メダカの病気の種類一覧!白い点・赤い斑点・お腹が膨れる!?様々な病気の原因と治療

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メダカの病気の種類一覧

メダカの病気にはどのような病気がある?種類一覧を知りたい。

メダカに白い点が?体をこすりつけるのは病気のサイン?

メダカの体が赤い?赤い斑点は病気?

メダカのお腹がパンパンに膨らむのは病気?

メダカの泳ぎ方がおかしくなるのは病気のせい?

こんなメダカの異常と病気の関係についてご紹介いたします。

メダカの病気の種類一覧

メダカの病気の種類は意外と多いもので病気の症状などをみても、どの病気なのか断定することが難しい病気もあります。

また病気の種類を断定したとしても、その病気の原因や治療方法が一つでないことも多いものです。

さらにメダカは金魚などに比べて体が小さいため病気の発見に遅れてしまうこともあります。

このようにメダカの病気の治療には多くの弊害がありますが、万が一の時のためにも病気の知識をつけておくことは大切なことです。

そんなメダカの病気の中でも特にメダカが罹りやすい病気を一覧でまとめましたのでご覧ください。

メダカに白い点ができる白点病

メダカのヒレや体に白い点ができる病気に白点病があります。

白点病はウオノカイセンチュウと呼ばれる寄生虫がメダカの体表に寄生することで発症する病気です。

寄生されたメダカは痒がり、体を色々な場所にこすりつけるように泳ぐことがあります。

白点病の原因となるウオノカイセンチュウは短期間で繁殖するため、1匹のメダカに症状が現れると同じ水槽にいる他のメダカにもうつることがあります。

メダカに赤い斑点ができる病気

メダカの体に赤いアザのようなものができたり、赤い斑点のようなものが現れることがあります。

そのような症状を見かけるとメダカが喧嘩したり、どこかにぶつかって怪我をしたかのように思えるかもしれません。

確かに外傷によりそのような症状が出来ることもありますが、メダカの病気の中には赤い斑点などができる赤斑病と呼ばれる病気があります。

赤斑病は条件性病原菌のエロモナス菌が感染することによって起こる病気です。

発症初期はピンク色のアザのようなものが見られます。

症状が悪化すると体の至る所に赤斑点が見られるようになり、非常に痛々しい姿になってしまいます。

メダカのお腹がパンパンに膨れる病気

メダカのお腹がパンパンに膨れる原因には大きくわけて3つあります。

  • 餌の食べ過ぎ
  • メスの過抱卵による卵つまり
  • 腹水病や転覆病などの病気

餌の食べ過ぎによってお腹が膨らんでいる状態は病気ではないので、時間の経過とともに消化され、お腹の膨らみは解消されます。

この症状は当然餌やりの後に起こるものですが、餌の食べ過ぎは内臓に負担をかけるうえ、消化不良によって病気の引き金になることもありますので注意が必要です。

お腹の膨らみが解消しても太り過ぎのメダカは病気のリスクを抱えやすく短命になりやすいものです。

餌の量を調整して食べ過ぎないようにしましょう。

餌を過剰に与えることは食べ過ぎによる問題と食べ残しによる水質悪化の問題を引き起こします。

食べ残された餌は腐敗し、水質を悪化させ、メダカの体調を崩す要因ともなりますので気をつけましょう。

メスの過抱卵による卵つまりとは卵を抱えたメスが産卵できずにお腹に卵が詰まってしまう病気です。

症状が悪化すると泳ぎ方が不自然になり、底の方でじっとしていることもあります。

メダカの腹水病や転覆病は内臓疾患や餌の消化不良などが原因で起こる病気とされています。

はっきりとした原因の特定は難しい病気ですが、一つの要因として先に挙げました餌の与え過ぎがあります。

また水温の低下によって引き起こされることも多いため、メダカの免疫力の低下や水温による活性の低下が引き金になることもあります。

メダカが痩せる病気

飼育しているメダカがなんだか痩せている?

