
メダカの日除け対策は必要?最適な方法とは?
メダカの日除けすだれの効果とは?
メダカのすだれの使い方やかけ方とは?
すだれの防腐剤は危険?対処方法とは?
こんなメダカの日除けの必要性や使い方に関する疑問についてご紹介いたします。
メダカの日除け対策は必要?最適な方法とは?
メダカの屋外飼育での夏対策といえば高水温対策が挙げられます。
その対策の一つとして直射日光を遮る日除対策があります。
メダカは高水温に弱いため、日々の気温が30度を超えるような季節には日除け対策が必要となってきます。
直射日光に当てなければいいのなら、日除けではなくて日陰にメダカの容器を置けばいいのでは?
そんな考えも浮かんできますが、その方法はあまりお勧めできません。
その理由として、日陰にメダカの容器を置いてしまうとメダカの成長が悪くなるうえに水草や浮き草などの植物の生育も悪くなってしまいます。
メダカは日光を浴びることにより、体内でビタミンDを形成し、カルシウムの吸収効率などを高めています。
また、太陽の光を浴びることで生命活動が活発になり餌喰いも良くなるため、結果的に元気に成長して色合いも鮮やかになるのです。
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このようにメダカに限らず、多くの生物は日光の恩恵を少なからず受けているのです。
よって日光の恩恵を受けつつ、過度な恩恵はうまく対策をする事が必要となってきます。
その最適な方法が日除けを設置することです。
メダカの日除けには遮光ネットやすだれがお勧めです。
遮光ネットは温室などの頭上に貼ることで光の量を調整できるためおすすめです。
遮光ネットは強烈な日差しをある程度弱める事ができるため、植物の葉焼け防止にも効果的です。
また、すだれは遮光ネットよりもコンパクトで扱いやすい点がおすすめです。
日差しが強い時間帯にはすだれをしっかりかけ、日差しが弱い朝方にはすだれをかける範囲を少なくするなどの調整をすることもできます。
メダカの日除けすだれの効果とは?
メダカの日除けに使用するすだれには、直射日光を遮る以外にもいくつかの効果やメリットがあります。
すだれの効果やメリットとは
- 通気性がよく蒸れない
- 鳥などの天敵からメダカを守ってくれる
- 軽いので扱いやすい
- 巻くように使うこともできるため、かける範囲を自由に変えられる
- 安価で購入できる
- 古くなった時の処分も簡単
などが挙げられます。
通気性がよく蒸れない
すだれは波板や木材などと違い通気性が高いため、メダカの容器に被せても中が蒸れて高水温になってしまうことがありません。
鳥などの天敵からメダカを守ってくれる
すだれをメダカの容器にかけておくことで、メダカの隠れ家ができ、頭上からメダカを襲う事ができなくなります。
その結果、メダカの警戒心も緩むため、メダカのストレス緩和にも貢献しているとも言えます。
軽いので扱いやすい
すだれの材質は細く割った竹ですので、軽く移動ができるのもメリットの一つと言えます。
巻くように使うこともできるため、かける範囲を自由に変えられる
すだれは一枚板の木材などと違い、巻く事ができるため飼育環境や天候などに合わせてかける範囲を自由に変更できるのも特徴の一つです。
安価で購入できる
購入するすだれのサイズにもよりますが、数百円から千円前後で購入できるものも多いため購入しやすい日除けでもあります。
古くなった時の処分も簡単
すだれの材質は竹ですので古くなって廃棄した時にも簡単に処分する事ができる点も将来的なメリットと言えます。
メダカのすだれの使い方やかけ方とは?
メダカのすだれの使い方やかけ方には大きく分けて3通りの方法があります。
一つ目がメダカの容器の上にそのまま乗せる方法です。
この方法は一番簡単ですが、風など飛ばされないように重しを置いたり、固定する必要があります。
二つ目の方法は、メダカの容器の周りを囲うようにすだれを立てかける方法です。

ベランダビオトープなどでよく用いられる方法ですが、すだれで囲うことで真上以外からの日光の差し込みを抑えることができます。
また、すだれで囲うことで、その空間をおしゃれな和の雰囲気に作り上げることもできます。
三つ目の方法が、メダカの容器の南側や西側にすだれをかける方法です。

この方法が一番すだれ本来の使い方と言えますが、すだれをかける場所が無いと出来ない方法でもあります。
ビオトープなどでホテイ草などが元気に成長してしまうと上に載せる事ができない事もあります。
そのような時には、日差しが強い方角にすだれをかけることでホテイ草の葉焼けなども防ぐ事ができます。
すだれの防腐剤は危険?対処方法とは?
すだれをメダカの日除けとして使っていたら、メダカが全滅してしまったなどという話を聞いた事があるでしょうか。
実は、すだれには防腐剤が塗られているものが多く、その防腐剤がメダカの容器内に溶け込む事でメダカが全滅してしまうといった事が稀に起こります。
全てのすだれが必ず防腐剤を使用しているわけではないですが、購入者にはその見分けが難しいですので、使用前に対策をしておくことをお勧めします。
すだれの防腐剤がメダカの飼育容器の中に溶け込んでしまう理由は雨です。
すだれが雨ざらしになることで、雨と一緒に防腐剤がメダカの水の中に溶け込んでしまいます。
そのような問題を防ぐためには、使用前に水をかけてしっかり洗ってあげると良いでしょう。
また、洗ってから天日干しをしてから使うとさらに安心です。
もし、それでも心配な方は、雨が当たらない場所にメダカの容器を置くようにしましょう。
また、天気が良く日差しが強い日だけ、すだれをかけるなどのこまめな管理ができるとさらに安心です。
メダカの日除けの必要性とすだれの管理まとめ
- メダカは高水温に弱いため、日々の気温が30度を超えるような季節には日除け対策が必要となってくる。
- メダカの日除けには遮光ネットやすだれがお勧め。
- すだれの使い方には大きく分けて3タイプあるので、用途に合わせて使い方を工夫すると良い。
- すだれの防腐剤によってメダカが全滅してしまう危険性もあるため、使用前に水洗いをし、使用時も雨ざらしにしないようにする。
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