野生のメダカを捕まえよう メダカを捕まえる準備といる場所の探し方

2019年10月28日

田んぼで泳ぐクロメダカ

天然のメダカを採取したい。

野生の黒メダカを捕まえたい。

黒メダカのいる場所の探し方は?

捕まえたメダカを持って帰る方法は?

こんな野生の黒メダカの採取に関する疑問についてご紹介いたします。

野生のメダカを捕まえる前に

メダカは最近ではペットショップや専門店で買うものと思われがちですが、少し郊外へ出れば、まだまだ田んぼや水路で泳いでいる姿を見つける事が出来る魚でもあります。

そんな自然の中にいる黒メダカを捕まえる方法をご紹介いたします。

ただし、一部地域の黒メダカは絶滅危惧種にも指定されている魚ですので無用な乱獲は絶対にしないようにしましょう。

黒メダカ
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メダカを捕まえに出かける時は、たとえ慣れている場所であっても十分に安全対策と準備をしておきましょう。

メダカの棲息域を思い浮かべると、田んぼの脇の水路や小川など浅くて安全な水辺をイメージしがちですが、水の中には急に深くなっている場所や泥底の場所などもあります。

メダカを捕まえる事に夢中になり、危ない場所に立ち入ってしまわないように事前に確認をしてから採集を行うようにしましょう。

また、水辺では思わぬ事故も起こりやすいので、子供だけでメダカを捕まえに出かけるような事は避け、大人がきちんと付き添えるようにしましょう。

メダカの棲息環境によって水の中に入らなくても捕まえやすい場所もあれば、少し水の中に立ち入らないとメダカのいる場所まで網が届かないような場所もあります。

どちらにせよメダカの生息地周辺は足元がぬかるむような場所が多いので歩きやすさや水中での動きやすさを考えるとウェーダーなどを準備しておくと良いでしょう。

メダカのいる場所を探す

近年では都市部の開発によりメダカがいる場所を探すのは難しくなってきましたが、東北以南の自然が残っているような場所であれば、ちょっと足を延ばして探せば、まだまだ野生のメダカは見つける事が出来ます。

メダカは小川や沼、池、田んぼや用水路など様々な場所に棲息しています。

メダカは強い水流を嫌うため、流れの強い川にはおらず、流れが緩やかな日当たりの良い場所などに多く生息しています。

野生のメダカ

カダヤシなど似た魚がいる環境では慣れるまでなかなか見分けるのは大変かもしれませんがメダカは通常、水面近くを群れになって泳いでおり、その群れを上から覗き込むと背の部分に1本の黒いラインが入っているように見えるのがメダカの特徴です。

季節的には水温がある程度上がっている季節であればメダカも活性が上がっているので見つけやすいはずです。

特に日中の気温が上がってくると水温も上がってきますので活発に餌を求めて泳ぐメダカの群れを見つける事が出来るはずです。

一般にメダカは水温が15℃くらいになると徐々に餌を求めて泳ぎはじめ、20℃を超えるとかなり活発になると言われています。

逆に水温の下がる冬場はメダカも底のほうでじっとしている事が多くなりますのでメダカを探すのであれば春から秋くらいまでのある程度水温が高い時期がよいかもしれません。

メダカを持って帰るには

メダカを捕まえたら次はどのように持って帰るかという事になりますが基本的には、いかにメダカにダメージを与えないように運ぶかがポイントになります。

当然、メダカは魚ですので水の中に入れた状態で運ぶことになりますが、ここで問題となるのはどのくらいの量の水を一緒に運ぶかです。

大きめのビニール袋やプラケースなどに水を入れて運ぶ場合、運べる水の量には限界があります。

持ち運ぶ事を考えると袋の半分くらい水を入れ、できるだけ空気を入れた状態で水がこぼれないように輪ゴムなどを使ってしっかりパッキングするといいでしょう。

メダカをパッキングする際、少しでも酸素の消費量や水質悪化を抑えるために袋の中に入れるメダカの数は多くなり過ぎないように気をつけましょう。

袋は万が一穴があいてしまったりしても水が抜けにくいように二重にしておいたほうが安全です。

持ち帰るメダカの数が少なく移動距離も短時間ならそんなに気にすることはありませんが、移動距離が長かったり、持ち帰るメダカの数が多いような時はこまめに確認をし、酸欠などを起こさないようにしましょう。

またパッキングをする前にすでに弱っているような状態では移動時のストレスでメダカが死んでしまう事もあり得ますので、捕まえてから持って帰るまでの間の管理も重要となります。

一番確実な方法は捕まえたメダカを入れておくバケツに携帯用の乾電池式エアーポンプなどでエアレーションをかけておくことです。

エアレーションには水中に酸素を送り込むとともに水流を作り、水温の上昇に一役かう効果もあります。

どうしてもそのような設備が準備できない場合にはバケツを直射日光の当たらない場所に置いて水温があがりすぎないように気をつけてあげましょう。

またバケツの大きさに対して過密保管する事もメダカを弱らせてしまう原因の一つとなりますのであまり欲張らずに適正数の確保が出来たら速やかに帰宅するようにしましょう。

使い捨てできるような持ち手つき発泡スチロールクラーなども使い勝手がよく保温性も高いのでお勧めです。

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捕まえたメダカでも放流は要注意

捕まえてきたメダカが増えすぎてしまったからといって近所の小川などに放流する事は絶対にしてはいけません。

その理由として過去に起こった事例を取り上げてみましょう。

1999年2月、環境庁が作成したレッドデータブックにニホンメダカが絶滅危惧種Ⅱ類として掲載されました。

それまで身近でどこにでもいる魚として親しまれてきたメダカが絶滅するかもしれないというニュースは大きく取り上げられメダカを保護しようという試みが日本各地で行われるようになりました。

メダカが減少している要因には周囲の自然が破壊されている事も取り上げられ、いかに自然を残すかといった試みやメダカが暮らせる環境を新たに作り出そうとする試みなど様々な取り組みがなされるようになりました。

その中でも特に多かったのがメダカを増やして川などに放流するといった試みでした。

学校や様々な団体がイベントやキャンペーンとして放流を行ってきましたがやがてこの放流が問題視されるようになりました。

一見同じ黒メダカに見えても違う場所で採集されたメダカの場合、それぞれ異なる環境で代を重ねて来ているので遺伝的な特徴が異なります。これが遺伝子の多様性です。

放流によりこれらの異なる遺伝子の特徴を持ったメダカ同士が交雑してしまうとそれまでその場所で培われてきた遺伝子情報が失われてしまう事にもなります。

メダカを増やすために放流することが結局は野生のメダカの保護をするどころかその地域にいたメダカを消し去る事にも繋がってしまうのです。

野生のメダカを捕まえるまとめ

  • 野生のメダカは田んぼわきの用水路や小川など流れが緩やかな場所に多く生息している。
  • 流れが緩やかな場所でも水の中は危険が多いので細心の注意を払って行動する。
  • メダカに似た小さな小魚は多いが、メダカは水面近くで群れを作り泳いでいることが多い。
  • 野生のメダカは上から見ると背中に一筋のラインが見える。
  • メダカは水温が15℃を超えたあたりから活動を始め、20℃を超えるようになると活発に活動するので見つけやすい。
  • 水温の低い季節は隠れ家に隠れながら水の底でじっとしていることが多いため見つけにくい。
  • メダカを持ち帰る際には酸素不足に注意し、移動距離が長い時にはエアーポンプを活用するとよい。
  • 捕まえたメダカは近くの川などに逃がしてはいけない。

今回は野生のメダカのいる場所と探し方についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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