餌をしっかり与えているはずなのに・・・

メダカを飼育しているとそんな思いをすることもあります。

あまりにも痩せていると病気ではないのか?と心配になってしまうこともあるものです。

メダカのやせ細り病と言われる病名を聞くことがありますが、実際には痩せ細り病と呼ばれる病気はありません。

色々な原因で痩せ細ってしまったメダカを総称して痩せ細り病と呼ぶ場合があります。

メダカが痩せてしまう原因を突き止め改善することが大切です。

メダカの泳ぎ方がおかしくなる病気

メダカは環境の悪化や病気によって泳ぎ方に異変が起こるものです。

急にぐるぐる回転するように泳ぎ出したり、暴れるように泳いだり。

逆に底のほうで沈むようにフラフラとしていたり。

メダカの泳ぎ方の異変には必ずなにかしら問題が起こっていると思って原因を探してください。

メダカの尾びれや口・エラの病気

メダカの病気は症状が現れる場所によって呼び名が変わることもあります。

尾ビレが腐るような状態になる尾ぐされ病や口が腐るようになる口くされ病など。

もちろん症状がエラに現れることもあります。

病気の発生箇所にこだわることなく、病気の状態をしっかり把握しながら治療を行うことが大切です。

特にメダカがかかりやすい病気に尾ぐされ病があります。

さらにメダカの尾びれが針のように細くなってしまう病気にハリ病と呼ばれるものがあります。

メダカのハリ病は水温の低い時期に発症しやすいことから水温とも因果関係があると言われています。

メダカが尾ビレを常にたたんだ状態で泳いでいたり、あまり餌を食べなくなったときにはハリ病の可能性もあります。

メダカに綿のような水カビが付着する病気

メダカに綿のような白いふわふわしたものが付着する病気にメダカの水カビ病があります。

メダカの水カビ病は綿かむり病とも呼ばれており、メダカの体表にできる小さな傷などに水カビが繁殖してしまう病気です。

水カビ病は水温の低下によって発生しやすい病気でもあります。

メダカの鱗が逆立つ病気

メダカの鱗が逆立つ病気に松かさ病と呼ばれる病気があります。

松かさ病は立鱗病とも呼ばれるように病気が重症化するとメダカの体全体の鱗が逆立ってしまい、非常に痛々しい姿になってしまいます。

松かさ病の原因はエロモナス菌の感染と内臓障害の二つが考えられています。

メダカの目の異常が起こる病気

メダカの病気の中には目に症状が出るものもあります。

目が白くなってしまったり、目が飛び出たようになってしまったり。

もともと目が飛び出したような品種もありますが、飼育しているメダカの目に明らかな異変が起こっている場合には病気を疑いましょう。

松かさ病が進行するとメダカの目が飛び出てしまうこともあります。

ポップアイとも呼ばれる症状で見た目の痛々しさが見られる病気です。

よって目に異変が起きたときには目以外にも何かしらの異変が起こっていないか確認してみましょう。

体に症状が出ている場合にはその症状に合わせた治療を行うことが必要となります。

メダカにこぶのような腫瘍ができる病気

メダカにこぶのような白いできものができることがあります。

白点病などとは明らかに大きさが違い、腫れているようにも見える。

こぶの原因は解明されておらず、治療方法も確率していません。

先天性の病気の可能性もあれば、線虫などの寄生によるものもあります。

1匹のメダカだけではなく数匹のメダカに同じような症状が見られる時には寄生虫が原因である可能性が高くなります。

線虫などが繁殖してしまう環境を改善することで病気が広がることを抑えることができます。

メダカの病気はうつるのか?

メダカの病気は病気の症状によってうつる病気とうつらない病気があります。

ただ、メダカが病気になる原因の多くは環境の悪化や飼育方法の間違いなどです。

そのような状態にさらされているメダカは同じ病気にかかる可能性が高いともいえます。

よってうつらない病気であっても同時に複数のメダカが病気にかかってしまう可能性があるということです。

もちろん細菌性の病気や寄生虫が原因の病気はうつりやすい病気ですので病気のメダカの隔離は効果的です。

メダカの病気の原因によって状況は様々ですので病気ごとにうつるものなのか、うつらないものなのかを知ることが大切です。

メダカの病気の治し方

メダカの病気の原因や治し方はそれぞれの病気によって違うものです。

ただメダカの病気の治療に対してよく用いられる方法として塩浴と薬浴があります。

メダカの塩浴とは塩を水に溶かした塩水を利用してメダカの治癒力を高める方法です。

メダカの病気は初期の段階ならメダカの治癒力によって自然治癒することもあります。

病気を発見したら水換えなどで水質改善を行い、塩浴などで抵抗力を高めることによりメダカが持ち合わせている回復力によって病気が治ることもあります。

ただ、病気が進行してしまうとメダカの体力が低下してしまうため薬による治療が必要となってきます。

メダカの病気の原因と予防

メダカの病気の多くは病気の発見時にはすでに手遅れになってしまっていることも少なくありません。

それだけメダカの病気は進行が早いうえに治療が困難なものが多いものです。

よってメダカの病気は治療よりも予防に力を入れることが大切です。

メダカが病気になる原因を理解し、日頃から予防しておくことがメダカを長生きさせるコツでもあります。

今回はメダカの病気の種類一覧をご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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