メダカにおすすめの赤玉土の選び方とメリットを最大限に活かす方法!

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メダカにおすすめの赤玉土の選び方とメリットを最大限に活かす方法!

メダカの赤玉土のサイズは?大粒と小粒どちらがおすすめ?

メダカの赤玉土はセリアなどの100均でも買える?

メダカにおすすめの赤玉土は?園芸用で大丈夫?

メダカの赤玉土にバクテリアを繁殖させる方法は?

メダカの赤玉土にコケが生えたらどうする?

メダカの赤玉土の交換方法は?

メダカの赤玉土は再利用できる?処分する?

メダカの赤玉土は洗う?洗い方は?

こんなメダカに赤玉土を使う時の疑問についてご紹介いたします。

メダカの赤玉土のサイズは?大粒と小粒どちらがおすすめ?

赤玉土には小粒、中粒、大粒と色々な大きさの赤玉土があります。

そんな赤玉土をメダカ飼育に利用する場合には、どのサイズの赤玉土を選べばいいのでしょうか?

まずはそんな疑問について考えてみましょう。

結論から言いますと、メダカ飼育に使用する赤玉土は小粒でも大粒でも問題なくメダカを育てることは可能です。

赤玉土は地中深くから掘り上げた赤土を乾燥させ、粒の大きさごとにふるい分けしたものが販売されています。

粒の大きさは5mm程度から2cm程度まで様々ですが、大粒や小粒などの表示には明確な基準はなく、メーカーや販売者によって呼び名が違うこともあります。

そんな赤玉土のサイズによってちょっとしたメリットとデメリットがありますので、ご自身の飼育スタイルに合わせて選ぶことをお勧めします。

大粒の赤玉土のメリットとデメリット

大粒の赤玉土は粒が大きいため通水性が良くなり、赤玉土内のバクテリアの繁殖が長期間維持しやすくなります。

また室内水槽などで底面フィルターなどを使用する際にも粒が大きい方がフィルターの目詰まりが起きにくなどのメリットがあります。

大粒の赤玉土のデメリットとしては孵化したばかりの稚魚(針子)などが赤玉土の間に入り込んでしまい、抜け出せなくなってしまうなどの問題が起こることがあります。

メダカは臆病な生き物ですので、隠れ家が少ないような環境では、捕食者から身を守るためにとっさに底床に潜り込んでしまうことがありますので注意が必要です。

また、グロッソスティグマなどの小さな水草を植栽する際には根が抜けやすいなどのデメリットもあります。

小粒の赤玉土のメリットとデメリット

小粒の赤玉土は大粒の赤玉土のデメリットをそのまま補えるメリットがあります。

粒が小さいため稚魚が潜り込んで抜け出せなくなる問題や、水草の根が抜けてしまうような問題が起こる可能性も低くなります。

ただ、粒が細かい分、形状を長期間維持することが難しく、大粒の赤玉土に比べて土の目詰まりが起こりやすいデメリットがあります。

このように大粒の赤玉土と小粒の赤玉土にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、その特性を理解しておくことで問題をうまく回避することも可能です。

この後、詳しくご紹介しますが、メダカ専用に製造された赤玉土も販売されています。

そのような赤玉土には小粒タイプが多いため、初心者の方が赤玉土のサイズに迷った時には小粒の赤玉土を選ぶと良いでしょう。

メダカの赤玉土はセリアなどの100均でも買える?

最近ではセリアやダイソーなどの100均でも園芸用の赤玉土を買えるようになりました。

本当に100均には色々な商品が揃っており有難いものです。

そんな100均の赤玉土はメダカ飼育に利用できるのでしょうか?

