メダカの容器の色は黒がいい?メダカの発泡スチロールを黒くする理由と方法

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メダカの容器は黒

メダカの発泡スチロールを黒くする理由は?

メダカの容器の色は黒いほうがいいのか?

メダカの発泡スチロールを黒くする方法は?

メダカ飼育におすすめの黒い容器は?

こんなメダカの容器の色に関する疑問についてご紹介いたします。

メダカの発泡スチロールを黒くする理由

多くの人が発泡スチロールと言われて思い浮かべるものは白い発泡スチロールでしょう。

しかし、メダカの飼育においては黒い発泡スチロールを容器として使用する人が増えています。

何故メダカ飼育ではあえて黒い発泡スチロールを容器として使用するのか?

その理由はメダカの色合いを良くするためです。

メダカの色合いとは別の言い方をすれば、メダカの体色の鮮やかさのことです。

黒い背景には鮮やかな色を豪華に見せる色彩効果があります。

よって黒い発泡スチロールを容器として使用することでメダカの華やかさや豪華さが増し、鑑賞効果が高まります。

近年の改良メダカブームによりラメメダカや色彩豊かなメダカが多く出回っていることもメダカ飼育者が黒い容器を選ぶようになった要因の一つかもしれません。

さらにメダカには背地適応や背地反応などと呼ばれる能力が備わっており、暗い場所(地面)では体色を濃くし、明るい場所では体色を薄くする特徴があります。

メダカは背地適応により周りの環境に溶け込むことで敵から身を守っていると考えられています。

飼育環境では天敵から身を守る必要はないのですが、この特徴を上手く利用することでメダカを鮮やかに見せることができます。

また、長期的な背地適応によってメダカが持ち合わせている色素胞内の顆粒の密度が変わるとも言われています。

要するに長い間暗い場所で成長してきたメダカは色素胞の顆粒密度が高まり、色が濃くなるということです。

ここで大事なことは地面の暗さと太陽の光の明るさです。

メダカは下からの光の反射と上からの光の強さの差によって地面の暗さを感じ取っていると言われています。

よって太陽光がしっかり当たる場所で黒い容器を使うことでメダカの体色が良くなります。

ただ、暗いだけの場所ではこの効果は発揮できませんのでしっかり太陽光に当ててあげましょう。

メダカの容器の色は黒いほうがいいのか?

メダカの容器の色は黒い方がメダカが鮮やかに見える。

そうなるとメダカの容器の色は黒い方がいいはずです。

しかし、ここで注意しなければいけないことがメダカの品種によって容器の色を変えなければいけないということです。

例を挙げれば、深海メダカやマリンブルーメダカなどは黒い容器を使ってしまうとその魅力がなくなってしまいますので、白い容器で飼育することがおすすめです。

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また、みゆきメダカの背中の光を伸ばすにも白い容器の方がいいと言われています。

さらにオロチメダカやサタンメダカなどの真っ黒なメダカは背地適応能力を失ったメダカですので、白い容器で育てても色合いが薄くなることはありません。

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よって背地適応を気にせず、明るい容器で育てた方がその魅力を楽しむことができます。

オロチメダカやサタンメダカを黒い容器で育てても良いのですが、黒い容器に真っ黒なメダカだと、どこにいるのかわからなくなってしまうので、鑑賞を楽しむのなら明るい容器がおすすめです。

逆に黒めだかや楊貴妃メダカなどは黒い容器で育てた方が色合いが濃くなり魅力的に育ちます。

何故そのようにメダカの種類によって容器の色を変える必要があるのか?

そこにはそのメダカが持ち合わせている色素胞が関係しています。

色素胞とはメダカの体色を決める細胞と言っても良いかもしれません。

黒色素胞と黄色素胞を特徴とするメダカは黒い容器で育てる方が良いでしょう。

逆に黒色素胞の働きを極力抑えて育てた方がその魅力を引き立たせることができる品種のメダカには白い容器など明るい容器がおすすめです。

品種ごとの色素胞に関する内容は過去の記事をご覧ください。

メダカの発泡スチロールを黒くする方法

メダカの発泡スチロールを黒くする方法には塗装スプレーを使う方法があります。

塗装スプレーには油性と水性がありますので水性を選ぶようにしましょう。

油性スプレーの多くは発泡スチロール素材を溶かしてしまう特性がありますので使うことができません。

塗装スプレーには使用目的に合わせて使用できる素材が明記されていますので発泡スチロール使用可のスプレーを選べば間違いありません。

塗装スプレーで白い発泡スチロールを黒くすることでメダカの容器として使用することはできます。

ただ、その方法にはデメリットもあることをしっかり理解しておきましょう。

まず塗装スプレーの成分がメダカに悪影響を及ぼす可能性があることです。

絶対に使えないというわけではありませんが、そもそも塗装スプレー自体生き物を飼育する目的で作られていないことを理解しておかなければなりません。

よって全て自己責任の範疇となります。

さらに発泡スチロールを格安で手に入れたとしても塗装スプレー代や塗装する作業に使う時間を考えると黒い容器を購入してしまったほうが早い場合もあります。

白い発泡スチロールに黒いビニールをつけることで容器内を黒くすることもできますが、ビニールは見た目の悪さや日々の水換えのしにくさなどがありますのであまりおすすめできません。

よって黒い容器を購入することをおすすめします。

もちろんメダカ飼育のための黒い発泡スチロールというものも販売されています。

メダカ飼育におすすめの黒い容器

メダカ飼育におすすめの黒い容器は黒い発泡スチロール、コンテナボックス、トロ舟などです。

黒い発泡スチロール容器

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黒い発泡スチロールは保温性が高いため気温が下がる季節に容器としての力を最大限に発揮します。

また、材質の特性から加工がしやすいのも魅力の一つです。

黒いコンテナボックス容器

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黒いコンテナボックスは扱いやすさと耐久性に優れています。

発泡スチロールはコンテナボックスに比べて耐久性が劣るため経年劣化により買い替えが必要となりますが、コンテナボックスの方が長い間使用することができます。

よってメダカブリーダーの中でもコンテナボックスを愛用する人は多いものです。

黒いトロ舟容器

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トロ舟はプラ舟などと呼ばれることもある容器です。

コンテナボックスに比べて大きいことがその特徴の一つです。

メダカを飼育するスペースがしっかり確保できる人にはおすすめの容器です。

大きいため水量が確保できるので水質が安定しやすい特徴があります。

また、水生植物をレイアウトしてビオトープを楽しむにはうってつけの容器です。

メダカの容器の色まとめ

  • メダカの発泡スチロールを黒くする理由はメダカを色鮮やかに見せるため
  • 黒い容器でメダカを育てることでメダカの黒色素胞と黄色素胞の働きが活発になりメダカの色がよくなる
  • メダカの容器は必ずしも黒がいいとは言えない。品種によっては白い容器がおすすめのものもいる
  • メダカの発泡スチロールは塗装スプレーで黒くすることはできるがデメリットもある
  • 黒い容器には発泡スチロール、コンテナ、トロ舟などがあり用途に合わせて選ぶと良い

今回はメダカの容器の色に関する疑問についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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