屋内メダカ飼育は難しい!?メダカが死ぬのはなぜ?室内飼育の注意点

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メダカ 室内 飼い方

屋内でメダカを飼うのは難しいのか?

屋内のメダカが死ぬのは何故?

屋内飼育と屋外飼育ではどちらが難しい?

室内メダカ飼育と屋外飼育の違いはなに?

室内でのメダカの飼い方のコツとは?

こんなメダカの室内飼育における問題点についてご紹介いたします。

屋内でメダカを飼うのは難しいのか?

屋内でメダカを飼うのは難しいのか?

この疑問はなんとも答えが出しにくい質問かもしれません。

人それぞれ「難しい」の判断基準も違いますし、飼育環境も違います。

ただ単純にメダカの屋内飼育と屋外飼育を比較した場合、どちらかと言えば室内飼育の方が難しいかもしれません。

室内飼育が難しいというよりは初心者の人がメダカ飼育を失敗してしまうことが多いのが室内でのメダカ飼育です。

メダカ飼育の失敗とは、もちろんメダカが死んでしまうことです。

なぜ室内でメダカを飼うとメダカが死んでしまいやすくなるのか?

そこにはメダカを飼う環境の違いが大きく影響しています。

室内飼育と屋外飼育の環境の違いを理解するためにも、まずはメダカが死ぬ理由から考えていきましょう。

屋内のメダカが死ぬのは何故?

