メダカの水合わせ 時間や方法・点滴法など 成功と失敗の理由

2020年8月1日

メダカの水合わせ 時間や方法・点滴法など 成功と失敗の理由

メダカ

メダカ購入後に行う水合わせ。なぜ水合わせを行うのか?

水合わせは不要にできる?なしでも大丈夫なのか?

水合わせの容器はビニール袋でも大丈夫?

どのくらいの時間をかけて水合わせをすればいいのか?

また水合わせを失敗するとどのような問題が起るのか?

こんなメダカの水合わせに関する疑問についてご紹介いたします。


メダカなどの生体を水槽に投入する際には水合わせを行うことが当たり前の様に言われていますが、何故水合わせが必要なのか、水合わせの本当の意味を理解せずに行っている人も多い様です。

 

メダカの水合わせは不要にできる?なしでも大丈夫?

まず、一番素朴な疑問としてメダカの水合わせは不要にできないのか?水合わせをしなかったらどうなるのか?

その答えは最悪の場合、メダカが即座に全滅してしまいます。

メダカは熱帯魚などと比べても丈夫で、ある程度の水質悪化にも耐えられると言われています。

その様な情報から勘違いされることも多いのですが、ある程度の水質の悪化と急激な水質・水温の変化は全くの別物です。

 

メダカを新しい環境に迎え入れると言うことは少なからず環境の変化が起こるということを理解しておきましょう。その環境の変化をできるだけ少なくしてメダカのストレスを軽減させる方法が水合わせです。

メダカ飼育の動画などを見ていると水換えや水合わせを適当に行っているように見える動画も確かに存在します。

しかしそのような方法で行っている方は過去の経験などにより、どの程度の水温差や水質差であれば水合わせを適当にやっても大丈夫という経験値をもっているはずです。

そのような経験が全くない初心者が真似をして水合わせを適当に行うのはギャンブルのようなものです。

水合わせを失敗したらメダカが死んでしまうこともあるということをしっかり頭に入れて、まずは正しい水合わせの方法をマスターすることをおすすめします。

簡単なメダカの水合わせ方法

まずは一般的に用いられる簡単なメダカの水合わせ方法についてご説明致します。

購入したメダカを小さなプラケースに移し、水面に浮かべて徐々に水温を合わせていきます。

季節にもよりますが、30分ほど浮かべておけば、ほぼ水温は均一になっていきます。

その後、少しずつ水槽の水をプラケースに注ぎ入れ新しい水槽の水質に慣らしていきます。

この時にどれだけ時間をかけてゆっくりと少量ずつ水をいれていけるかが水質の急変を防ぐコツです。

メダカが暴れるようなことがなく落ち着いていれば問題ありません。

メダカの水合わせ容器はビニール袋でも大丈夫?

水合わせにちょうど良いプラケースや容器が無い場合には、もちろん購入時にメダカを入れてもらったビニール袋のまま水合わせを行うことも可能です。

ただ購入時のビニール袋を使う際には次のような点に注意が必要です。

・袋の外側を綺麗に洗う

・水面に浮かせておく時に口元をしっかり固定する

メダカを運搬したビニール袋には、どのような汚れが付着しているかわからないものです。

そのビニール袋をそのまま水合わせに使ってしまうと水槽内に汚れを持ち込んでしまうことになります。

よって水合わせの前にビニール袋の外側をしっかり洗いましょう。

ビニール袋で水合わせを行う際、水温合わせの時は、まだ袋の口が空いていないので問題ありませんが、水質を少しずつ合わせていく作業ではどうしても袋を開けるようになります。

その時に袋の口元をしっかり抑えておかないとビニール袋の中の水が水槽内に溢れてしまったり、袋の中に急激に水槽の水が入ってしまうことがあります。

そうなると水合わせ失敗となってしまいますのでビニール袋の口元はしっかり抑えておきましょう。

メダカの水合わせに必要な時間

メダカの水合わせに必要な時間に特に決まりはありません。

水合わせは時間をかけてゆっくり行うほど水温や水質の急変を避けられるため効果的です。

目安としては必ず水温差がなくなっていることです。

水槽あるいは屋外のメダカ鉢の水温と水合わせを行っているプラケース内の水温が一致していれば水温の差によるストレスは避けられます。

次に問題となる水質に対してはプラケースに入れてある水の量や注ぎ込む水の量によっても変わってきますが、1時間ほどかけてゆっくり行えばまず問題ありません。

 

