メダカの松かさ病の原因と初期症状とは?治療は塩浴?メチレンブルー?

2021年7月13日

メダカの松かさ病

メダカの松かさ病とは?初期症状は?

松かさ病の原因はなに?

メダカの松かさ病は他のメダカにうつる?

メダカの松かさ病の治療方法とは?

塩浴やメチレンブルー浴は松かさ病に効果があるのか?

こんなメダカの松かさ病についてご紹介いたします。

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メダカの松かさ病とは?初期症状は?

「メダカの松かさ病」とはメダカの鱗が逆立つ症状から「立鱗病(りつりんびょう)」とも呼ばれている病気です。

「松かさ」とは松の果実のようなものですが「まつぼっくり」と呼ぶ方が馴染みがあるという人は多いかもしれません。

「松かさ病」という病名は重症化するとメダカの体全体の鱗が逆立って「まつぼっくり」のような姿になってしまうことが由来で、非常に痛々しい症状になる疾患です。

様々な病気を発症するメダカですが「松かさ病」はその中でも治療が困難だといわれています。

メダカの松かさ病が重症化すると治らないことも多く命にも危険が及びかねません。

よって大切なのは飼育者がメダカの飼育環境に気を配り「松かさ病」の発病を未然に防ぐことでしょう。

メダカが松かさ病に罹患したときは初期症状を見逃さないことがメダカの運命を決めるといっても過言ではありません。

メダカに起こる微かな異変が「松かさ病」の初期症状の可能性もあるのです。

メダカの異変が「松かさ病」の初期症状と判断できれば、直ちに適切な処置を行うことで治る可能性が高くなります。

では、「松かさ病」のメダカの初期症状とはどんなものなのか?

松かさ病の初期症状には他のメダカの病気の症状との著しい相違点はありません。

よってメダカに次のような異変が起こったら松かさ病の初期症状の可能性もあると考えてください。

  • 泳ぎ方がおかしい。
  • 少し体がむくんだように見える。
  • 部分的に充血した箇所がある
  • 水面で口をぱくぱくさせたり動きが鈍くなったりする。
  • 餌を与えても食べず底に沈んだままになっている。
  • 水底に体を擦るような動きをする。

このような異変はメダカの他の病気の初期症状にも共通するものですが、注意して見ると鱗の一部分が逆立っていることもあります。

メダカの松かさ病はこの段階で見つけられると回復する可能性が高いので、速やかに適切な処置を行ってください。

対して、ひと目で「メダカが急に太った」ように見える場合は病状が進行していることが多いものです。

「松かさ病の治療方法」は後でお伝えします。

次は「メダカが松かさ病になる原因」や「他のメダカにうつるのか?」について説明していきます。

松かさ病の原因

なぜ松かさ病のメダカは「まつぼっくり」のように鱗が逆立ってしまうのか?

それは何らかの原因でメダカの「鱗嚢(りんのう)」と呼ばれる鱗の根元の袋状の部分に水分が溜まってしまうからです。

メダカが松かさ病になる原因は主に次の2つです。

  • エロモナス菌の感染
  • 肝臓・腎臓に脂肪がたまる内臓の障害

メダカの松かさ病の原因になるエロモナス菌は25~30℃のやや高い水温で活発に繁殖します。

しかしながらメダカが松かさ病に罹患するのは水温の高い季節だけではありません。

メダカは年間を通じて松かさ病を発症しますが、特に発病することが多いのは冬場の低水温時や春先にかけてです。

恐ろしい松かさ病の原因になるエロモナス菌ですが、実は淡水ならどこにでもいる常在菌で、本来は強い病原性を持っていないものなのです。

では、エロモナス菌がメダカの松かさ病の原因になるのはどのようなときなのか?

エロモナス菌の感染がメダカの松かさ病の原因になるのは「メダカに外傷がある」ときや「低水温」、「水中環境の悪化によるストレス」などメダカが何らかの悪条件下にあるときです。

「エロモナス菌の感染が原因」のメダカの松かさ病の特徴としては「患部に充血を伴うこと」が挙げられます。

また、メダカへの餌の与え過ぎや古くなった餌を与え続けることは消化不良や肝臓や腎臓に脂肪がたまるなど内臓の機能の悪化を引き起こします。

このような内臓の障害もメダカの松かさ病の原因になるともいわれています。

「内臓の障害が原因」となる松かさ病の特徴は「充血はなく体に透明感が出る」ことです。

次は「松かさ病は他のメダカにうつるのか?」について説明していきます。

メダカの松かさ病は他のメダカにうつる?

