メダカの針子の元気がない?メダカの稚魚が底にいる・沈む原因と対処法

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メダカの稚魚が沈む

メダカの稚魚が底に沈むのはなぜ?

メダカの針子がいつまでも底にいる?元気がない?

メダカの稚魚は底に沈んだままで大丈夫?

メダカの針子や稚魚が沈む問題の対処方法は?

こんなメダカの稚魚(針子)が底に沈む問題についてご紹介いたします。

メダカの針子についてはこちらのまとめ記事をご覧ください。

メダカの稚魚が底に沈む

メダカの稚魚の中でも生まれたばかりの針子は遊泳力が弱いため水中でじっとしていることも多くなります。

水面でじっとしていたり、底の方でじっとしていたり。

針子がお腹に抱えている袋は一見すると浮袋のように見えるため、針子は浮いているのが当然と思われる方もいるかもしれません。

しかし、針子が抱えている袋は栄養が詰まったお弁当のようなものですので浮袋ではありません。

よってメダカの稚魚は浮いていることもあればもちろん沈んでいることもあります。

メダカの稚魚が底に沈むこと自体は全く問題ありませんが、「いつまでも底にいる」となるともしかしたら問題を抱えているかもしれません。

メダカの針子がいつまでも底にいる・元気がない

特に理由もなく底の方に沈んでいたり、人影に怯えて隠れるように沈む場合には心配入りませんが、いつまでも稚魚が底に居続けるとなんだか不安になってしまうものです。

人が離れても全く水面に浮かんでこない。

餌を与えてもあまり反応がない。

そんな時には次のような問題が考えられます。

  • 餌を食べられていなく体力不足になっている
  • 水温が低く活発に動けない
  • 内臓奇形など何かしらの病気を患っている

もしくは回数が少な過ぎて空腹の時間帯が多く、栄養が足りていないなども考えられます。

そうなると稚魚はすぐに体力不足になってしまいます。

水温が低いことも稚魚の動きが鈍くなる要因の一つです。

季節的にまだ少し肌寒い時期や太陽の光を浴びれていない時などに起こりやすい問題です。

メダカの稚魚は底に沈んだままで大丈夫か

どのような理由であれ、メダカの稚魚が底に沈んだままであることは問題です。

飼育水は底の方ほど水質が悪くなります。

底の方には餌の食べ残しやメダカのフンなどが蓄積し、水質を悪化させています。

そのような場所にいれば、それだけ病気にもなりやすいためできれば水面近くにいて欲しいものです。

また、稚魚の餌は浮遊性の高いものが多いため、餌にありつくためにも底の方に沈んでいることは都合よくありません。

このように稚魚が底に沈んだままの状態は多くの問題を抱えていることになります。

メダカの針子や稚魚が沈む問題の対処方法

メダカの稚魚が沈む原因を断定することは難しいと思いますので、全ての原因に対処できるように環境の改善をしていきましょう。

まず、水温と太陽光の問題です。

稚魚を飼育している飼育水の水温が低い場合には、ヒーターによる保温も検討しましょう。

稚魚飼育の理想の水温は25℃位で安定していることです。

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外気温が25℃を超えるような季節には屋外飼育で太陽光の力を借りるだけでも水温は維持できます。

また、適度な日光浴も稚魚の成長には欠かせませんので日当たりの良い場所で育ててあげましょう。

稚魚の飼育水に太陽光が当たることは、稚魚の日光浴以外にも多くの微生物の繁殖も促すため結果的に稚魚の餌が増えることにもつながります。

水温以外には、餌不足や餌が食べられていないことも考えられますので稚魚の餌をしっかり用意してあげましょう。

psbやグリーンウォーターは針子や稚魚の餓死を防ぐために非常に効果的な飼育方法ですので是非取り入れてみてください。

psbやグリーンウォーターについては過去の記事をご覧ください。

沢山の稚魚を育てていると中には成長不良や内臓奇形などによってなかなか成長できない個体も出てきます。

そればかりは我々飼育者にはどうすることもできませんので諦めるしかありません。

全ての稚魚が底に沈むようなら問題の改善が必要。

数パーセントの稚魚が底に沈むようならそのような問題の可能性が高いと考えましょう。

メダカの稚魚は水質の悪化で沈むこともある

稚魚育成をしていて、最初のうちは問題なかったのに日が経つごとに沈む稚魚が増えてきたような時には水質の悪化の可能性があります。

餌不足を懸念して餌を与え過ぎてしまったり、小さな容器で沢山の稚魚を飼育していたり、水換えをさぼっていたりすると起きやすい問題です。

底の方にフンが溜まっていたり、水がなんだか黄ばんでいたり、茶色いコケが生えていたら要注意です。

水換えや掃除の回数を増やして良質な水質を維持できるようにしましょう。

メダカの稚魚(針子)が底に沈む状態まとめ

  • メダカの稚魚は餌不足になると沈むこともある
  • 水温が低いと稚魚が底に沈む
  • 成長不良の個体も底に沈んでいることが多い
  • どんな理由であれ稚魚が底に沈んだままは良くない
  • 稚魚が沈む原因を断定するのは難しいので環境の改善を図る
  • 稚魚の好む水温は25℃くらい
  • 太陽光に当てて日光浴をさせることも必要
  • 餌不足にならないようにpsbやグリーンウォーターを取り入れる
  • 水質の悪化が稚魚が底に沈む原因となることもある

今回はメダカの稚魚が底にじっとしている問題についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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