メダカのエラが腫れるように赤いのはエラの病気?原因と治療

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メダカのエラ

メダカのエラが腫れるように赤いのは病気?

メダカのエラ病とは?症状と見分け方は?

メダカのエラ病はうつる?

メダカのエラ病の治療方法と薬を知りたい。

こんなメダカのエラの異常や病気に関する疑問についてご紹介いたします。

メダカのエラが腫れるように赤いのは病気?

飼育しているメダカのエラが、他のメダカより腫れるように赤いと気づくことがあります。

メダカのエラが腫れるように赤いのは病気なのでしょうか。

メダカのエラが赤い原因として

  • 透明鱗
  • 赤斑病
  • エラ病

などが考えられます。

メダカの透明鱗とは体がやや透明のメダカに見られるもので病気ではありません。

メダカの色素細胞には、黒、黄、白、虹色の4色があります。

虹色素胞はメダカのラメなどにあたる部分ですが、透明鱗のメダカは、虹色素胞が欠乏しています。

虹色素胞の欠乏により、エラの部分で血液の赤い色が透けるため、エラ蓋が赤く見えるのです。

メダカの赤斑病とは、細菌感染によりメダカの体に皮下出血が起こり、体表面に赤い斑が見られる病気です。

メダカのエラ病とは、進行するとエラ蓋がめくれ、赤いエラが見えるようになる病気です。

メダカのエラが赤く腫れている時は、メダカがいつもより水面付近を泳ぎ元気がない、餌をあまり食べない、動きがいつもよりおかしいなどと感じたら、病気の可能性を疑った方がよいでしょう。

メダカのエラ病とは?症状と見分け方

メダカのエラ病は鰓病と書き、エラ蓋が赤く腫れてめくれ上がり、赤いエラが見えるようになる病気のことをいいます。

エラ病はメダカの体についた傷から細菌や寄生虫が入ることが原因で発症します。

メダカがエラ病にかかるとエラが腫れ呼吸ができず酸素不足に陥ってしまいます。

エラ病は進行が早く、気づかずそのままにしておくと数日でエラが腐り、死んでしまうこともある恐ろしい病気です。

エラ病の症状はエラ病の進行によって悪化していきます。

エラ病の初期段階ではメダカのエラに黄白色の斑点がつきます。

メダカはエラをうまく動かせなくなるため酸欠状態となり、水面上で口をパクパクさせるようになります。

エラ病の症状が進むとメダカのエラ蓋が赤く腫れてめくれ上がってきます。

エラ蓋がめくれることで中の赤いエラが見えるようになります。

さらにエラ病が悪化するとエラが腐ったように溶けメダカは呼吸することができなくなるのです。

メダカのエラ病の見分け方

メダカのエラ病はエラが赤く腫れることが特徴ですが、初期の段階ではエラが赤くならないため、エラ病かどうか見分けが難しい病気です。

エラが赤く腫れてしまったときにはエラ病がかなり進行しています。

エラ病の初期での見分け方として

  • いつもより水面やエアーの近くにいる
  • 上から見ると、エラが微妙に広がり、頭部が大きくなったように感じる
  • エサをあまり食べない
  • 動きが鈍く元気がない
  • 他のメダカよりやせている

など、いつもよりメダカの様子が違うと感じた場合、病気を疑い早期に対処することが重要です。

エラ病は早期発見早期治療を行えば治癒できる病気です。

「メダカの様子がいつもと違う」と気づいたときは、早急に対処してあげましょう。

メダカのエラ病はうつる?

メダカのエラ病の原因として、細菌感染、寄生虫感染があります。

細菌感染は、カラムナリス菌がメダカの体の傷から入ることでエラ病を発症させます。

寄生虫感染は、ギロダクチルス、ダクチロギルスという寄生虫がメダカの体に侵入することで起こります。

寄生虫は接触感染のため、他のメダカにうつる危険があります。

エラ病にかかったメダカは、他のメダカへの感染を防ぐため、一刻も早く隔離することが重要です。

メダカのエラ病の治療方法と薬

メダカのエラ病初期での治療方法として塩水浴が有効です。

塩水浴とは濃度を調節した塩水にメダカを入れ、メダカを回復させる方法です。

塩水濃度0.5%(水1リットルに対して、塩5g)の塩水を作ります。

塩水を入れる容器は、水質を保つために5リットル程度水が入るバケツなどがよいでしょう。

水温も調整した塩水の中に、エラ病のメダカを入れ、5~7日程度様子を見ましょう。

塩水浴中、エサは控えますが長期化するようであれば少量与えます。

塩水は水質が悪化しやすいため1日おきに全ての水を交換し、新しく作った塩水にメダカを入れてください。

症状が改善したら、3日間程度かけて少しずつ元の水槽の塩分濃度に慣れるよう、水の交換をしていきます。

急にもとの水槽に戻すとエラ病にかかったメダカの体に負担をかけるため、時間をかけてもとの水槽の環境に慣らしていきましょう。

塩水浴を2日間しても効果がないときや、エラ病が進行している場合は薬浴を行います。

薬浴とは、薬を溶かした水槽にメダカを入れて回復をはかる方法です。

エラ病に有効な薬品は、グリーンFゴールド(顆粒)・グリーンFリキッドなどがあります。

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1gを約32~40Lの水で溶かし、メダカを薬浴させます。

グリーンFリキッド

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50mlを約60Lの水で溶かし、メダカを薬浴させます。

薬品は使用方法をよく確認し、正確に使用量を守りましょう。

使用量を誤ると、メダカの体にかえって負担をかけてしまうので注意してください。

まずは、低濃度から始め少しずつメダカの様子を見ながら、適用量の調節をしていきましょう。

また、エラ病対策に最も重要なのは、エラ病にかからないようにする予防です。

エラ病の予防策

  • 定期的な水換えやエサの量に注意し水質管理を行う
  • 水温管理に注意する
  • 新しいメダカや水草を入れる際は病原菌対策を行う

新しいメダカは塩水浴や薬浴をし、新しい水草は消毒をした後に水槽に入れるようにしましょう。

メダカのエラ病まとめ

  • メダカのエラ病は、エラ蓋が赤く腫れてめくれ上がり、赤いエラが見えるようになり、進行するとエラが腐ったように溶け呼吸ができなくなる病気。
  • メダカのエラ病は進行が早く、そのままにすると数日で死んでしまう
  • メダカのエラ病は早期発見早期治療が重要
  • メダカの動きがいつもと違ったり、水面上で口をパクパクさせるなどしていたら早急に対処する
  • メダカのエラ病は、他のメダカにうつる可能性が高いため、見つけたらすぐに隔離する
  • メダカがエラ病になった場合は、塩水浴や薬浴が有効
  • メダカのエラ病対策には、エラ病の予防となる環境づくりが重要

今回はメダカのエラの異常と病気についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

まとめ記事

メダカの病気

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  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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