メダカ鉢のレイアウトはどのように作るのか?
レイアウトを作るのに必要なものは?
レイアウト作りで気をつけることは何か?
初めてだけど綺麗なレイアウトを作りたい。
こんな方のためにメダカ鉢レイアウトの作り方と作る時に気をつける点についてご紹介いたします。
メダカ鉢レイアウトに必要なもの
メダカ鉢レイアウトに必要なものは
- メダカ鉢もしくは睡蓮鉢
- 底に敷く土
- レイアウト素材(石や流木など]
- 浮草や水草
- カルキ抜き
まずはこれだけ揃えればメダカ鉢レイアウトを作る事はできます。
それぞれの詳細についてはこの後のレイアウト作りの注意点のところで詳しく説明します。
それでは早速作成準備に入りましょう。
メダカ鉢レイアウトの作り方
レイアウトに使用するメダカ鉢を用意したらまずは置き場所を再確認します。
日の光はしっかり当たるか?
自転車や車などにぶつかる可能性はないか?
メダカ鉢は一度設置して土や水を入れると想像以上に重たくなりますので極力移動しなくても良い場所に設置するようにします。
日の光が当たるかどうかは特に重要です。
理想は朝日から夕日まで当たる環境がベストですが、そのような場所がない時にはせめて日中の太陽光くらいは当たる場所を探しましょう。
雨に対しては特に気にする必要はありません。
雨が入ると水質が変わってしまうという懸念もありますが、池や川でも雨は入ります。
自然の環境を再現するのがビオトープですので雨もまた自然環境要素の一つと考えましょう。
夏から秋にかけた時期でグリーンウォーターを維持している場合に限り、豪雨の時には波板などで蓋をするようにすると良いでしょう。
雨が入りすぎるとグリーンウォーターを形成する植物プランクトンが流されてしまうことがありますのでこの点だけ注意しておけば問題ありません。
場所が決まったらメダカ鉢を設置します。
底に土を敷きながらレイアウト素材を配置していきます。
底に敷く土は赤玉土やソイルなどがお勧めです。
基本的にはどのような砂や土を敷いてもレイアウトは作れますが、赤玉土やソイルをおすすめする理由があります。
- 水質を弱酸性に保てる。
- 水草などの植物が根を張りやすい。
- 暗めの色合いの底床を選ぶことでメダカの発色が良くなる。
このような点が挙げられます。
砂や砂利は水の硬度を高め、水質を弱アルカリ性に傾けるものが多いため水草が上手く育たない場合があります。
またソイルなどに比べて濾過バクテリアの定着も弱いため水質が安定しにくいなどの懸念もあります。
レイアウト素材を配置してレイアウトができたらカルキ抜きをした水を静かに入れます。
この時にお皿や発泡スチロール板などで水を受けると土の舞い上がりを防ぐことができます。
これでメダカ鉢レイアウトは完成です。
レイアウト作りの注意点
メダカ鉢レイアウトを作るときの注意点としては
- 底床を沢山入れ過ぎて浅くしすぎない。
- メダカにとって害になる素材でレイアウトを作らない。
- メダカの遊泳スペースを確保する。
この3つを意識して作るようにしましょう。
底床を入れすぎて全体的に浅くし過ぎてしまうと夏は水温が高くなり過ぎる。
冬は凍結の恐れがある。
雨の時にメダカが流されやすくなるなど様々な問題が起こる可能性があります。
もし浅い場所を作りたいのであれば高低差をつけて部分的に浅い場所と深い場所を作るようにするといいでしょう。
メダカにとって害になる素材を入れない。
これは説明するまでも無いと思います。
特に時間の経過とともに化学成分が溶け出す可能性があるようなものは避けたいものです。
基本的には流木や石など自然の素材を使いレイアウトしていきます。
水槽用として販売されている置物などでしたら問題なく使えますので、もし置物をレイアウトしたい時はアクアリウム用のものを探すようにしましょう。
何でもかんでも詰め込みすぎて遊泳スペースを減らしてしまうとメダカが活発に泳ぐ事が出来ず運動不足になるうえストレスを溜め込んでしまいます。
レイアウトは適度な配置を心がけ自然らしさを出せるようにするといいでしょう。
あくまでも主役はメダカですのでメダカが元気よく泳げる環境は維持したいものです。
レイアウト作りのコツ
レイアウト作りのコツは奥の方に背の高い素材や植物を配置して手前に来るに従って背の低い植物を配置するようにします。
料理の世界でも言われるように「向こう高」にすることによって人の心理として広く見え、全体がまとまりあるように見えるものです。
また、浮き草やハスの葉などのようにメダカが隠れる場所を作るのもレイアウト作りのコツです。
メダカは物陰に隠れることにより強い日差しを避けたり、外敵から身を守ったりします。
物陰に隠れることにより安心感を得てストレス緩和になるとも言われています。
今回はメダカ鉢レイアウトの作り方と注意点についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。