100均の赤玉土がどのような製造工程でどのような業者から仕入れているのかはわかりませんが、赤玉土であれば基本的に使用できないことはありません。

「100円で赤玉土を買えるならコスパがいい!」と思えるでしょう。

100均の赤玉土は少量の赤玉土を用意して、小さな鉢で植物を育てるのには適しているかもしれません。

しかしメダカ飼育に使用する場合にはそれなりの量の赤玉土が必要になります。

100均の赤玉土を使ってみたけれど量が足りなくて買い足し、買い足しをしていたら逆に割高になってしまったなんてことにならないように計画的に準備することをおすすめします。

また、赤玉土と一言で言ってもサイズ以外に大切な特徴がありますので、100均の赤玉土がその特性を満たしているのかを確認することも大切です。

メダカにおすすめの赤玉土とは?園芸用で大丈夫?

メダカ飼育に使用する赤玉土は園芸用の赤玉土で大丈夫なのか?

この疑問に対しての答えは「大丈夫です。」

ただ、メダカ飼育に特化したおすすめの赤玉土もありますので、赤玉土の特性を理解しつつ、おすすめの赤玉土についてもご紹介していきます。

赤玉土はpH5~6前後の弱酸性を維持できるため、水質の面からもメダカ飼育には適している底床と言えます。

ここで「メダカに最適な水質は弱アルカリ性では?」と思った方もいるかもしれません。

確かにメダカに適した水質は弱酸性と言われていますが、メダカは水質への適応範囲が広く、ゆっくりと変化していく水質には弱酸性から弱アルカリ性まで幅広く適応できます。

また弱酸性の水質はアンモニアの毒性が高まりやすい、コケが生えやすいなど色々と管理が難しい面がありますので、初心者の方は弱酸性の水質でメダカを飼育した方がうまくいくことが多くなります。

それでは赤玉土であればどのようなものでもいいのか?

赤玉土は多孔質で適度に固く、水に溶けにくい性質をもっていますが、微塵と呼ばれる細かな土の粉が出て、これが粒の間に目詰まりを起こすことがあります。

よってあらかじめ目の細かいふるいで微塵をふるい分けておくことで、より通水性をよくすることができます。

この方法は園芸でも良く用いられる方法です。

ただメダカ飼育となると通常の園芸よりも赤玉土が潰れやすく、長持ちしないなどの問題があります。

その理由が赤玉土を水中で使用することとメダカの餌の食べ残しや糞などの有機物が蓄積することです。

一般的な赤玉土よりも少々値段は高くなりますが、赤玉土を600℃から900℃の高温で焼き固め、硬度を高くした土は水中でも潰れにくく、目詰まりを起こしにくいのでおすすめです。

長期的な管理で見ると、そのような赤玉土を選んだ方が赤玉土の交換頻度が下がり、コスト面でも特になるうえ、環境の悪化や変化を抑えることもできます。

さらに生きたバクテリアを配合したものなどもあり、メダカに適した水を作ることができるメダカ専用の赤玉土なども販売されています。

メダカビオトープにおいてバクテリアの必要性をしっかり理解している飼育者に人気の商品でもあります。

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メダカとバクテリアの関係については過去の記事をご覧ください。

メダカの赤玉土にバクテリアを繁殖させる方法

メダカの飼育で園芸用の赤玉土を使う場合にバクテリアを繁殖させることはできるのか?

バクテリア配合の赤玉土を使用しなくてもバクテリアは自然に繁殖してくれるのか?

こんな疑問も出てくるかもしれません。

園芸用の赤玉土でも水を綺麗にしてくれる濾過バクテリアを自然繁殖させることは可能です。

ただ、バクテリアが配合された赤玉土やバクテリア剤を用いた方が、メダカにとって良い状態の水質に保たれる期間が早くなるのは事実です。

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それでもやはり自分の手でバクテリアを一から育てたいという方もいるでしょう。

そのような場合には次の点に気をつけて管理するようにしましょう。

  • 水換えに使用する水はしっかりカルキ抜きを行う
  • 水換えに使用する水の温度を飼育水と同じ温度にする
  • 一度に大量の水換えをしない
  • バクテリアが育つまでは餌の量やメダカの数を抑える
  • 水草や浮き草などの植物を多めに入れる
  • 大きめの容器で管理する
  • 高水温にならない程度に日当たりの良い場所で管理する

このような条件を整えることでバクテリアは自然と繁殖してくれます。

メダカの赤玉土にコケが生えたらどうする?

