メダカの寿命は平均で何年?寿命の最長ギネス記録はある?

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メダカの寿命

メダカの寿命は平均で何年くらい生きる?

メダカの寿命にはギネス記録がある?

メダカの寿命は最長でどのくらい?

メダカの寿命は屋内と屋外飼育で変わる?

メダカを長生きさせるコツは?

メダカの寿命と産卵に関係はある?

こんなメダカの寿命に関する疑問についてご紹介いたします。

メダカの寿命は平均で何年

メダカの平均寿命は2〜3年

めだかの寿命は野生では平均1〜2年、屋内飼育では平均2〜3年といわれています。

野生のめだかの寿命が短い原因は、栄養失調や天敵の存在、季節による水温の変化、雨や台風などによる環境の厳しさがあげられます。

さらに繁殖、産卵に適した条件が整いにくい問題もあるでしょう。

野生のメダカの体は丈夫ではありますが、自然の力にかなわない部分が多いのです。

うまく適応して成長したとしても天敵に襲われてしまえば、卵を残すことができませんし、稚魚が生まれたとしても生存率は下がるかと思われます。

メダカが何年生きるかは環境で変わる

飼育めだかの寿命が長いのは、飼育環境の良さからでしょう。

メダカの飼育に適した水温や水質の管理、餌選びで寿命はかなり変わってきます。

天敵からの攻撃対策や、飼育者の責任感などの意識次第で、めだかを長生きさせることが可能なのです。

繫殖や産卵、成育環境も整っているため、丈夫な個体が育ちやすいということも言えます。

よってメダカの寿命はどのくらいですか?と聞かれても一言で答えるのは難しいかもしれません。

メダカの寿命にはギネス記録がある?

メダカの寿命のギネス記録はない

メダカの寿命に関するギネス記録は正式には発表されていません。

よってあくまで飼育者の申請となるため、ネット等で発信された寿命年数がおおよその最長記録となります。

真意のほどは定かではありませんが、品種により5年以上生きたというメダカもいます。

そこまで長生きしたメダカは、飼育環境だけではなく、個体自体が丈夫な体質だったからだといえるでしょう。

それだけでなく繁殖や排卵のペースの管理も徹底した、飼育方法をしていたと思われます。

メダカの寿命は最長でどのくらい?

メダカの寿命は最長で5年程度

先にもご紹介したようにメダカの寿命は、最長で5年ほどの個体がいると言われています。

一部では寿命が10年を越したなどという話もなくもないですが、信憑性に欠けるものもあります。

よって個人でメダカの寿命を伸ばしたいと思うのでしたら、まずは5年を目標にすると良いかもしれません。

野生に近い品種である黒メダカなどは体が丈夫なので、5年には至らずとも2~3年は普通に生き、寿命は長い方でしょう。

品種改良されたメダカの寿命は短くなる傾向がある

みゆきメダカやヒメダカなどの観賞用メダカの場合は、品種改良のための近親交配が繰り返されるため、どうしても寿命が短くなる傾向があります。

それでも飼育者の育て方次第で、ほとんど寿命に差はでないものです。

その中でもとくに病気やストレスに弱い品種、特殊な体型や泳ぎ方のメダカは長生きがしにくいとされています。

ダルマ体型のメダカ、ヒレが長いメダカは泳ぐこと自体にも、体に負担がかかるため原種に近い個体に比べると短命である可能性が高くなります。

しかし、メダカの品種にとらわれず、個体が生まれもった丈夫さや体格に左右されることもあるので一概にどのメダカの寿命が長い、短いと品種で決めることはできないのかもしれません。

そういった体質的特徴や遺伝的特徴は、飼育者の手では管理することができませんが、最適な飼育環境を作ることにより寿命を長くさせることができます。

メダカの寿命のサインや症状は?

メダカの寿命が近づいているサインや症状として次のようなものがあげられます。

  • 水槽の底にジッとしていることが多くなった
  • 泳ぎ方に機敏さがなくなってきた
  • 餌の食いつきが悪くなり、食欲が落ちた
  • 体の艶や光加減が鈍ってきた
  • ヒレにハリがなくなってきた

寿命年数が近づいてきた頃に、こういった様子がうかがえたら寿命を終える頃かもしれません。

なるべく刺激をあたえないよう水草などの隠れ家を増やしてあげ、静かに余生を過ごせるように工夫してあげましょう。

常にメダカ全体の様子を把握することは難しいため、餌やりや水換えの際は注意して、観察しておくといいでしょう。

メダカの寿命のサインから寿命を伸ばす方法

もし気になった場合があれば、次の方法で寿命を延ばすことができる可能性があります。

  • 水温を低めの18度程度に設定する
  • 越冬などはさせず1年を通して水温を一定に保つ
  • 餌を控えめに与える
  • 水換えを怠らず常に綺麗な水質を保つ