メダカが死んでしまう理由を大きくまとめると「水質の急変や悪化」と「生活環境の劣悪」です。

水質の急変とは、メダカ購入時の水合わせ不足や水換え方法の間違いにより起こるものです。

この問題は室内、屋外問わず起こりますので水合わせや水換えの方法をしっかりマスターしましょう。

水質の悪化とはメダカの排泄物や餌の食べ残しによる水の腐敗です。

生活環境の劣悪とはメダカが健康的に生活する環境が整っていないことを指します。

ほかにもメダカが死んでしまう理由には酸素不足や餌不足などもありますが、意外とこの問題は少ないものです。

というのも酸素不足や餌不足は明らかに問題が目に見えてわかるため、初心者の人でも対応がしやすいからです。

酸素不足はメダカが水面でパクパクするようになるのでエアレーションなどで対応する。

餌不足はメダカが日に日に痩せ細っていくので餌を与えるようにする。

このように対応がしやすいためメダカが死んでしまうことが少なくなります。

しかし、水質の急変や悪化、生活環境の劣悪は知識がないと気づきにくいものです。

室内では生物濾過が期待できないため、室内水槽は水質が悪化しやすくなります。

さらに太陽光による殺菌効果がないため、水質が悪化すると病原菌が繁殖しやすいのも室内飼育の特徴です。

水質の悪化によるメダカの体調不良を防ぐためには、水換えの頻度や量も増やさなくてはいけません。

しかし、水換えのやり方を間違えると急激な水質の変化を招き、メダカにとってストレスを与えてしまう結果となってしまうこともあります。

このように室内飼育は水質管理が意外と難しいものなのです。

その上、室内というスペースの問題から初心者の人ほどメダカを小さな容器で飼育してしまうものです。

メダカは金魚などに比べて水を汚しにくい魚ですし、大きくなりません。

そのような理由から「小さな小瓶などでも飼えるのでは?」、「小さな容器の方が水換えが楽。」

このような考え方から小さな容器でメダカ飼育が始まってしまいます。

しかし小さな容器ほど水量が少なく、水質が悪化しやすい上に不安定になりがちとなり、初心者にとっては難しい飼育環境なのです。

また、照明を設置していないと常に光が当たらない環境となってしまいメダカにとって劣悪な環境となってしまいます。

メダカは太陽の光が好きなので太陽の光が当たらない環境では元気に成長できません。

光はメダカの体内時計を整えて生活のリズムを作るため、光が当たらないと体調を崩しやすいものなのです。

これらが室内飼育でメダカが死んでしまう原因となりやすいものです。

これらの原因を考えながら室内飼育と屋外飼育の環境の違いも見ていきましょう。

屋内メダカ飼育と屋外メダカ飼育の違い

屋内と屋外の環境の違いとは季節の影響を受けやすいかどうかです。

屋外飼育では太陽の光を浴び、雨や風もあたります。

虫や微生物など多くの生き物も関わってきます。

まさしくメダカの屋外飼育とはメダカビオトープなのです。

このような環境の違いはメダカにとって良いこともあれば悪いこともあります。

冬の低水温と冬眠はメダカにとって生死をかけた一大イベントになります。

日照時間が少なくなる梅雨時期は体調を崩しやすい環境です。

室内飼育なら照明の管理をしっかり行えば日照時間をコントロールすることもできますし、ヒーターを使えば一年中メダカの好む水温を維持することもできます。

屋外では室内飼育に比べて植物プランクトンや動物プランクトン、その他微生物が沢山繁殖します。

多くの微生物はメダカの餌となる上、メダカの排泄物や餌の食べ残しを分解して水質を綺麗に保つ働きもしてくれます。

室内は微生物の繁殖が少ないため生物濾過は期待できません。

屋外飼育と室内飼育の違いをまとめると

・屋外飼育では季節の影響をまともに受ける。

・室内飼育では設備不足と飼育者の管理不足の影響をまともに受ける。

これが室内飼育と屋外飼育の大きな違いです。

しっかりとした設備が準備できない場合や日々の世話が疎かになりがちな人は屋外飼育の方が育てやすい環境と言えるでしょう。

逆にしっかりと設備を準備し、日々の世話を怠らなければ室内飼育の方がメダカを長生きさせることができます。

冒頭で室内飼育の方が難しいというお話をしましたが、室内飼育の方が環境的にはメダカが長生きできるものなのです。

室内でのメダカの飼い方のコツ

室内でメダカを上手に育てるコツはメダカにとって良い環境を整えて、日々の世話をしっかり行うことです。

メダカにとって良い環境とはストレスなく健康的に育つことができる環境です。

あまり人通りの多い場所で飼育してしまうとメダカが落ち着けないためストレスとなってしまいます。

夏のエアコンや冬の暖房にも注意が必要です。

ヒーターを使用していない水槽は室温の変化をもろに受けてしまうため、エアコンの風が直に当たる場所には水槽を置かないようにしましょう。

水量が少ないほどその影響は顕著に現れてしまいます。

メダカの数にもよりますが、最低でも30cm水槽、できれば60cm水槽を用意すると環境の変化が緩やかになり、格段にメダカ飼育が楽になります。

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大きめの水槽を用意して環境の変化を緩やかにしても室内水槽飼育は屋外飼育よりも日々の世話をしっかり行わなければなりません。

もちろん屋外飼育でも世話は必要ですが・・・。

室内飼育では屋外のような生物濾過が行われないため、水換えの頻度も屋外飼育に比べて多くなります。

こまめな水換えとともに水を汚さないような管理が必要となってきます。

餌は食べきれる量を適切に与え、水槽の底に糞などが溜まっていたらこまめに掃除するなどで水質を維持することができます。

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照明も忘れずに設置してあげましょう。

室内では太陽の光が不足しますので照明で太陽の光を補います。

設備と日々の世話で屋外ビオトープのような環境を維持しながら、水質の悪化を防ぐことが室内でメダカを元気に育てるコツとなります。

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室内メダカ飼育の問題点まとめ

  • 室内メダカ飼育は初心者の人が失敗しやすい
  • メダカが死んでしまう理由の多くは水質の急変、悪化、環境の劣悪
  • 水質の急変は水合わせと水換え方法を理解することで防げる
  • 室内水槽は屋外に比べて水質が悪化しやすい
  • 室内では太陽の光が不足しやすいので照明で補うようにする
  • 屋外飼育は季節の影響をまともに受ける
  • 室内飼育では設備不足と飼育者の管理不足の影響をまともに受ける
  • 日々の世話をしっかりできれば室内飼育の方がメダカを長生きさせることができる

今回は室内メダカ飼育における問題点についてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人
マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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