メダカの餌のあげすぎの判断基準とやり過ぎるデメリット!2日に1回でいい?

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メダカの餌のあげすぎの判断基準とやり過ぎるデメリット

メダカの餌をやり過ぎるデメリットとは?

メダカの餌のあげすぎの判断基準は?

メダカの餌は2日に1回で大丈夫?

メダカの餌は1週間あげないでも大丈夫?

こんなメダカの餌のあげすぎに関する問題についてご紹介いたします。

メダカの餌をやり過ぎるデメリットとは?

どんな生き物でも餌の与え過ぎは良くないということは多くの人が知っている事実です。

私たち人間でもご飯を食べすぎれば、肥満などの問題が起こりやすくなります。

それでは餌のやり過ぎによってメダカに起こるデメリットとはどんなものでしょうか。

メダカの餌をやり過ぎる事によるデメリットには

  • 水質悪化の早まり
  • 消化不良を起こしやすくなる
  • メダカのストレスと短命

などが挙げられます。

水質悪化の早まり

餌のあげすぎはメダカの飼育環境の水質悪化を早める主な原因となります。

食べ残しが多くなり、沈殿することで水槽内に有機物が溜まってしまいます。

また、メダカが食べた餌もメダカの消化により糞として排出されますので、これもまた水質悪化の原因となります。

餌をあげ過ぎるとそれだけ水槽内に有機物が増えるため、水換え頻度を高めるなどの対応が必要となってきます。

その世話を怠ってしまうと水質の悪化によってメダカが体調を崩してしまう原因となるため注意しなければなりません。

消化不良を起こしやすくなる

メダカが餌を食べすぎると、それだけ消化不良を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

一時的な消化不良なら時間の経過とともに回復しますが、頻繁な消化不良はメダカの消化器官に負担をかけ、病気の原因になることがあります。

特に水温が下がる時期はメダカの代謝も下がるため消化不良が起きやすい時期でもあります。

メダカのストレスと短命

餌のあげすぎによる水質悪化はメダカにストレスを与えてしまいます。

ストレスは免疫力の低下や病気の発症に繋がりますのでできるだけ避けたいものです。

メダカは餌の量に比例して成長スピードが上がる生き物です。

そのため、常に大量の餌を食べ続けているメダカは成長が早く短い期間で大きく育ちます。

元気に大きく育つことは一見して良い事に思えますが、過度な成長はメダカの寿命を縮める要因にもなってしまいます。

よって餌の量を適切に管理し、程よい成長スピードを保つことが大切です。

メダカの餌のあげすぎの判断基準は?

メダカの餌をやり過ぎる事による多くのデメリットはご理解いただけたとおもいます。

それでは餌のあげすぎとはどのように判断すれば良いのでしょうか?

メダカの餌のあげすぎを判断する基準はいくつかあります。

まず、水槽の水質が悪化しているかどうかを確認します。

水が濁っている、悪臭がある、またはアンモニアや亜硝酸が高い場合は餌のあげすぎの可能性があります。

餌のあげすぎによって水槽内が富栄養化してしまっているため、多くの問題が起こりやすくなってしまっています。

ただ、「水質の悪化=餌の与え過ぎ」というわけではなく、あくまでも水質悪化の一つの要因と捉え、他の原因を探すことも大切です。

次にメダカ自体の健康状態を観察します。

消化不良を起こしているメダカは、腹部が膨れていたり、排泄物が異常に多かったりします。

また、メダカの体型が極端に太っていたりする場合も餌の量が適切でない可能性があります。

餌が水槽の底に大量に残っている場合にも餌のあげすぎが原因かもしれません。

餌を与えた際にメダカたちがしっかり餌を食べているにもかかわらず、餌が沈殿しているような時は餌の与え過ぎです。

これらの状況に該当する場合は、餌の量や頻度を調整しましょう。

メダカの餌のあげすぎによる問題を避けるためには適切な判断基準が必要です。

メダカの餌は2日に1回で大丈夫?

メダカの餌をあげ過ぎることがよくないのなら2日に1回の餌やりでもいいのでは?

そうすれば、飼育者としても世話をする手間が省けるので楽なのでは?

そんな疑問について考えてみましょう。

まず、メダカの餌の与え方は飼育環境やメダカの状態によって異なります。

基本的には1日1回から2回程度が適切ですが、2日に1回の餌やりでもメダカは生きていくことができます。

ただし、成長や繁殖を促進させたい場合は、1日1回から2回の餌やりが望ましいでしょう。

2日に1回の餌やりであれば、水質悪化のリスクは低減されますが、メダカのエネルギー消費に見合った栄養補給ができないことがあります。

そのため、メダカの健康状態や成長をよく観察し、適切な餌の量と頻度を見極めることが重要です。

水温が高い時期やメダカが成長期にある場合は餌を毎日与えることが望ましいです。

特に孵化したばかりの針子や稚魚などは一度に多く餌を食べることができないため、こまめな餌やりが必須となります。

一方で水温が低い時期やメダカが大人で活動量が少ない場合は2日に1回でも十分です。

そのため、水温やメダカの状況に応じて餌の頻度を調整しましょう。

メダカの餌は1週間あげないでも大丈夫?

メダカは短期間であれば1週間程度の絶食も耐えられることがあります。

しかし、長期間の絶食はメダカの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

絶食期間が長くなるとメダカの免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。

また、成長が遅れたり、繁殖力が低下することもあります。

そのため、できる限り定期的に餌を与えることが望ましいでしょう。

1週間の絶食が必要な場合、例えば旅行などで飼育者が不在になる場合は、その前後でしっかりと栄養を摂らせることが重要です。

また、絶食期間中に水質が悪化しないように水槽の環境を整えておくことも大切です。

特別な例として屋外ビオトープなどで飼育しているメダカに対しては長期間餌を与えなくても問題ないことがあります。

その理由は自然に発生する植物プランクトンや動物プランクトンを餌として捕食しているからです。

よって餌やりの回数や手間を減らしたい場合には屋外ビオトープでのメダカ飼育をおすすめします。

メダカの餌のあげすぎまとめ

  • メダカの餌のあげすぎは水質悪化やメダカの健康に悪影響を及ぼすことがある。
  • 短期間の絶食はメダカが耐えられる範囲ですが、長期間の絶食は避けるべき。
  • メダカの餌のやりすぎの判断基準は水質の状態やメダカのお腹の脹れ具合などで判断できる。
  • メダカの餌をやりすぎるとメダカが早く成長する代わりに短命になることがある。

今回はメダカの餌のあげすぎに関する疑問についてご紹介しました。皆様のメダカの世話の参考にしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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