メダカの転覆病とは?原因や症状は?転覆病はうつる?

2021年7月2日

メダカの転覆病

メダカが転覆するように逆さまに泳いでいる。

メダカの転覆病ってなに?腹水病と似てる?

転覆病の原因や症状は?

転覆病はメダカが死んでしまう?

メダカの転覆病は他のメダカにうつる?

こんなメダカの泳ぎ方がおかしくなってしまう転覆病についてご紹介いたします。

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メダカの転覆病とは?腹水病と似てる?

「メダカの転覆病」とはその名が示す通りメダカの腹部が膨らんでひっくり返ってしまう病気です。

観賞魚のお腹が膨らむ病気の中に腹水病と呼ばれるものがありますが、お腹が膨らんでひっくり返ってしまうことから転覆病と腹水病は因果関係が強いとも言われています。

よって転覆病の治療方法は腹水病の治療に対しても効果があるものが多いため参考にしてみてください。

転覆という言葉から頭に浮かぶのは船などの事故でメダカの病気としてはピンとこないという人は多いかもしれません。

船舶は浮力で水に浮いているため、安定性に欠ける小型の船などは転覆の危険が生じることもあります。

しかし、水中でバランスを取ったり前に進んだりする役割のあるヒレがあり、泳ぐのに適した体型をしているメダカが転覆することは本来起こり得ないはずです。

ところがメダカの転覆病は悪化すると異常に膨らんだ腹部でバランスが保てなくなり水面でひっくり返って「転覆」した状態になってしまうのです。

元気な個体がある日突然発症してしまうこともあるのがメダカの転覆病です。

転覆病が重症化するとメダカの命に危険が及びかねません。

よって大切なのは早期にメダカの異常を発見し適切な処置を行うことです。

メダカが転覆病になる原因を知っておくと転覆病の発症を未然に防ぐこともできるでしょう。

今回は、メダカが転覆病を発症する「原因」や「症状」、「転覆病でメダカは死んでしまうのか?」「転覆病はほかのメダカにうつるのか?」のほか「転覆病の治し方」などについてご紹介していきます。

転覆病の原因や症状

なぜ転覆病のメダカはバランスを崩してひっくり返ってしまうのか?

その理由はメダカが浮力を調節している浮き袋が何らかの原因で正常に機能しなくなるからです。

メダカの転覆病の原因は大まかにいうと次の3つです。

  • 消化不良
  • 環境の変化
  • 水質の悪化

餌を与え過ぎたり冬場に無理に餌を食べさせたりするとメダカは消化不良を起こします。

それにより消化器内にガスが発生するとメダカのお腹が浮いてしまう原因になるのです。

また何年も置きっぱなしの古い餌などもメダカの消化不良を起こす原因となりますのでできるだけ新しい餌を与えるようにしましょう。

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また、メダカは水温が低下する冬場にかけて転覆病を発症しやすくなります。

メダカは観賞魚の中では比較的環境への適応能力が高い丈夫な魚です。

しかし急に水温が下がるなどの急激な環境の変化にはタフなメダカでも適応しきれません。

メダカが転覆病になることが多いと言われているのは水温が25℃以下のときです。

冬場は水槽用ヒーターなどを使用して水の温度が下がり過ぎないように注意しましょう。

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水質の悪化によるストレスもメダカの転覆病の原因になります。

メダカはどれだけ環境が悪くても逃げ出せないため、水質の悪化した劣悪な環境の中でもストレスに耐え続けなければなりません。

そんな過度のストレス状態が続くとメダカの脳内の命令系統に異常をきたします。

その結果メダカの浮き袋が正常に機能しなくなると転覆病を引き起こすと考えられています。

では、メダカが転覆病になるとどのような症状が起こるのか?

まず初期の症状は次のようなものです。

  • 転覆するように逆さまに泳ぐ
  • 水面で呼吸することが多くなる。
  • フワフワと浮き上がっていく。

そして中期から末期の症状はこのように変化していきます。

  • 泳ぐこともなく沈んだままじっとしている。
  • ひっくり返って浮いてくる。
  • 水中に沈もうとして消耗、衰弱してくる。
  • 水面に浮いたままになっている。

転覆病の末期のメダカは見ていられないくらい苦しそうな様子になります。

転覆病はメダカが死んでしまうのか

転覆病を発症するとメダカは死んでしまうのか?

