ヒメダカと楊貴妃メダカは何が違うのか?
また、ヒメダカと楊貴妃メダカの飼い方・育て方に違いはあるのか?
メダカの中でも人気のある2種の違いについてご紹介いたします。
ヒメダカと楊貴妃の違い
野生の黒メダカの突然変異で生まれたオレンジ色のメダカがヒメダカです。
そこから品種改良を重ね、ヒメダカよりもオレンジ色や朱色に見える部分がより鮮やかになっているメダカが楊貴妃メダカです。
その鮮やかさから人目を惹き、さらに可憐で華やかな色合いにマッチした素晴らしいネイミング「楊貴妃」。
楊貴妃メダカはメダカ育成ブームの火付け役ともなったメダカでもあります。
そんな楊貴妃メダカですが、遺伝により赤み(オレンジ色)が増しやすいという特徴があるものの、実はヒメダカと楊貴妃メダカで明確な線引きはありません。
よって小さいうちは発色が悪く、成長するに連れ色鮮やかになっていくこともあるので餌の種類や育成環境は楊貴妃メダカを色鮮やかにするうえで欠かせない要素とも言えます。
楊貴妃メダカはヒメダカに比べて、育てる人の育て方によって鮮やかさを増す可能性を秘めたメダカと言えます。
そのような理由から例えるなら、犬や馬などで言われる「血統の良い子」と表現できるのかもしれません。
ヒメダカと楊貴妃メダカ 値段の違い
ヒメダカの値段は販売店によって差がありますが、ネットなどで調べてみると1匹20円~60円くらいが相場のようです。
ただ、ヒメダカを1匹から販売しているところは少なく30匹や100匹などのまとめ売りとなっており、数が多いほど1匹あたりの単価が下がる傾向があります。
楊貴妃メダカはヒメダカに比べて少々高く、1匹80円~200円くらいとなっています。
楊貴妃メダカもヒメダカ同様まとめ買いすると単価が安くなります。
まずはお手頃なヒメダカから始めるか、ちょっと高級かつ、色鮮やかな楊貴妃メダカから始めるかは人それぞれでしょうが、極端に金額差があるわけではないようです。
ヒメダカと楊貴妃メダカの飼い方・育て方
ヒメダカと楊貴妃メダカの飼育方法についても簡単に触れておきますが、ヒメダカと楊貴妃メダカで飼い方に違いがあるわけではありません。
他のメダカ同様に健康に育てられる環境を整えてあげることが大切です。
双方に言えることですが、綺麗に発色させることがヒメダカ、楊貴妃メダカともに魅力を引き出す秘訣です。
綺麗な色合いを保つには、(健康状態)コンディションを整えつつ、色揚げ効果のある餌を与えるなどの方法があります。
詳しくは下記ページでご紹介していますのでご覧ください。
ヒメダカと楊貴妃メダカの寿命
ヒメダカと楊貴妃メダカの寿命にもそれほど差はありません。
ダルマメダカなどのように奇形を固定化したような種類のメダカであれば、どうしても寿命に影響を与えてしまうこともありますが、ヒメダカも楊貴妃メダカも体系的変化はなく、体色の変化ですので寿命にはほぼ影響しないと考えて良いでしょう。
よって他のメダカ同様に大切に育ててあげればそれなりに長生きします。
ちなみにメダカの生態的寿命は自然下では1年〜1年半くらいと言われており、水槽飼育下では2年〜3年くらい生きるものです。
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ヒメダカと楊貴妃メダカの違いまとめ
- ヒメダカと楊貴妃メダカの違いは品種改良により色鮮やかさが増したもの。
- 双方の違いに明確な線引きはない。
- 楊貴妃メダカは育て方によって鮮やかさを増す可能性を秘めている。
- 販売価格の違いに大きな差はない。
- 飼育方法や寿命にも大きな差はない。
今回はヒメダカと楊貴妃メダカの違いについてご紹介しました。皆様のメダカ飼育のご参考にしていただければ幸いです。