
まだ肌寒い時期にメダカの卵が産まれた場合には水槽用ヒーターを使用できるくらいの容器を用意してヒーターで水温を安定させると卵の孵化率が高まります。
容器の大きさを決めるための日々の世話とは水質の維持ができるかどうかという話になってきます。
小さな容器でも毎日のように水換えができて新鮮で綺麗な水を維持できるのなら問題ありません。
逆に毎日のように卵の世話をする時間が取れない人は大きめの容器を使用することで水質の悪化を遅らせることができます。
1番理想的な容器の大きさは虫かごくらいのプラケースです。
そのくらいの大きさの容器なら水換えも容易である程度の水量も確保でき、エアレーションによる酸素供給をすることも可能です。
もちろん卵を育てるための水槽を用意してヒーターやエアレーションの設置をする方法も良い方法と言えます。
メダカの卵が好む環境は
- 酸素が豊富な環境
- 新鮮で綺麗な水
- 水温が安定している環境
- 適度に日光が当たる環境
この条件をしっかり守れるかどうかで容器のサイズを決めると良いでしょう。
メダカの孵化容器は簡単に自作できる!100均でもOK
先に説明しました卵が順調に育つ環境を維持できるのであればメダカの孵化容器はどんなものでも代用可能です。
よって卵の隔離に使用する容器は簡単に自作することもできます。
ところてんやもずくが入っている容器や豆腐が入っている容器など食品容器を綺麗に洗って代用することも可能です。
また、ペットボトルの底の方をカッターでお椀状にカットすれば簡易カップの完成です。
それなりの見た目を気にするのであれば100均などで探してみるのもいいでしょう。
このようにメダカの卵の孵化容器は自分の飼育スタイルにあった水量を確保できれば色々なもので自作可能です。
メダカの孵化容器はネットでもOK
ここまではメダカの卵を育てるための容器についてご紹介してきましたが・・・・。
実はメダカの卵を育てる方法として隔離容器を用意する方法意外に水面にネットなどを浮かばせて育てる方法があります。
水面にネットを浮かばせて卵や稚魚を育てる方法は水温や水質を安定させやすいメリットなどがあります。
ただあまり大きなネットは用意できないので孵化させることができる卵の数に制限があるのがデメリットでもあります。
よって隔離容器とネットを併用して色々な環境で卵を育ててみるのも孵化失敗のリスクを減らす方法とも言えます。
メダカの卵の隔離容器についてまとめ
- メダカの卵の孵化と容器には関係がある
- 自分の飼育知識と経験に合わせた容器サイズを選ぶ
- 小さい容器は水温管理が難しい
- 気温が安定している時期なら小さな容器でも安心
- 卵飼育初心者は水量の確保できる容器の方が日々の世話がしやすい
- 卵の飼育容器は環境を維持できれば自作したもので大丈夫
今回はメダカの卵の隔離容器についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。