メダカが餌を食べない理由はなに?
メダカが餌を口にしても吐き出すのはなぜ?
メダカが餌を食べない理由は病気?確認方法はある?
メダカがご飯を食べない事と水温や時期は関係ある?
メダカが餌を食べないけれど元気なら大丈夫?
こんなメダカが餌を食べない・吐き出す理由についてご紹介いたします。
メダカが餌を食べない理由
メダカが餌を食べない理由の中でまずはエサに対してメダカが反応しないような時について考えられる要因を挙げてみましょう。
メダカは水温が下がる時期には餌を食べなくなる
一つ目の要因として、気温(水温)が低い時には、メダカの活性が下がる為、餌をあまり食べようとしません。
秋や冬などに水槽や睡蓮鉢の底の方でじっとしている時などは水温計で水温を確認してみましょう。
メダカの活性が高まる時期は水温が20℃くらいある時期です。
逆に水温が10℃を下回るような時期にはメダカの活性が落ちるため餌をほとんど食べなくなります。
気温の影響により徐々に水温が下がり、冬を迎えるような時期にはメダカの活動が鈍るため、あまりエサを必要としなくなりますので無理に食べさせる必要もありません。
春になり水温が上がり、メダカが活発に泳ぎだすようになったらエサを与えてみましょう。
逆にヒーターなどが設置してあり、常に水温が保たれている場合にはあまり考えにくい現象ですので、そのような時には他の要因を探す必要があります。
購入後すぐのメダカは環境や餌の変化によって餌を食べない
購入後すぐのメダカなどは環境の変化によって怯えていることが多いので、今の環境に馴染むまでそっとしておいてあげましょう。
めだかは数日であればエサを食べなくても全く問題ありませんので、まずは環境に慣れさせてあげ、様子を見ながら少しずつエサを与えて見ましょう。
メダカが環境に慣れてきてもエサを食べない時にはエサの種類を変えてみる方法もあります。
メダカのエサにはフレーク状のものから、アカムシなどの動物性のエサ、植物性のエサなど色々なものがありますので何種類かのエサを試してみるのもいいでしょう。
また、観賞魚用の乾燥エサの中には浮遊性と沈水性のものがありますが、沈水性のエサの場合にはメダカに気づかれにくく食べない時もあります。
そのような時には浮上性の高いエサに切り替えてみましょう。
メダカはその名前の由来からもわかるように水面を常に意識できるように目が高い位置についています。
そのことはメダカが水の底よりも水面を常に意識する生き物であることを物語っています。
よってエサを与える時にもメダカが気がつきやすい水面付近に停滞するエサを選んであげた方がいいのです。
メダカは病気になると餌を食べなくなる
最後に、メダカがエサを食べない理由のうち一番避けたい理由が、メダカの病気です。
エサを食べないメダカにおかしいところがないかよく観察してみましょう。
泳ぎ方はおかしくないか、ヒレや体表におかしいところはないかなど病気の症状が出ていないかを確認します。
また餌に対する反応が鈍くなり、餌に興味を示さなくなるのも病気の症状の一つと言えます。
そのようなメダカは餌を食べないので、当然徐々に痩せてしまいます。
もし、何かしらの病気にかかっていたらエサを食べさせることよりも病気の治療を最優先しましょう。
メダカが餌を吐き出す理由
メダカがエサを吐き出す場合には、エサの質や種類に関係があるかもしれません。
今まで食べていた餌と違うエサを与えた場合などは、そのエサに馴染むまで多少時間がかかる時があります。
また、エサの粒が大きいものは一度に飲み込めないので、何度か吐き出すようにして砕いて食べることもあります。
あまりに大きなエサは、食べにくさや消化の悪さなどからお勧めできませんので与える前にすり潰して、細かくしてから与えるようにします。
それでも吐き出すような仕草を見せる時は、お腹がいっぱいなのかもしれません。
メダカのお腹が張っているような時は過剰な餌やりの可能性もありますので、与える量や回数を減らしましょう。
常にエサを食べ続けている(消化している)状態だと内臓に負担をかけてしまうのであまり良いことではありません。
また、過剰な餌やりは食べ残しや大量の排泄物によって水を汚しやすくなりますので控えるようにしましょう。
メダカに餌を食べさせるには
今まで述べてきた理由などからある程度はエサを食べさせるための方法は見えてきているとは思いますが、今一度まとめてみましょう。
気温や水温が低い時期の餌やり対策
気温が低い時期は水槽用ヒーターで水温を維持し、メダカの活性を高めてあげましょう。
屋外飼育では、季節の変化に従い暖かくなるまでは餌やりを控え、そっとしておきます。
屋外飼育では植物性プランクトンや水生植物があれば、それらを食べながら越冬します。
よって人工フードを与えるよりも消化が良く、メダカが食べたい時にいつでも食べられる植物プランクトンを用意してあげましょう。
それがメダカの越冬前に行うグリーンウォーター作りです。
もし、そのような環境が整っていなく心配な時は室内飼育に切り替えて管理します。
購入後はメダカが落ち着ける環境を維持する
環境の変化がある時にはまずはメダカが落ち着ける環境を維持してあげましょう。
あまり頻繁にそばで眺めていたりすると、メダカがなかなか落ち着けませんのでそっとしてあげることが必要です。
また、扉のそばなど頻繁に人が通る場所や物音がする場所なども避けたいところです。
水槽内にメダカの隠れ家となる水草やオブジェクトを入れてあげるのもメダカを落ち着かせる方法の一つです。
餌の種類を変えるか増やすなどして餌にバリエーションを出す
エサの鮮度管理と好みの把握をすることもメダカに餌を食べさせるのに大切なことです。
新鮮(古くなっていない)エサを常に与えられるようにしておきましょう。
また、色々なエサを与えてみてメダカの好みを把握しておくのも大切なことです。
メダカが餌を食べない理由まとめ
- 水温が低いとメダカは餌を食べなくなる。
- 購入後すぐのメダカは環境の変化に怯えて餌を食べなくなる。
- 環境の変化に慣れても餌を食べない時には餌の種類を変えてみる。
- メダカが病気になると餌を食べなくなるのでメダカの様子を観察する。
- 餌を吐き出す時には餌の種類を変えてみる。
- 餌が大き過ぎる時には何度か吐き出すように食べることもある。
- 大きな餌はすり潰して与えるか、小さな餌に変える。