発症した原因にもよりますが、転覆病は完全に回復させるのが難しい病気です。

残念ながら治療や処置もできない場合は発症後の早い段階でメダカが死ぬことがあるのも事実です。

「転覆病の治し方」については後ほど詳しく説明します。

メダカが転覆病にならないようにするためには餌の与え過ぎに注意し環境を整えることに留意することが大切です。

またメダカが転覆病を発症した場合も早期に発見することで病気の回復への道が開かれることもあります。

転覆病になったメダカが苦しみながら死ぬ様子を見るのは辛いものです。

鑑賞を楽しみながらメダカの様子に変わったところがないか、日ごろから観察する習慣をつけておきましょう。

次は、メダカが転覆病にかかってしまったら「他のメダカにうつることはあるのか?」について説明していきます。

メダカの転覆病は他のメダカにうつる?

メダカが転覆病を発症すると共同生活をしている他のメダカにも病気がうつることがないか不安になりますね。

メダカの転覆病は他のメダカにうつるのか?

結論から言うと「転覆病は他のメダカにうつることはない」です。

前述のように転覆病の原因は寄生虫や病原菌によるものではありません。

よってメダカの転覆病が他のメダカにうつることはないと言えますが、同じ水中環境で複数のメダカが同時に発症することはあります。

このような場合も原因は感染ではなく「消化不良」「環境」「水質」によるものと考えられますので餌や水質や水温などの環境の見直しを行ってください。

次は「メダカの転覆病の治し方」について説明していきます。

メダカの転覆病の治し方

メダカがどのような病気にかかった場合でも早期に発見し素早い対策や治療を行うことが大切です。

メダカの転覆病には特効薬のようなものは存在しませんが、症状の軽いときは次のような「治し方」で回復することがあります。

  • 絶食させる(餌を与えない)
  • 水換えをする
  • 水温を上げる
  • 塩浴

転覆病の原因が消化不良と考えられる場合はメダカに餌を与えず絶食させてください。

水質が悪化している場合は水換えを行って水中環境を改善しましょう。

また、転覆病の原因が低水温によるものと考えられる場合は水温を上げるためにヒーターを導入するのがお勧めです。

ただし、急激な温度変化がさらに症状を悪化させることもあるので「緩やかに持続的に」適度な水温を保つようにしてください。

そして淡水魚の病気の治し方としてよく用いられるのが「塩浴」です。

「塩浴」とは淡水魚を塩水の中で短い期間飼育する病気の治し方です。

「塩水浴」とも呼ばれる「塩浴」は塩の浸透圧の効果により病気などで弱っているメダカなどの体力回復に効力を発揮します。

転覆病の発症の原因がいずれの場合でも体がひっくり返ることでメダカはかなり体力を消耗し衰弱しています。

メダカの体内と同程度の塩分濃度の「塩浴」をすると体力を取り戻すことができ転覆病の回復に繋がるでしょう。

塩浴については下記記事で詳しくお伝えしていますのでご覧ください。

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メダカの稚魚(針子)でも転覆病を発症することがありますが、針子と呼ばれるほどか細く体力のない稚魚は回復する可能性が低いものです。

針子(稚魚)には適切な餌を与え水温や水中環境を整えるなど細心の注意を払って転覆病の発症を未然に防ぎましょう。

メダカの転覆病まとめ

  • 転覆病はメダカの浮き袋が正常に機能しなくなる病気
  • 転覆病の原因は「消化不良」「環境の変化」「水質の悪化」など
  • 転覆病が重症化するとメダカは死ぬことが多い
  • 転覆病は他のメダカにうつることはない
  • 転覆病の症状が軽いときには絶食や水換えで改善することもある
  • 転覆病の治し方は塩浴が効き目をもたらす

今回はメダカの転覆病についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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