メダカは人になつく?
メダカには、なつきやすい種類がある?
メダカをなつかせる方法とは?
こんなメダカが人になつく事に関する疑問についてご紹介いたします。
メダカは人になつく?
メダカは長年飼育していると、人になつくようになるのでしょうか?
メダカが人に懐くかどうかは、飼育環境や飼い主との関わり方によって異なりますが、ほとんどのメダカは人になつくようになります。
ただ、「メダカがなつく」という概念をどう捉えるかによっても見方が変わってきます。
メダカが飼い主の顔を認識して、飼い主が近づくと寄ってくるような行動をなつくと考えるのか、それともただ人が近づくだけで反射的にエサを欲しがり寄ってくるような行動をなつくと考えるか。
実際にメダカが本当に人に懐いているのか、ただエサを求めているだけなのかを見極めることは難しい場合があります。
この辺りはそれぞれの取り方や考え方によって変わってきますが、今回はメダカが近くに寄ってくるような行動を「メダカがなついた」と呼びましょう。
まず、懐く度合いには個体差があるため、すべてのメダカが人に懐くわけではありません。
これは飼い主が毎日餌を与えることで、メダカが人の姿を見るたびに餌がもらえると学習し、徐々に飼い主に慣れていくからです。
そのような理由から特に稚魚の頃から飼育されたメダカは人に慣れやすくなります。
生まれた時から人間と接触しているメダカは、大人になっても人間に対して恐怖心を持たず、飼い主との距離が縮まることが期待できます。
逆に自然の中で育った野生のメダカを捕まえてきても簡単になつかせるのは難しくなります。
メダカにはなつきやすい種類がある?
メダカの種類によっても懐きやすさに違いがあると言われていますが、これは個体差や飼育環境によるものであり、特定の種類が必ずしも懐きやすいとは限りません。
ただ、一般的には人工的に品種改良されたメダカは黒メダカなどのような野生種に比べて人慣れしやすいとされています。
メダカのなつきやすさは種類の違いよりも飼育環境や飼い主との関わり方が大きく影響します。
室内で飼育されたメダカは天敵がいない環境で育つため、警戒心が弱くなり人に懐きやすい傾向があります。
一方で屋外で飼育されたメダカは、野生の環境に近いため警戒心が強く、室内水槽飼育などに比べると人に懐くことは少ないものです。
それでも室内飼育と比べての話ですので、屋外飼育でも毎日しっかり世話をしてあげればメダカはなついてくれます。
メダカをなつかせる方法とは?
メダカを懐かせる方法はいくつかありますが、以下に主な方法をご紹介いたします。
- 卵から孵化させて室内で飼育する
- 複数匹で飼育する
- 定期的な餌やりを守る
- 近づく時にはゆっくりな動作を心掛ける
- 時間をかけてゆっくり慣れさせる
- 隠れ家を用意してあげる
などが挙げられます。
卵から孵化させて室内で飼育する
卵から孵化させたメダカを室内で飼育することで、生まれたばかりのメダカに飼い主との関係を刷り込むことができます。
この方法で育てられたメダカは飼い主になつきやすい傾向にあります。
複数匹で飼育する
複数匹で飼育することで、1匹が徐々に懐いてくると他のメダカも影響されて懐いてくることがあります。
また、複数匹で飼育することでメダカの警戒心も軽減されるため、人に懐く可能性が高まります。
定期的なエサやりを守る
エサを与えるタイミングを一定に保つことで、メダカが飼い主の動作を覚えて懐くことがあります。
また、エサを与える際に飼い主の顔を見せることで顔認識が促進されることがあります。
メダカは習慣性が強いため、エサやりのタイミングを一定に保つことで、そのタイミングに合わせてエサを待つようになります。
そのような世話を繰り返す事で飼い主がエサを与えるタイミングに寄ってくるようになり、人に慣れる可能性が高まります。
近づく時にはゆっくりな動作を心掛ける
急な動作や大きな音はメダカにとって恐怖を感じる刺激となってしまいます。
そのため、メダカに近づく時やエサを与える時には静かでゆっくりな動作を心掛けることが重要です。
時間をかけてゆっくり慣れさせる
メダカは時間の経過とともに飼い主に慣れていきます。
最初は警戒心が強いため、すぐには懐かないことが多いですが、毎日の世話を続けることで徐々に信頼関係が築かれます。
隠れ家を用意してあげる
特に屋外飼育などでは飼い主が知らぬ間に鳥に狙われたり、野良猫に狙われたりするものです。
そのような環境に常にさらされているメダカは臆病になり警戒心が強くなってしまいます。
そのような環境に隠れ家や浮き草などをレイアウトしてあげることでメダカが安心できるようになります。
その結果、時間の経過とともに警戒心が弱くなり、徐々に人になれるようになってきます。
メダカが人になつくまとめ
- メダカはしっかり世話をしてあげると人になつくようになる。
- メダカは卵から孵化させて稚魚の頃からしっかり世話をしてあげるとなつきやすい。
- メダカの種類によってなつきやすさの違いはそれほどないが、黒メダカなどは品種改良メダカに比べると警戒心が強い。
- 屋外飼育よりも室内水槽飼育のメダカのほうが人に触れ合う機会が多いため人になつきやすい。