メダカを長生きさせる方法!4つのコツを知っているだけで寿命が変わる!?

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メダカを長生きさせる

メダカが長生きしないのは何故?

メダカの長生きと種類には関係がある?

メダカを長生きさせる方法を知りたい。

睡蓮鉢と水槽ではどちらが長生きする?

こんなメダカを長生きさせる方法やコツについてご紹介いたします。

メダカが長生きしないのは何故か?

「メダカが長生きしないのは何故か?」実はこの質問だけを投げかけられてもその場で答えを出すことはできません。

その理由はメダカが死んでしまう原因は一つではないからです。

また、「メダカが長生きしない。」と言った概念がどのくらいの期間を指すのかによっても考え方が変わってしまいます。

次のような例で考えてみましょう。

メダカ購入後、1ヶ月もしないで死んでしまう。なんでメダカが長生きしないのだろう。

寿命は2年くらいと聞いていたのに1年くらいで死んでしまった。何故長生きしないのだろう。

この二つのケースでは全く原因が違うものです。

1ヶ月もしないでメダカが死んでしまうような場合には飼育方法そのものに問題がありますのでメダカが死んでしまう原因を知ることとメダカの飼い方を今一度見直してみましょう。

今回はこのようなケースは除外して一般的にメダカの寿命と言われる年月を全うできない問題について話を進めて行きます。

メダカを長生きさせる方法をご紹介する前にメダカの種類と長生きの関係についても触れておきましょう。

メダカの長生きと種類には関係がある

黒メダカ、ヒメダカ、楊貴妃メダカ、みゆきメダカなどメダカには色々な種類のメダカがいます。

そんなメダカの種類と寿命には関係があるのか?

人によっては黒メダカが一番丈夫でヒメダカは弱いという人もいます。

確かに黒メダカの丈夫さはピカイチですが、その他の品種でも長生きできないほど弱いとは感じません。

メダカの種類の違いでも体色の違いによる寿命にはそれほど大きな差はないと感じます。

ただ、体型による違いには大きな差が出ます。

メダカの体型には黒メダカのような細長い普通種、尾鰭が菱形になり、背鰭がしり鰭と同じ形をしているヒカリ体型、体長が普通種の半分ほどしかないダルマ体型、ヒカリ体型とダルマ体型の両方の特徴を持ち合わせているヒカリダルマ体型がいます。

そんな中でも普通種とヒカリ体型は飼育難易度が低く、ダルマ体型はやや難しい、ヒカリダルマ体型は難易度上級と言われています。

飼育難易度が高いということは長生きさせにくいということですのでやはりメダカの品種的体型はそのメダカの寿命を左右すると言えるでしょう。

よって出来るだけメダカを長生きさせたいと思ったら、まずは黒メダカのような普通体型のメダカを選ぶようにしましょう。

メダカを長生きさせる方法

さて、ここからが本題のメダカを長生きさせる方法についてです。

メダカを長生きさせる方法とはストレスなく伸び伸びと育てることです。

そのコツは

  • 過密飼育を避けて少ない数で育てる。
  • 繁殖は極力避ける。
  • 餌は過剰に与えすぎない。
  • 自然に近い環境を維持する。

過密飼育は水質の悪化を早めるうえ、お互いにストレスを感じてしまうものです。

過密飼育した稚魚と広い容器で伸び伸び育てた稚魚では広い容器で育てた稚魚の方が大きく育つという実験データもあるくらいです。

繁殖には膨大なエネルギーを必要とするため、繁殖もまたメダカを短命にする要因となります。

室内飼育などでヒーターを使用して加温していると1年中繁殖シーズンとなってしまうため短命になりがちとなってしまいます。

餌の量にも注意が必要です。

小さい頃からたくさん餌を与えていると成長も早く、丈夫に大きく育ちますが、大きくなってからもそのような餌やりを続けていると短命になりがちです。

その理由ははっきりわかりませんが、内臓への負担も一つの原因とされています。

よって餌やりは栄養バランスを考えていろいろな餌を与えながら量は控えめににすると良いでしょう。

メダカが痩せすぎず、太りすぎない量の把握が大切です。

最後の自然に近い環境を維持することもメダカを長生きさせるコツの一つです。

自然に近い環境とは植物が程よく茂り、光合成により水中に酸素を供給している状態です。

自然の環境は微生物の繁殖もしっかり出来るため生物濾過が働き、常に水は綺麗な状態を保ちます。

さらに植物プランクトンや動物プランクトンはメダカの餌にもなります。

太陽の光はメダカの健康維持には欠かせないものでもあります。

このような状態を保つことがメダカを長生きさせるコツです。

睡蓮鉢と水槽ではどちらが長生きする?

睡蓮鉢と水槽ではどちらがメダカが長生きしやすいのか?

容器の形状や素材によってメダカが長生きするかどうかはあまり変わりませんが、睡蓮鉢は屋外のビオトープなどで使用することが多く、水槽は室内飼育で使用することが多いことから、その環境の違いによってメダカの寿命も変わります。

冬季に水が凍りつくほどの寒さでなければ断然屋外飼育の睡蓮鉢の方がメダカが長生きしやすくなります。

その理由は先に述べたように自然の環境を維持しやすく、太陽の光の恩恵も受けることができるからです。

もし、室内水槽飼育をするのであればメダカが長生きできる条件を思い出し、出来るだけその条件を整えてあげるようにしましょう。

そうすれば室内水槽飼育でも十分メダカを長生きさせることはできます。

どんな飼育環境においても飼育者の日々のしっかりした世話がなければメダカは長生きできないということを覚えておきましょう。

メダカを長生きさせる方法まとめ

  • メダカは体型の違いにより飼育難易度が変わる。
  • 初心者は黒メダカのような普通体型のメダカから始めると長生きさせやすい。
  • メダカを長生きさせるには過密飼育を避けて少ない数で育てる。
  • メダカを長生きさせるには繁殖は極力避ける。
  • メダカを長生きさせるには餌は過剰に与えすぎない。
  • メダカを長生きさせるには自然に近い環境を維持する。
  • 睡蓮鉢での屋外飼育はメダカにとって最高の環境となる。
  • どんな飼育環境でも飼育者の日々の世話がなければメダカは長生きできない。

今回はメダカを長生きさせる方法についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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