屋外のメダカビオトープは水換え不要?水換えの頻度と方法

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屋外飼育のメダカ

屋外においてあるメダカビオトープやメダカ鉢は水換えの頻度を減らしたり、水換えを不要にすることも可能です。

逆に屋内のメダカ水槽はそのような管理は難しいものです。

何故、屋外飼育と屋内飼育の違いだけで水換えの頻度を減らしたり、不要にすることが出来るのか?

その理由を知ることがメダカ飼育における正しい水換えの頻度や方法を知ることにも繋がります。

メダカ水槽やビオトープの水換え頻度を左右する条件

メダカ飼育に限らず水槽の水換えを行う理由は生体の糞やエサの食べ残しによる水質の悪化を防ぐためです。

水槽の水量に対して生体数が多ければ、それだけ水の汚れるスピードも速くなりますので、水換えの頻度や量も多くしなければ正常な水質を保つことはできません。

逆にメダカの数を抑え、低密度飼育を行えばそれだけ水換えの頻度を減らすことも可能です。

また、水温も水換えの頻度を左右する条件となります。

水温の高い季節はメダカの活動も活発になるためエサを食べる量、排泄物の量も多くなり、さらに微生物の活動も活発なため水が汚れるスピードも早まります。

逆に水温が低い季節は全ての生体の活動が鈍るため水の汚れるスピードも遅くなるのでその結果、水換えの頻度も少なくて済むということになります。

屋外のメダカビオトープが水換え不要になる理由

一定の条件が整った屋外のビオトープや池などでは水換えを行わなくても水質を長年維持することが可能です。

自然界における池や沼、川なども人の手により水換えを行うことはありませんが、綺麗な水質を維持しているものです。

その理由は微生物による有機物(生体の死骸や糞など)の分解が行われ、植物によるプラントフィルターが機能しているからです。

そのような自然のサイクルをビオトープなどにも上手く取り入れることができれば水換えを行わなくても自然と生態系が安定してくるものです。

室内の水槽飼育などでは屋外と違い、太陽光を利用することもできないうえ、豊富な微生物、その他生体の力を借りることもできません。

よって室内の水槽飼育では、水の汚れるスピードに浄化能力が追い付かなくなることが多く、そのため人為的に水質をリセットする水換えが必須となってきます。

ただ室内の水槽飼育でもネイチャーアクアリウムという考え方をもとに水槽内に水草を豊富に取り入れ、自然の生態系を作り上げる技法を用いた水槽では生体だけを飼育している水槽に比べて水換えの頻度を極端に減らすことが可能になっています。

メダカ水槽の正しい水換え方法

水槽環境の理想は自然のサイクルにより水質が浄化される仕組みですが、その仕組みが確立できない水槽では水換えを定期的に行わなければなりません。

その際、あくまでも目的は水質の浄化ですので水換えによる急激な環境変化は避けなければなりません。

急激な環境変化とは水温の変化、水質の変化、pH値の変化などが挙げられます。

これらの値が急激に変化しないように水換えは慎重に行わなければなりません。

その方法は水槽全ての水をいっぺんに変えるのではなく、三分の一程度の水を抜き、新しい水を足すなどの方法で行います。

そのような部分換水のほうが急激な水質の変化を避けられるのでメダカにとって大きなストレスにならないのです。

また水槽などでは水面近くの水質よりも水槽の底の方の水質の方が悪化しやすい傾向にあります。

その理由はエサの食べ残しや生体の糞が水槽の底に沈殿しやすく、そこで腐敗(分解)が始まるからです。

その為、水槽の底の方のゴミと一緒に水を抜くようにすることが理に適った水換え方法と言えます。

水槽の低床掃除に使用する掃除用具などを上手く利用することで水槽の底の排水を効率よく行うことができますのでそのような道具を上手く活用しましょう。

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今回は屋外でのメダカ飼育における水換えについてご紹介しました。皆様のメダカ飼育の参考にしていただけると幸いです。

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マサ

マサ

25年以上のアクアリウム経験から得た知識を多くのアクアリストに発信しています。2006年から運営しているブログは気がつけば2000万人以上の方に読んで頂いております。私の経験と知識が皆様の水槽管理のお役に立てれば幸いです。これからも有益な情報を発信していきますのでお時間がありましたらお付き合いください。

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