メダカに比べてエビ類などは水質の急変に弱いため2時間ほどかけてゆっくり行う点滴法を用いることもあります。

 

しっかりとした水合わせ点滴法

水合わせの点滴法とは飼育水を点滴の様にポツポツとゆっくり時間をかけて生体のいる容器の中に投入していくことで急激な水質変化を避け、ゆっくりと水質に慣れさせる方法です。

エビ類など水質の変化に敏感な生体にはよく用いられる水あわせ方法です。

まず、購入したメダカを袋のまま30分ほど水槽に浮かべておき、水温を合わせていきます。

その後、用意したプラケースにメダカを袋ごと移します。

エアーチューブとコックを使い、エアーチューブから水槽の飼育水を軽く吸いサイフォンの原理を利用して飼育水をプラケースに注いでいきます。

サイフォンの原理とは何らかの液体を、高い位置にある出発地点と低い位置にある目的地点を管でつないで流す際、管内が液体で満たされていれば、管の途中に出発地点より高い地点があってもポンプでくみ上げることなく流れ続ける。

引用:Wikipediaサイフォンの原理

エアーチューブの端一方にコックを取り付けて1滴ずつゆっくりと飼育水をプラケースに入れていきます。水合わせの間の酸素不足が懸念させる場合にはプラケース内にエアレーションを行うとより効果的に水合わせを行えます。

ある程度プラケース内に水が溜まったら水をこぼすようにしながら2時間以上かけてゆっくりと水合わせをしてから、最後にネットでメダカを掬い水槽に投入していきます。

ネットショップなどでも水合わせに必要な道具をまとめて水合わせキットとして販売していますので上手く活用するとよいでしょう。

水合わせ後に動かない・暴れる 失敗?

事を急ぎ水合わせに失敗すると次の様な症状が現れることがあります。

メダカ投入後に狂ったように泳ぎ回る。

逆にほとんど動かず、底の方に沈んだままで数日経ってもほとんど餌を口にしない。

さらに1週間くらいで全滅してしまう。

この1週間くらい経ってから全滅してしまうという点に水合わせの難しさがあります。

 

水合わせに失敗すると投入直後に症状が出ることが多いため1週間も経ってしまうと水合わせが原因とは思わないはずです。これが水合わせ失敗によるペーハーショックの恐ろしさなのです。

 

メダカの水合わせ後のエサやり

水合わせ後すぐは環境に慣れずに怯えていることも多いので餌を食べないこともあります。

そのようなときに餌を与えても食べ残したエサが水質を悪化させるだけなので水合わせ直後の餌やりは控えるようにしましょう。

メダカは2、3日餌を与えなくても餓死するようなことはないので環境に慣れるまでそっとしてあげましょう。

メダカの水合わせを夜に行う

メダカの水合わせをするのに時間帯は関係あるのでしょうか?昼と夜で水合わせに何か問題が起こるのか?

基本的に水合わせを行う時間に決まりはありません。

ただ、夜はメダカも寝ているのでメダカの睡眠時間に水合わせを行うとメダカの生活リズムを崩しかねないという懸念はありますが、水合わせを必ず日中に行わなければならないというものではありません。

メダカの稚魚の水合わせ

メダカの稚魚の水合わせには親メダカと違う点があるのかと言えば、特に何かを変える必要はありません。

稚魚の水合わせも親メダカ同様に行ってください。

確かに稚魚のほうが繊細で弱い面がありますが、ここで紹介しましたことを意識してしっかりとした水合わせを行えば問題はありません。

 

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メダカの水合わせについてのまとめ

メダカの水合わせについてご紹介しましたが、最後に大事な点をまとめると

・水合わせをしないリスクは大きい

・水合わせは水温と水質の変化を和げる

・水合わせは時間をかけてゆっくり行う

・水合わせの際は酸欠にも注意する

 

このような点に注意してメダカ導入時はしっかりとした水合わせをしてあげましょう。

 

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マサ

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25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。 Twitterでも情報公開しておりますのでフォローお願い致します。@mizukusasuisou

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