メダカが松かさ病になってしまったら気がかりなのは「他のメダカにうつることがないか?」ですね。

メダカが松かさ病を発症したら他のメダカにうつるのか?

結論から言うと「松かさ病は他のメダカにうつることはない」です。

前述のようにメダカの松かさ病の原因は伝染性のものではありません。

しかし同じ水中環境で生活している複数のメダカに松かさ病が同時に多発することもあります。

このような場合は「水質の悪化」や「水温の急変」、「不適切な餌の与え方」によりメダカの免疫力が著しく低下しているのだと考えてください。

松かさ病がうつることはないといっても水中環境の悪化や不適切な給餌はメダカにとってあらゆる病気や命の危険を招く要因です。

日ごろからメダカが健やかに快適に過ごせるように飼育環境を整えておきましょう。

メダカの松かさ病の治療方法

松かさ病を発症したメダカは治らないことが多いのも事実です。

松かさ病が重症化したメダカの命を救うことは難しくなりますが、早期に異常を発見できれば治療によって完治する可能性が高くなります。

まず「飼育水の汚染」や「水温が低い」などメダカの住環境が悪化している場合は直ちに改善を行ってください。

松かさ病の治療には「細菌性感染症治療薬」による薬浴が効果を発揮することがよく知られています。

メダカの松かさ病が初期の段階ならこの薬浴治療で完治する可能性は高く、中期でかなり体が膨らんだ状態でも1週間程度で症状が治まることもあります。

このときに0.5%の塩を入れるとさらに効力を高めやすいとされていますので「塩浴」と「細菌性感染症治療薬」の薬浴治療を併用しましょう。

進行が早く、治らないこともあり治療も難しい松かさ病はメダカの住環境を整えることで未然に防ぐことができますが、発症してしまったときは速やかに治療を行ってください。

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塩浴やメチレンブルー浴は松かさ病に効果があるのか?

メダカが松かさ病になると代謝が悪くなるため鱗が逆立ち体にむくみが生じてきます。

鱗が軽く逆立っている程度の初期症状のメダカなら「塩の浸透圧による脱水作用」のある「塩浴」のみで治る可能性があります。

松かさ病の症状がひと目でわかる程度まで進行しているメダカには「塩浴」と「細菌性感染症治療薬」の薬浴の併用をお勧めします。

薬浴治療が奏功して回復に向かい薬浴を終える場合も数日間は「塩浴」のみを続けるのがよいでしょう。

「メチレンブルー」は毒性が低く観賞魚の体に負担をかけずに病原菌を殺菌できるためメダカの病気の治療によく用いられています。

前述の「細菌性感染症治療薬」も主成分のメチレンブルーに殺菌剤を追加したものがよく知られています。

メチレンブルーは松かさ病のほか様々なメダカの病気に幅広く安心して使える薬といえるでしょう。

松かさ病のメダカが激しい衰弱状態でなければメチレンブルーの薬浴治療で改善する可能性もあります。

メチレンブルーは抗生物質のようにメダカの細胞を壊すこともなく病原菌の殺菌ができるため安心して使用できる薬ですが、有用なバクテリアも殺してしまいます。

バクテリアのいない水槽は水質の汚染が起こりやすいため、メチレンブルーによる薬浴治療を行うときはこまめに水換えを行ってください。

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松かさ病が進行し、重症化してしまったメダカに対してはメチレンブルーの効果では弱いので、グリーンFゴールドなどの薬品による経口投与がおすすめです。

メチレンブルーは病気の初期症状に使用できるが、効果が弱いのでしっかりとした効果を求める時にはグリーンFゴールドがおすすめということになります。

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メダカの松かさ病まとめ

  • 松かさ病は鱗が逆立つ症状から「立鱗病(りつりんびょう)」とも呼ばれる
  • 松かさ病の治療に大切なのは初期症状を見逃さないこと
  • 松かさ病の原因は「エロモナス菌の感染」と「内臓の障害」
  • 松かさ病は他のメダカにうつることはない
  • 治療方法は「細菌性感染症治療薬」「塩浴」「メチレンブルー」

今回はメダカの松かさ病についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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