メダカの赤玉土にコケが生えたらどうしたらいいのか?

この問題は誰でも必ず一度は悩む問題とも言えます。

しかし、メダカが元気に育つ環境ではコケが生えないことはないという前提があることをご理解ください。

コケは植物の一種ですので、日当たりが良く、水中に栄養分があり、適度な水温が維持されている場所には必ずと言っていいほど生えてきます。

メダカも日当たりの良い場所を好みますのでメダカ飼育に日光浴は欠かせません。

水中の栄養分とはメダカの餌の食べ残しやメダカの糞が分解されることで生成されます。

よってメダカを飼育していれば必ず増えていくものなのです。

水温に関してもメダカの好む水温や水草の好む水温はまさしくコケの好む水温でもあります。

よってメダカが元気に育つ環境=コケが生えやすい環境とも言えるのです。

それでは赤玉土にコケが生えるのはしょうがないことなのか?

そのまま放置するしかないのか?

というとそんなことはありません。

室内水槽飼育でも屋外ビオトープでもやはり綺麗な景観は大事です。

よって赤玉土にコケが繁殖しすぎないように管理していくことも大切です。

コケを生えにくくする方法とはコケの栄養となるリンや窒素を抑える方法です。

その方法が定期的な水換えと水草などの植物による吸収です。

水換えでは水中に蓄積する有機物を効率よく排出することでコケの大繁殖を抑えることができます。

プロホースなどの底床クリーナーを使用して赤玉土の上に溜まった有機物を排出する方法が効果的です。

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生えてしまったコケに対してはミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのコケ取り生体を投入しておくことで効果が期待できます。

もちろん、ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのヌマエビとメダカの混泳は問題ありません。

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このような管理に加えて水草や浮き草などの植物を多めに入れておくことで、コケの栄養を先に吸収してくれためコケが生え難い環境を維持することができます。

メダカの赤玉土の交換方法

赤玉土にコケが付着してしまったくらいで赤玉土の交換をする必要はありませんが、どうしても経年劣化によって交換をしなければいけないこともあります。

そのような状態を放置してしまうと赤玉土内に繁殖したバクテリアが酸欠などで死滅してしまい、水質の悪化が早まってしまいます。

もし以前に比べて水質の悪化が早かったり、赤玉土の上に汚泥が溜まりやすかったりしたら赤玉土の交換時期かもしれません。

メダカ飼育で使用している赤玉土の交換方法で大切なことは一度に全ての赤玉土を交換しないことです。

長年使用した赤玉土は水質を弱酸性に傾ける力が弱くなっています。

また水道水を利用していると水質が中性付近を維持していることも多くなります。

そのような環境に新しい赤玉土を大量に投入してしまうと急激な水質の変化が起こってしまいます。

メダカは緩やかな水質変化には幅広く対応できますが、急激な水質変化ではpHショックを起こすこともありますので注意が必要です。

もう一つの問題として一度に全ての赤玉土を交換してしまうと、せっかく赤玉土に繁殖した濾過バクテリアを全て失ってしまうことになります。

よって部分的に少しずつ赤玉土を入れ替えて水質の急変と濾過バクテリアの減少を抑えるようにしましょう。

方法の一例としては3分の1くらいの場所の赤玉土を交換し、1ヶ月くらいしてから他の場所の赤玉土を交換するなどの方法があります。

メダカの赤玉土は再利用できる?処分する?

交換した赤玉土は再利用できるのか?