メダカの成長や繁殖には23℃くらいが適温とされていますが、適温よりも少し水温を下げることでメダカの活性を抑えて成長をゆっくりにする狙いがあります。

水温が低いとメダカの運動量が減ってきます。

そうすることで体力の温存や、新陳代謝の活性化を防ぐことができるのです。

温度設定の出来るヒーターを使用していれば設定変更は容易ですが、温度固定式のヒーターでは18℃に保つのは難しくなります。

温度固定式ヒーターには熱帯魚用の26℃設定やメダカ用の23℃設定などがありますが、メダカの寿命を考える場合には金魚用の18℃設定タイプのヒーターを使用すると良いでしょう。

餌を控えめにすることで食べ残しによる水質の悪化や太りすぎを防ぎます。

餌の量の管理は、病気の予防にも繋がります。

水換えに対する配慮をしましょう。

餌を少量にしても糞や食べ残しは必ず出るもので、水質は悪くなっていきます。

1度にすべての水を入れ替えず、3分の1程度にわけて水を替えてあげましょう。

もちろん、温度などの急激な変化を与えないように注意をしてください。

メダカが寿命を迎えるサインが気になる飼育者は、できるだけ長生きをさせてあげたいと感じている人が多いかと思われます。

そのためには日頃から、メダカの観察を怠らないようにしながらメダカにとって最高の環境を維持してあげることに努めましょう。

メダカの寿命は屋内と屋外飼育で変わる?

室内のメダカの寿命は伸びる?

メダカの寿命は屋内飼育と屋外飼育でも違うのか?

そんな疑問も出てくるかもしれません。

結論から言いますと屋内飼育の方が長生きさせることができます。

ただあくまでも飼育環境を最適に保った条件下の話です。

その理由は屋外では冬の水温低下による越冬や真夏の高水温など過酷な環境を生き抜かなければいけないからです。

屋外飼育では四季によって様々な環境にさらされていますので野生のメダカほどではないですが、過酷な環境であるとも言えます。

室内飼育では太陽光の恵みを受けられないというデメリットはありますが、その点を差し引いても室内飼育の方がメダカにとっては環境が良いと言えます。

一年を通して水温を管理し、水質の維持を行い、適切に餌を与えていればメダカにとっては最高の環境と言えます。

さらに欲を言えば、春から秋にかけて暖かい季節は屋外で程よく日光浴をさせながら育て、気温が下がる前に室内飼育に切り替えるなどの飼育方法が理想と言えます。

メダカの寿命と産卵に関係はある?

メダカの寿命に産卵回数が影響を与える

メダカの寿命と産卵・繁殖には大きな関係があります。

メダカは環境が整えば、繫殖期には週に3〜4回、多い個体であれば毎日のように産卵をします。

屋内飼育では、人為的に産卵に適した環境が保てるので、1年中産卵をさせることも可能です。

しかし、産卵回数を増やすことは、メダカの寿命を縮める原因となってしまうのです。

メダカが一生のうちに産卵できる回数はおおよそ決まっています。

よってその上限を超えてしまうと、寿命を全うしてしまうことになるのです。

メダカの平均的な寿命に合わせたペースで産卵させるか、1年ほど集中的に産卵させるかで、寿命の長さが変わるのです。

メダカの飼育者の中には「早く多く産卵させたい」という考えをもっている人がいるかもしれません。

気に入ったメダカを多く作りたいなどの目的で行う、早いペースの繁殖はメダカの寿命を縮めることになってしまいます。

メダカを長生きさせたいのであれば、産卵回数を管理する必要があるのです。

極端な話をすれば繁殖をさせないという方法もあります。

若く健康なメダカであっても、繁殖行為は寿命を短くさせる要因にもなります。

それだけ繁殖というのは生命エネルギーを消耗するものなのです。

その世代のメダカを増やしたい、そのメダカ自体を長生きさせたいなど、飼育者によって考え方は色々ですが、寿命を延ばしたいのであれば繫殖は避けましょう。

メダカの寿命まとめ

  • 寿命はおおよそ野生で1~2年、飼育で2~3年のものが多い
  • 寿命のギネス記録は登録されていない
  • 最長寿命では5年といわれているが、正式な記録ではない
  • 寿命が近くなったサインとして、動きが鈍い、食欲が減った、体の艶やハリが減ったなどがある
  • 寿命の長さと産卵は大きな関係があり、産卵回数の管理により長生きをさせることができる

今回はめだかの寿命に関する疑問についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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