黒メダカには種類がある?黒メダカと黒いメダカ!?性格や色が変わる理由

2023年4月16日

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黒メダカには種類がある?黒メダカと黒いメダカ

黒メダカの特徴や性格は?

黒メダカには種類がある?黒いメダカとは違う?

黒メダカの寿命は短い?

黒メダカは病気しやすい?

黒メダカは色が変わることがある?

こんな黒メダカに関する疑問についてご紹介いたします。

黒メダカの特徴や性格は?

黒メダカはニホンメダカを代表する原種メダカの一種で、その名の通り体全体が黒ずんだ色をしています。

性格は品種改良されたヒメダカなどに比べて臆病で警戒心が強いため、人懐っこさはあまりありません。

人が近づくと物陰に隠れることが多いものの、繁殖を行い稚魚から育てると徐々に人に慣れてくるようになります。

黒メダカは品種改良を繰り返したメダカに比べて丈夫さや飼育のしやすさ、繁殖力の強さなど原種メダカの良さを備えています。

黒メダカには種類がある?

黒メダカの種類を説明する前に!

黒メダカと黒いメダカでは品種が違い、その意味合いも変わってきます。

黒メダカとは野生のメダカを養殖し繁殖させたものです。

黒いメダカとは品種改良を繰り返し、黒メダカの特徴である黒色素胞をより強く表した品種を指します。

黒メダカの種類

黒メダカ

黒メダカは、もともと野生の川に生息していた天然のメダカを養殖して繁殖させたものですので基本的には同じ種のメダカです。

ただし、遺伝子的な違いや生息地による違いがあり、ニホンメダカやキタノメダカ、ミナミメダカといったさまざまな遺伝子集団が存在しています。

よって同じ黒メダカでも、生息地や遺伝子の違いから区別されることがあります。

黒いメダカの種類

オロチメダカ

黒いメダカの中にも、さまざまな種類が存在します。

例えば、オロチメダカは全身が漆黒で、室内水槽でも体色が薄くならない特徴を持っています。

また、サタンメダカはオロチメダカとヒレ長スワローメダカの特徴を合わせたメダカで、体の黒さとヒレの長さ、カラーリングに特徴があります。

他にも黒みゆきメダカなどメダカ同士の特徴を組み合わせることで様々な黒いメダカが誕生しています。

黒メダカの寿命は短い?

黒メダカの寿命は環境や飼育方法によって異なりますが、一般的には約1年から3年程度とされています。

適切な飼育環境と管理が行われていれば、最大で5年程度まで生きることもあります。

よって品種改良を繰り返したメダカに比べて黒メダカは丈夫で寿命が長いと言えます。

逆に寿命が短いと言われる理由の一つには、遺伝的な要素や環境ストレスによる影響が考えられます。

清潔な水質や適切な餌、水温や繁殖環境などが整っていれば、黒メダカの寿命を伸ばすこともできます。

黒メダカは病気しやすい?

黒メダカは原種に近いメダカのため、品種改良されたメダカよりも丈夫で病気にかかりにくいとされています。

黒メダカは一般的に病気にかかりにくいとされていますが、水質や飼育環境の悪化などにより病気にかかることがあります。

特に水質の悪化によって感染症や寄生虫による病気にかかりやすくなります。

適切な飼育環境を整え、定期的に水の交換や水槽の清掃を行うことで病気のリスクを低減することができます。

また、飼育密度が高い水槽で飼育されるとストレスがたまり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。

適切な環境で飼育することが、黒メダカの健康を維持するためのカギとなります。

黒メダカは色が変わることがある?

黒メダカの体色は通常黒っぽい色をしていますが、環境や飼育条件、ストレス、病気などによって色が変わることがあります。

環境要因による色の変化

メダカの体色は生息環境に大きく影響を受けます。

水質や光の量、飼育容器の色などが変わると環境に応じてメダカの体色も変化することがあります。

例えば、暗い環境で飼育されていたメダカが、明るい環境に移されると体色が明るくなることがあります。

この現象を背地適応(背地反応)と呼びます。

メダカは自分を保護するため、周囲の色に体の色を近づけるという特性があります。

また、光の量や質が体色に影響を与えることもあります。

例えば、屋外で飼育されている黒メダカは日光によって黒色が強調されます。

逆に室内水槽で飼育されている場合には光の量が少ないため、黒色が薄くなることがあります。

ストレスによる色の変化

ストレスを感じるとメダカの体色が変わることがあります。

メダカは過密飼育や水温の急激な変化、水質の悪化などが原因でストレスを受けることがあります。

ストレスが続くとメダカの免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるため注意が必要です。

病気による色の変化

メダカが病気にかかると体色が変わることがあります。

特に外部寄生虫や真菌感染症にかかった場合、体表に白い斑点や黒い斑点が現れることがあります。

また、内部寄生虫や細菌感染症にかかると体の内部組織が損傷し、体色が褪せたり透明感が増すことがあります。

遺伝子による色の変化

メダカは遺伝子的に色の変異が起こることがあり、親メダカから受け継いだ遺伝子の影響で色が変わる場合があります。

遺伝子変異による色の変化は通常、メダカの健康や環境要因とは無関係です。

元々メダカは黒メダカだけでしたが、突然変異種を固定することでヒメダカが誕生し、その後様々な品種改良が行われるようになりました。

餌の種類や栄養状態による色の変化

メダカの体色は栄養状態にも影響されます。

特にヒメダカや楊貴妃メダカのように黄色や赤色に近い色合いのメダカは餌に含まれるカロチノイドの量によって、その色合いを濃くすることができます。

餌によってメダカの色合いをよくする方法をメダカの色揚げと呼ぶこともあります。

年齢や季節による色の変化

メダカの体色は年齢や季節によっても変化します。

成長するにつれて体色が濃くなることがありますし、季節によって体色が薄くなったり濃くなったりすることがあります。

このように黒メダカの体色は様々な要因で変化することがあります。

ただし、オロチメダカのような品種改良された黒いメダカは室内水槽で飼育しても体色が薄くならない特徴を持っています。

このような改良メダカの場合には体色が変化することはほとんどありません。

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黒メダカの特徴まとめ

  • 黒メダカはニホンメダカを代表する原種メダカの一種で性格は品種改良されたヒメダカなどに比べて臆病で警戒心が強いため人懐っこさはあまりない。
  • 黒メダカと黒いメダカでは品種が違い、その意味合いも変わってくる。
  • 黒メダカは品種改良を繰り返したメダカに比べて丈夫で寿命が長い傾向がある。
  • メダカは遺伝子的に色の変異が起こることがあり、親メダカから受け継いだ遺伝子の影響で色が変わる。

今回は黒メダカと黒いメダカについてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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