その理由が粒の崩れです。

赤玉土の材料は土ですので、どうしても長年使用していると経年劣化によって崩れてしまいます。

潰れた粒は水中での通水性を悪くし、底床内の酸素低下につながってしまいます。

また古い赤玉土にはコケも付着していますので、再利用すればそのコケをまた水中に戻すことになってしまいます。

それでは古い赤玉土は処分するしかないのかというとそのようなことはありません。

メダカ飼育で長年使用された赤玉土にはメダカの糞や餌の食べ残しから生成された豊富な栄養分が含まれています。

このような栄養は水中では富栄養化となってしまい、コケの原因となってしまいますが、園芸などでは植物の栄養として効果を発揮します。

よって庭や鉢植えなどの植物に使用することで良い結果をもたらします。

ただ極端に潰れて汚泥化してしまった赤玉土ですと通気性や排水性に問題がありますので、新しい赤玉土とブレンドして使用する方法もあります。

話が少し逸れますが、水換えで排水した水にも豊富な栄養が含まれていますので植物の水やりに使うと植物の肥料として使うことがきます。

メダカの赤玉土は洗う?洗い方は?

メダカに赤玉土を使用する際には赤玉土を洗った方がいいのか?

長年使用した赤玉土は定期的に洗った方がいいのか?

赤玉土を管理するうえで、このような疑問が出てくるかもしれません。

購入後の赤玉土は洗う?

まず、赤玉土を購入して初めて水槽やビオトープに入れる際には赤玉土は洗った方がいいでしょう。

赤玉土を洗う目的は粒を崩さないように微塵を取り除くためです。

よって赤玉土の洗い方は容器に赤玉土を入れ静かに水を注ぎます。

その後、浮いてきた細かい粒子を流し出すように排水します。

このように静かに微塵を排出するように洗うのがコツです。

長年使用した赤玉土は洗う?

長年使用した赤玉土は洗うべきなのか?

基本的に長期使用している赤玉土を洗うメリットはありません。

確かに長期使用していると赤玉土の表面に汚泥が溜まったり、コケが生えたりしてしまいます。

しかし赤玉土を洗ってもこのような問題は一時的に解決するだけで、逆にデメリットの方が大きくなります。

赤玉土を洗ってしまうと

  • 今まで繁殖してきた濾過バクテリアも洗い流してしまう。
  • 赤玉土の粒が崩れてしまう。
  • 軽く洗ったくらいではコケは除去できない。

赤玉土をできるだけ良い状態で長年使用するには洗うのではなく、先にもご紹介したように定期的な表層のクリーニングが効果的です。

またメダカの数を抑え、餌の量も控えめにすることで赤玉土の劣化を遅らせることもできます。

イメージとしてはメダカビオトープ内に自然の環境を再現することです。

自然の中では微生物や植物の働きによって人の手を加えなくても良好な環境が維持されます。

そのような環境を作り上げることで結果的に赤玉土も良い状態を保つことができるのです。

メダカと赤玉土まとめ

  • 赤玉土には小粒から大粒まで様々なサイズがあるが、初心者には小粒の赤玉土がおすすめ
  • セリアなどの100均でも赤玉土は買えるが、赤玉土の特徴とコスパを考えて購入した方が良い
  • メダカにおすすめの赤玉土は硬質赤玉土や焼き赤玉土など焼き固めたものがおすすめ
  • さらにバクテリアが配合された赤玉土などもあるので上手く利用する事で水の立ち上がりが早くなる
  • 園芸用の赤玉土でも時間をかけて環境を整えてあげればバクテリアを繁殖させることは出来る
  • 赤玉土にコケが生えるのは必然と考え、どのようにコケと付き合っていくかが大切
  • メダカ飼育では赤玉土を一度に全て交換してしまう事はお勧めできないので、少しずつ交換する
  • 赤玉土を洗う理由は微塵の除去であり、粒を潰さないように静かに扱う事が大事

今回はメダカと赤玉土の関係についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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