
メダカは産んだ卵を食べる?
メダカが卵を食べる理由は?なぜ?
メダカが卵を食べる対策方法とは?
メダカの稚魚は卵を食べる?
メダカの卵を食べる生き物は?
こんなメダカの卵の捕食に関する疑問についてご紹介いたします。
メダカは産んだ卵を食べる?
水草などに産み付けられたメダカの卵は他のメダカに見つかると食べられてしまう事があります。
また、メダカのメスは自分の産んだ卵でさえ食べてしまう事もあります。
魚の仲間の中には産んだ卵を守りながら孵化させたり、稚魚を守る親魚もいますが、メダカにはそのような習性はありません。
よって産卵が終わってしまえば、卵は餌として認識されてしまうのです。
メダカが卵を食べる理由は?なぜ?
メダカが卵を食べてしまうのはなぜなのか?
せっかく産んだ卵を食べてしまう理由について考えてみましょう。
まず、先に述べましたようにメダカには卵を守る習性が無いため、産卵後の卵は餌として認識されてしまう事が最大の原因と思われます。
卵は言わずと知れた栄養価の高い餌となるため、産卵期のメダカにとっては最高の餌となります。
産卵期のメダカは繁殖を行うために常に栄養価の高い餌を求めています。
そのため、卵が食べられてしまい、次の産卵の栄養となってしまうこともあるのです。
広い自然の中では産み付けられた卵が他のメダカに見つかる事は少ないかもしれませんが、狭い水槽などでは常に卵とメダカは近い距離にいるため見つかりやすい事も食べられてしまう原因の一つと言えます。
メダカが卵を食べる対策方法とは?
メダカが卵を食べてしまうのであれば、飼育者としては食べられないような対策をしなければなりません。
メダカが卵を食べないようにするには
- 卵を隔離する
- 水草などを豊富に入れる
- 餌をしっかり与える
などが挙げられます。
卵を隔離する
卵を隔離する方法には隔離ネットなどを使い飼育環境下で隔離する方法と卵を採取して別水槽などで飼育する方法があります。
隔離ネットを使う方法はコストや手間がほとんどかからないため簡単に出来ます。
別水槽などを用意する方法は隔離ネットに比べてコストや手間がかかりますが、親メダカと別の環境で卵を飼育できるためメチレンブルーなどを使った卵の管理を行うことも出来ます。
また、卵が孵化すると隔離ネットでは手狭ですが、別水槽を用意しておけば、そのまま稚魚を育てることも可能です。
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水草などを豊富に植える
ビオトープ内に水草や浮草などを沢山入れる事で自然に近いレイアウトを作り上げる事が出来ます。
そのようなレイアウトはメダカの卵や稚魚の隠れ家となり、生存率を高めてくれます。
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餌をしっかり与える
どのような生き物も空腹になると普段食べない物でも食べて飢えを凌ぎます。
飢えると言うと言い過ぎかもしれませんが、飼育環境下でも、やはり栄養価の高い餌をしっかりと与えていれば、それだけ卵が狙われる確率を下げる事が出来ます。
メダカの稚魚は卵を食べる?
孵化したばかりのメダカの稚魚(針子)は卵を食べる事はありません。
よって卵から孵化したらすぐに別の容器に移さなければいけないという事でもありません。
ただ、稚魚が成長していくと孵化した時期の違いや成長スピードの違いなどで稚魚同士で大きさの違いが出てきます。
そのような稚魚を一緒に飼育していると稚魚同士の共食いが起きる事がありますので、選別が必要となってきます。
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メダカの卵を食べる生き物は?
メダカの成魚以外にメダカの卵を食べる生き物はいるのでしょうか?
メダカと混泳させているミナミヌマエビなどのエビ類やタニシやスネールなどの貝類はどうなのでしょうか?
結論から申しますと、ミナミヌマエビなどのエビ類やタニシなどの貝類はメダカの卵を狙って食べる事はありません。
卵の周りについたコケや微生物などを食べる事がありますので、そのような光景を見かけたら卵が食べられているように見えるかもしれませんが安心してください。
例外として無精卵や孵化前に死んでしまった卵などは、デトリタス食であるミナミヌマエビやタニシなどに食べられてしまうこともあります。
あくまでも死んでしまった卵を片付ける生き物達ですので、卵が元気に成長している間は問題ありません。
よってミナミヌマエビやタニシなどは混泳水槽に入れておいても問題ありません。
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ただ、メダカの卵を食べる生き物がいない訳ではありません。
メダカの卵を食べる生き物とはプラナリアやボウフラなどの害虫と呼ばれる物達です。
親メダカにとってはボウフラなどは餌となりますが、卵や稚魚にとっては天敵となりますので注意が必要です。
室内飼育の場合にはそのような害虫に卵が襲われる事は少ないですが、屋外ビオトープなどで親メダカと隔離して育てている時などは特に注意が必要です。
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メダカの卵を食べる生き物まとめ
- 水草などに産み付けられたメダカの卵は他のメダカに見つかると食べられてしまう事がある。
- メダカには卵を守る習性が無いため、産卵後の卵は餌として認識されてしまうことがある。
- メダカが卵を食べないようにするには、卵を隔離する、水草などを豊富に入れる、餌をしっかり与えるなどが挙げられる。
- ミナミヌマエビやタニシなどのデトリタス食性の混泳者達はメダカの卵を襲って食べる事はない。
- プラナリアやボウフラなどの害虫はメダカの卵を食べてしまうため予防や駆除が大切。